思考少女は床の上 “希望”
希望をもち続けている人は、とても明るい人生なんだろうな。どんな困難も、希望があるからこそ挫けず前を向いて歩けるんだろうな。
逆に、絶望している人も、ある意味美しい人生なんだろうな。この先、落差を感じることなく生きていけるのだから。
恐ろしいのは絶望の最中、希望の光が見え隠れしていることだよね。目の前に人参を垂らされた馬のような絶望と希望。
いっそのこと本当の絶望の底へ行ってしまえばいいのに、それが出来ずにさ迷う私。どちらにせよ踏ん切りのつかない私は、希望にも絶望にも見放されてしまっている。
いっそ希望なんてなければいいのに。いっそ絶望なんてなければいいのに。
こんなことを考えなければいいのにね。