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東方兄妹記  作者: 面無し
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生まれ持ちし力

クオリティは保証できません☆


とてつもなくごめんなさい。

~黙視の家~


黙視の家かぁ・・・・これは・・・


「これは・・・あれね」


「そうですね・・・」


「すごいなぁ、改造率がやばい」


「『洞穴に壁とドアがついてる・・・家?』、かい

まぁ家と言うよりは洞穴を改造しただけだけだからね、

秘密基地に近いけどそれなりに暮らせるようにはしてあるから」


黙視は家のドアを開けて入って行った。

少しドアの周りを見て確認する。

何をって?損傷が少ないから仕掛けがないか見てたんだ。


「案の定だな、結界が張ってある、

まぁエルンの方が堅そうだが」


「これはかじった程度じゃないかしら?

私は図書館が出来るほどの本を持ってるから」


お前もすごい読むんだな。

まぁいいや、さっさと入ろうぜ。


「お邪魔しまーす」


「へぇ、中も綺麗ねぇ、天井も壁も木で出来てる」


「時間をかけて作ったからね、さ、座って」


黙視が部屋の中央のテーブルの方を指す。

遠慮なく座らせてもらおう。


「お客さんなんて初めてだよ、

はい、お茶、この奥で栽培してるんだ、『どうやって?』って?

これでも元都市の人間だからね、畑くらいなら洞窟内でも作れる」


「言葉いらずってのは便利だなぁ」


「と思うでしょ?実際は結構うるさいよ、

制御できないから終始なにか聞こえるんだ、夜寝る時なんか本当しんどいんだ」


自分の周りを跳んでいる紫色の目をつかんでもにも二と遊びながら黙視が言う。


「まぁ、俺もそういうタイプの能力持ちを一人知ってるけどさぁ」


まぁあの人のは制御できるように改造したものなぁ。

元気と言うよりもう死んでるけどね。


「『そうだ、兄さんが改造してあげたらいいんじゃ』か、

ねぇ、えっと・・・姫ちゃんだったか、そんなことできるの?

ああ、言わなくていい『大丈夫』かい?そうなの?」


黙視がこっちに視線を向ける。

まぁ不可能ってことはないけど・・・


「出来ないことはないけど・・・一応言っとくとお勧めしないぜ?

あの先輩の時はあの人の本体が能力じゃなくて人間だったからできたんだ、

あんたの場合は元とはいえ人間じゃなくて妖怪なんだから、

もしかすると制御できるようになって存在意義が不確定になり、そのまま死ぬかもしれない」


「へぇ、それは何とも難しいね、

『人間に戻してからやってみたら?』ってそこの緑の人が思ってるけど?」


幽香の事か。

うん、人間に戻す手もあるかもしれない。


「うん、それなら出来るかもしれない、

でも戻すならすぐに君の時間を止めないといけないね」


「どうして?」


紫の目と一緒にこっちを向く黙視。

いや、お目何歳だよっていう問題なんだけどね。


「俺の持ってる技だと、人間に戻したら

妖怪だったときの時間が人間の体にかかってくると思うんだ」


「『詰まるところは老人化するんですね』か、なるほど

それで、僕の時間を止めて、その間に改造を施し、

終わった後に妖怪に戻すというわけだね」


「そういうこと、いやぁ、物わかりがいい人って言うのは楽だ」


はっはっは、と談笑している周りで連れの三人が話をしている。


「今回私たち三人が出る幕って無いような気がするんだけど?」


「じゃあどうせだからあなたの魔術でこの洞窟を強化してあげたら?」


「やめと来なさい幽香、エルンに任せたらお城みたいに

物騒な物が立ち並んじゃうかもしれないわよ?」


「悪かったわね、物騒で、でもここは結界の強化と

不可視の魔術くらいで十分だと思うわ」


「「どうして?」」


「だって、彼なら敵が近づいてきても分かるもの」


「「なるほど」」


三人が家の装備の話で盛り上がっている。

それを聞いていた黙視が能力の範囲の話になったときに口を開いた。


「ごめんよ、僕の能力はレンジが五十メートルほどしかないんだ、

戦闘ならまだしも、不意打ちはそこまで近づかれてからじゃ遅いと思うよ」


「あら、そうなの、じゃあ探知もつけましょうか」


そこからまた三人が話し始める。


「スキマ落とし穴も作っておきましょうか」


「隙間空間は自由に作れる用になったの」


「・・・実はまだ不完全よ」


「ならやめときなさい」


「だってー私まだ役に立てないんだものー」


「それを言うなら私も戦闘が取り柄なのに零にとられて活躍なしよー」


む、そういえば戦闘は俺ばっかりだったな。

移動も乗り物だから妖怪と遭遇しないし。


「何か悪いことしちゃったみたいですね・・・」


申し訳ないです、と姫ちゃんが眉を八にして笑う。

よし、良い物見れたから今日はケーキをデザートに作ろう。


「そうでもないよ、だって、彼女たちは不満を言っているようで

不満をもっていないからさ、というか一人は感謝してるみたいだし、

君たちは仲が良いね」


黙視がにこりと笑う。


「特に君たち兄妹」


「何ですか?」


「妹さんは『兄さん』が思考の基準のようだ、

君も幸せだね、この子は君がそんなに好きなようだ」


ぽんっと姫ちゃんの顔が赤くなる。

その赤くなった顔を三十枚ほど頂こうか。

カメラを生産して姫ちゃんを撮る、撮る、撮りまくる。


「や、兄さん!こんな赤い顔なんて撮らないでください、

恥ずかしいですよー」


「恥ずかしそうな顔だったり照れ顔だったりするから撮りたいのさ!」


「・・・君も大概だね、しかも妹さんも結構うれしいんじゃないのかい?」


びくっと姫ちゃんが反応する。

あ、じつわうれしかったんだ、じゃあこれからはもっと撮ってあげよう!


