発注と風に乗る
Gさんのデビューのためにお手伝いを買って出る。
頼まれたのではなくわざわざ。
郵便局にQRコードの入ったデザインのいいステンシルか何か? よくわからないものを発注しているのだが、出来があまりよろしくない。
模様も肝心のコードも小さすぎて、印字しても読み込めそうにない。
なんとか読み込んでも何故か管理者ページに入ってしまい指定のところにはたどり着けない。
発注し直すにはどこをどう直して欲しいかGさんと打ち合わせて明確にして伝えよう、結局手間ばかりかけることになって申し訳ないなと思いながら商店街を歩く。
夫が車を運転して息子と迎えに来る。
首都高速みたいな高い場所を走っている。
スピードの出し過ぎでカーブを曲がり損ね、車はガードレールを破って空を飛ぶ。
勢いでドアが全開になって、我々はそれぞれ一番近くのドアから空中に投げ出される。
なかなかの高度だ。
風の圧力で落ちるというより押し上げられ飛ばされていく。
後で合流できるといいが、なんて飛ばされながら呑気に考えている。
不思議なことに死ぬかもとか、怪我するかもとか、一切浮かんでいないのだ。
ただめんどくさいことになったぜと思っている。
できるだけ近くに落下したい。
夫は都内のどこかにうまく落下して行ったようだが、息子は横浜の方まで飛ばされている。
あいつ一人じゃ戻ってこれないと思って私は風を使って息子を追いかける。
息子はどこかの小学校か幼稚園か、遊具のある場所に落下する。
上手い目印があったので私も全く同じ場所に無事落下することができた。
よし。
あとはどこで合流するかだな。
20200124




