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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

悪魔召還

作者: アイザック

初心者です。



思えば最低、 とまでは言わないが、 ヒドい人生だった。


幼少の時に事故に遭い背中に大火傷を負った。


その火傷を気味悪がれ、 小中高とイジメを受けた。


引きこもろうかと思ったが、 生憎我が家に自宅警備員を雇う余裕はなかった。


 自分の小遣いは自分で稼ぐしかなく中学時代は本当に赤貧に喘いでいた。


 高校生になった現在は複数のバイトを掛け持ちしてある程度の余裕はある……が、 あくまでもある程度だ。


そんな生活の時に父親がリストラに遭い、 公園で佇んでる時に、 最近話題の連続殺人鬼に殺されて頭だけ残して行方不明になった。


それだけではなく母親が退職金と生命保険が手に入った途端に浮気相手と家財道具と一緒に、 自分だけを残して行方不明になった。


自分の現金まで持ってかれたのには殺意が湧いたが、 念の為に隠してた通帳が無事だったのは不幸中の幸いだ。


とりあえず今月の家賃は振り込んであるからどうにかなる。 バイトを増やさないと生活できないし学校も辞めないと……頭痛くなってきた。 悩んでいても仕方ないから古本屋のバイトに出かけよう。



これからの事を考えてたら1人の男が大量の本を売りに来た。 慌てて気持ちを切り替えて査定を始める。


かなり雑多な本の中に一つだけ他とは違った本があった。


『悪魔召還』


「すみません、 この本は古すぎて買取できないんですが」


「じゃあ処分してください」


「わかりました」


なんとなくこの本が気になって店長に頼んで貰ってしまった……


家に帰って読んでみる……何故か引き込まれてしまった。


駄目もとで試してみたくなった。 とはいえ犯罪者になるつもりはない。


近所の肉屋で豚ハツとレバーを買ってくる、 失敗しても今晩の夕食だ。


魔法陣を描いて呪文を唱える


 「エロイムエッサイム……来たれ悪魔よ!!」


半分、 いや九割がた冗談だったのに魔法陣が光り輝き1人の男が現れた。


「我は魔王バーミルド、 対価と引き替えに願いを叶えよう」


……え~と、 まさか本当に召還できるとは思わなかったんですが……とりあえず


「なんで豚ハツとレバーで魔王が召還されるの?」


「何を言っているのだ? 我は人の臓物を捧げられたから顕現したのだ。 さあ、 願いを申すがいい」


……え~と、 まさか本当に召還できるとは思わなかったんで願いを考えてなかったんだけど、 魔王が言ったことを考えると……とりあえずあの肉屋で二度と買い物をするのはやめよう……

続きません。

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