「そ、そんなことないです!赤い顔を撮られるというのは

兄さんにといえどもけっこう恥ずかしいことでして・・・」


「『いやああ、ばらさないでくださいー!

恥ずかしいですけど・・・その・・・兄さんになら別にかまわないですし

それだけ私に夢中になってくれてるって事だから・・・あ、これは

黙視さんに読まれてるんじゃ、ってきゃああああああ』だって」


「いやああああ!!」

「いやっほおおおおおおおおおおおおおおおい!!」


姫ちゃん最高!やっほおおおおおい!

なでなでしてあげる!むぎゅーってしてあげる!

マイラヴリーパーフェクトヴィーナス姫ちゃん!


「愛してるぜえええええ!」


「え!?あ、はい私もです!」


「にぎやかだね、久しぶりだよ、こんなに騒がしいのは」


ふふふ、と声に出して笑った黙視は

さっきの笑顔より、幾分かましに見えた、少しだけどね!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~黙視の家の前~


エルンSIDE


零達が談笑をしている間に

私たちで家の改造をするといって出てこさせてもらった。


「いやぁ、それにしてもよく作ったわねぇこんな家」


「さっき見たけど台所もあったわよ」


「元人間でしょ?筋力はどうなってるの?」


「たぶん紫と同じでふつうの人間と同じよ、

紫は能力で変えられるけどね」


三人で家を眺めながら笑う。

さて、と息をついて改造しようとしたときに

後ろに気配がした。


「あー、もう、どうしてこういうときばっかりに敵が来るのかしら」


振り向いてみると群れをなすタイプの犬型妖怪。

結構な数だ。


「手こずりそうね」


幽香が傘を出しながら言う。

久しぶりに出番が回ってきたわね、と目をランランと輝かせている。


「さて、中の二人に奪われないうちにさっさと片付けましょうか」


「「もちろん」」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

零SIDE


「・・・さて、じゃあ能力は制御できる形にするの?」


「ええ、頼みますよ、この能力は相手のことを知りすぎる」


相手が痛がってる感覚なんかも聞こえてしまうんだろうな、

その代わり相手が正直に話すならその話を真摯に聞いてくれる。


「じゃあ、始めようか」


「はい」


さて、まずは時間の巻き戻しだから・・・

ん?外に何かいる。


「妖怪です、群れているタイプですね」


「兄さん早くしましょう、あの三人が出てるなら

黙視さんへの精神ダメージが強くなる」


だな、あの三人なら相手を大量にボコりまくるだろうから

黙視へ直に苦痛の意識が飛ぶだろう。


「早めにすまそう『界中時計』」


時間を操作する技だ。

黙視の時間を人間だったときまで巻き戻してそのまま止める。

・・・人間になってもそこまで変わらないな、浮いてる目が無くなったくらいだ。


「能力を完成させ、制御させる技『完結』」


黙視の能力を完成させ、制御できるようにする!


「まぁあとは戻すだけで良いから楽だ」


「そうですね、幽香さん達は・・・」


ドアが突き破られ、

一匹の犬妖怪が走り込んでくる。

あいつら防げなかったのか。


「私がやります!」


「任せた!」


姫ちゃんが犬の相手をする。

時間が止まって、停止している黙視の能力完成までの時間は

五分程度、まぁもっと短くすることも出来るけど、面倒だからやめてる。


「さて、幽香達は・・・」


とドアの方を向くのと、そいつが飛び込んでくるのは同時だった。


「ああああああ!!!」


人型になりかけの犬妖怪、狼男みたいな感じだな。


「いったい何匹いるんだ?」


『天帝玉座』・・・・ふっ、

軽く見て九十?人浪型が三十か・・・

これは突破されるわけだ。


「がああああ!!」


二匹目が乱入してくる。

ああ、もううるさいぞ!


「『出て行け』!」


言った台詞の意味をそのまま反映させる技『戯言実現』。

その昔に作ったものだ、まぁ出した途端また入ってきたから意味ないけど。


「無理矢理聞かせる命令じゃない、

ただ、自然的に、その現象が起こるだけ、

もともとのおれの能力に一番近い技だ」


にしても、この数を対処するのは骨が折れる。

出来ないことはない、不可能がないからな。

でも、周りのダメージを最小限にと言われると難しいな。

基本、俺の技は派手なのだ。


「普通に一匹づつ倒すか」


『暴君』三十倍、

目の前の人狼を蹴りによって吹き飛ばす。

と同時に黙視の調整が終わった


「ああ、面倒だ・・・・なぁ、黙視」


「そうだね、終ったの?」


「一応な、どうだ?変わった感覚はあるか?」


「うーん、読むだけじゃないね、相手に言うこともできるみたいだ」


・・・おいおいおい、それじゃあまさに

受信と発信の両方を手に入れたと言うわけか!


「じゃあ、手始めに・・・」


きょろきょろと周りを見渡す。

状況はわかったようだ。


「狼たちよ・・・『去れ』」


ごっと風が吹く。

次の瞬間には狼たちは去って行った。

さっきまで威勢がよかった奴らが、だ。


「意識と無意識を読む程度の能力改め」


にこりと黙視が笑う。

壊れそうだ、危なそうだ、だが、強い。


「意識と無意識を操る程度の能力、

僕が生まれながらにして持った能力の完成形」


そんな強い笑いに、

黙視の目に、過去が映っていた。


誤字脱字感想ありましたらどうぞ。


黙視の能力は今度詳しくここで説明します。

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