いつもの日常
ある日目覚めた時にはもう私は誰かに恋に落ちていたのかもしれない。
それとも本当は友達だったのか
*
私、海神晴こと晴は最近16歳になった。
誕生日を幼馴染みで一番の友達の直葉に祝ってもらった。
「(まぁそれがなんだって話なんだけど…)」
そんなことを思いながら勉強途中のノートを閉じた。
するとスマホの画面が光り着信音が響いた
画面を見たら幼馴染みの直葉からだった。
「もしもし、すぐ?どうしたの?」
「あ!もしもし??あのさ私の友達からの頼まれ事なんだけどさー…」
と少し不安そうに言う直葉
「ん?なにー?」
「あのさ先輩に夕凪さんいるじゃん?あの人が話あるって言ってるんだけど…明日会ってくれない?」
「(夕凪さん…かなり大人っぽい人か…話ってなんだろ)」
と思いつつ言わず
「わかった、明日学校言った時に聞くね」
「うん!夜遅くにごめん!じゃあね!」
と通話が切れた
次の朝強い睡魔に少し負けながら二度寝をしようとした時に
私の母の声が響いた
内容は「早く起きてご飯を食べなさい」という内容だった
強い睡魔に勝つために私は自力で体を起こし
「おはよう…」
と呟き部屋のドアを開け下の階へ降りていった
私の母が「おはよう」といい父は無言
いつもと同じ朝だ
食パンを食べ大好きなコーヒーを飲み私は一息ついて
学校へ行く準備をし外へ出た
すると同じクラスで女子に凄い好かれているという噂をもつ
香坂まなと(こうさかまなと)さんがおどおどしながらいた
少し私は気になり
「おはよう、香坂くん」
と言ってみた。
すると
「え?!あ。あぁ…海神さんか…おはよう。」
と驚いた表情で挨拶をしてくれた
「香坂くん、なにかあったの?」
と少し興味本意で聞いてみたが「何も無いよ!」と走りながら学校へ向かった
「本当になんだったんだ…」
と本音が声に出ていた
私も学校へ足を運ぶと後ろから「晴ちゃーん!」とでかい声が聞こえた
その声は紺井芽心だった。
振り向くと「おはよう!」と威勢のいい声で言ってきた
私も「おはよう、芽心」と声をかけた
芽心は高校からの知り合いで姉がいた
姉はかなり気が強いく芽心とは正反対だった
「ねえねえ!夕凪先輩に呼び出されたって本当?」
「え?!」
と急に聞かれた為、少しびっくりしてしまった
目を輝かせながら聞いてくる芽心には私は勝てない
普通に芽心は可愛いからだった
「本当…だと思う」
「夕凪先輩は優しい人だから多分友達になってくださいとか!かなぁ?」
いやないだろう
と心で突っ込みながら歩いていると学校についた。
さぁ今日もいつもの日常の始まりだ