どこへ向かうも人混み
すごく混んだ病院。
子供と診察室へ。
別に病気ではない。
いつもの薬をもらうためのただの定期通院。
診察室の中も山のような人が立っている。
まるで学校の身体測定みたいに所狭しと並んでいる。
私の番が終わった時入れ替わりでYが呼ばれる。
あまりの人混みにYは呼ばれても入れないで入り口に立っていることしかできない。
わたしも出られない。
これからザックを背負って森に入る。
なのに私は半袖のしかも黒いTシャツを着てきてしまう。
大丈夫かなぁ。
黒は虫が寄るっていうし、半袖じゃまずいよな。
周囲を見るとやはりみんな肌をガッチリ隠してある。
スタッフはジャガイモの苗が育ってきたと棚に乗ったトレーを覗き込む。
ジャガイモなのに一つずつ育苗ポットに入れている不思議なかんじ。
種芋直植えじゃなかったっけ、と思ったが黙っている。
苗の上にはなぜか新聞紙がかけてある。
日除けだろうか?
こっそりめくると光がさして、それはそれは輝かしいライトグリーンの茎が伸びているのが飛び込んできて、愛おしくなる。
常連さんが「さあ、バスが来たよ」と呼ぶので皆について乗り込む。
バスは一旦バスターミナルへ行って乗り継ぎとなるらしい。
ターミナルはものすごく混んでいる。
人があちこちしてバスを出すのに一苦労。
なんとターミナルで降りてすぐあるはずの森へ向かうバスがもう出てしまったという。
森に向かうツアー客がこのバスに乗って乗り継ぎすることは知っているはずなのになんで先に出すんだ。
ツアースタッフの色黒の男の人がバス会社の人に食ってかかっている。
20200126




