手足を縛られ口も塞がれ座ってできることの話
脚の高い白い椅子の上で、体育座りしたまま身動きができないようにびったり全身白い風船のようなものを被り張り付かせた、人の形のものがいる。
42が34へ。
この数字は何を意味するのかわからない。
碁盤の目の位置を表すのか。
正方形タイルの敷き詰められた床のどこにわたしがあるのかを。
けれど白い椅子のあるホールには青いアラビア風の絨毯が引いてあり、床は見えない。
天井は白い球形。
ドーム型をしている。
わたしは外から見ているのかそれとも白い風船に閉じ込められた人なのか。
見えているのかいないのか、わからない。
できることはある。
まず聞こえる。
感覚がある。
わずかに透けて見える。
部屋の隅ですすわたりみたいなのがくすくす話している。
盛り上がっているのかもわっと広がったかと思うと収束する。
言語は通じないが、なにかが伝わる。
部屋には二つ松明の明かりが灯っている。
そしてわたしは被害者じゃないという意識があるから、膜を破くことは許されていないと思う。
20191215
息ができる穴はあったんだろうと思うけど、どうなっていたのかよくわからない。
こわいなー




