122/138
裏山の木製遊園地と面談
学校の裏山に父母たちがゴンドラとジェットコースターを作った。
木製だ。
もちろん大人気。
息子も乗りに行ってくるという。
期間限定の遊具のよう。
子供と別れたわたしは学校の面談の日程の紙をなくしていて、順番がわからないまま学校へ行く。
体育館には学童用椅子が並べられ、待つ人々でごった返している。
席にはL男の母。
通路部分に座っているのはB太の母。
わたしはB太母の後ろに並ぶ。
わたしの後ろには雪生が並んだ。
雪生はかつてわたしと数年同棲していた男だ。
そうか、雪生の娘ももう小学生になるのか。
雪生に面談時間の紙を見せてくれと頼む。
細かい表に小さな文字。
頭を突き合わせて一緒に探してくれる。
残念。
わたしは昨日だったようだ。
日程表では雪生のあとには誰もいない。
このまま待ってみようかな。
空きがあったら面談してもらえるかもしれないし。
待っている間、わたしはずっとハンカチの破れ目を触っていた。
20200119




