夢で夢見たレイナ
たんぽぽ色の服を着た人が担架の上で死にかけている。
青い顔。
小刻みに震える体。
周囲は血清を打つべきかどうかでもめている。
この注射には安全性が確保されていない。
打つことは人体実験と変わらない。
でも見殺しににする気か?
他にできることがないんなら賭けるべきだろ。
様々な声が飛び交う。
どうするのかきめなくてはいけない。
急にモヤがかかってホワイトアウトする。
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地元の友人レイナに四人目の子供が生まれたというので帰省中に訪ねることにした。
お祝いも持たずに。
レイナの家までは父に車で送ってもらう。
息子も一緒だ。
レイナのうちは四人とも女の子。
人懐こく誰とでも仲良くなってしまう息子だが、珍しく馴染めなかったらしい。
息子はもう飽きた携帯でじいじを呼び出したから帰るなどと言う。
まだお茶をお盆から下さぬうちにだ。
息子に言われるがまま父が迎えにやってきて、ほとんど話もしていないのに、退席しなくてはならなくなる。
レイナは当然けげんな顔だ。
じゃあねと挨拶を交わし息子を追って玄関を出るも、息子は父と車で出てしまった後。
そのまま公園に行きたいだの、いとこの家に行きたいだのせがんだらしい。
「アイフォンを探す」を見ると家とは違う方向、ずいぶん遠くまで行ってしまったようだ。
取り残されたわたしは仕方がないから今更だけどお祝いを買おうと思い立ち、レイナの家の斜向かいにあるちょっと大きめのスーパーに入る。
しかしそこにレイナが買い物に来ているのを見る。
気まずい。
なんとなく半額になっていたギフトセットのプリンと箱ジュースがなんかを買おうと決めるが、売り切れてしまう。
20191217




