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東方兄妹記  作者: 面無し
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手加減すれば互角?

甘い・・・甘い・・・お菓子美味しい。

自分はせんべいとか羊羹とか団子とかが好きです。


あ、今回戦闘回です。

~幽香の畑上空~


「これはどうかしら?」


紫の弾幕がスキマを通り四方八方から飛んでくる。

うん、いい弾幕だ、でも・・・


「薄い」


難なくよけられる、まぁ三対一だから

後ろから絶賛攻撃モーション中のエルンのように

連携されるんだが、


「せい!」


「それもまだまだ!」


背後からの拳を体を横に倒して避ける、

そのまま受け止めて紫に放り投げた。


「ほおい!」


「ひゃあああああああああ」


そんなことをしていると頭上から傘が落ちてくる。

正確に言えば先が下に向けられているから突き刺さる形に落ちてくる。


「結香が投げたんだろうが・・・」


避けた傘はそのまま地面に突き刺さる。

柄の先から三十㎝くらいまでが埋まるとはどういう投げ方をした。


「ふん!」


「あらよっと」


まぁその後の踵落としも難なくよけたが、

おいおい、スカートだと見えるぞ?興奮しないが。


「それを待ってたわ!」


突如右にスキマが出現する。

やばいな、斜めのこの体制じゃ立て直しにくい。


「せええい!」


エルンの声と共にスキマから出てきたのは白い槍。

紫に中継でもしてもらったんだろう。

避けられないなら・・・


「防ごう、『矛盾』」


「私の攻撃が防がれると言う未来の項目を削除」


矛盾が消え去る、ヤバッ


「ぐっ」


右肩に槍が突き刺さる。

怪我を与えたやつは大勢でかかってきたとしても珍しい。

俺にこの世界で怪我させられたのは尾都たちが二桁入るか入らないかくらいだったか。


「「よし!!」」


「よくやった」


エルンと紫がガッツポーズをする。

それをチラ見しながら槍を引き抜く、すぐさま血が止まった。

『暴君』や『革進』などは身体機能も強化対象に入っている。

ふさがらないまでも血はすぐ止まる。


「返すよ」


そのまま紫たちの方に投げてやる。

だがその槍は幽香によってたたき折られる。

おい、その槍結構速く投げたんだぞ?


「あら遅いわねぇ、こんな速度なのかしら?」


・・・・はぁ、ちょっとあなどってたかなぁ?


「あらあら、二つしか技を使えなくなったら

まさしく赤子のように簡単になったわね」


「さっきのスキマ配置は結構よかったみたいね、

ていうより、霊力で飛べると言うからには元からの霊力の値も大きいのかしら?」


「おそらく歳よ、歳の大きさで大きくなるの、

そんなのより、これなら勝てるんじゃないの?」


「・・・おいおい、好きかって言ってくれるじゃないか

ガキンチョ、忘れてんのか?俺はまだ矛盾を盾しか使ってないぜ?」


『矛盾』矛・・・

地面からニュっと槍が出現する茶色い柄に

刃の根元に紅い紐が付いた槍だ。


「へぇ、それがどうしたのかしら?」


「これは矛盾と言うなんでも貫く槍というだ」


「でも、なんでも貫くならそれ一本でいいじゃない、

なんでグングニルとかあるのよ」


最後まで聞けよ紫、それはちゃんと説明してやるから。


「この槍が貫くのは物体よりも魔術よりなんだよ」


「「「つまるところ?」」」


「魔術などの干渉を貫き、魔法壁を貫くことに特化してる槍だ、

妖術や何かも含むな、もちろん単体の持つエネルギーは普通じゃないが」


「じゃあどっちにしろチートじゃない」


「グングニルより威力は強いが永久追尾じゃないんだよ」


なるほど、と三人が頷く。

因みに俺がよく使うのはグングニルの方だ。


「じゃあ、再開だな」


「「「ええ」」」


三人が消える、いや、消えると言うか紫はスキマに入っただけで、

幽香は高速移動しただけ、エルンは瞬間移動の魔術を使っただけだ。

それに、


「それじゃあ俺に追いつけない」


頭上からの傘を槍ではじき目の前から出てきた弾幕を払う。

ついでに小さい図体を利用した下からのアッパーを避けて、

それによって体勢を崩したところで


「せえええええい!!」


幽香が後ろからレーザーを放った、

だけどそう何度も崩れたところを無防備にする俺じゃない。


「『矛盾』」


今度は俺の背中から槍が出現する。

地面からしか出てこないとは言ってないからね。

そのまま背中に槍をあてがって、レーザーを切り裂いてやった。


「背中にある槍がどうして落ちないのよ・・・」


「それはあれだろ、レーザーの威力で俺の背中に押し付けられてるから」


「なんで突き刺さらないのよ」


「切り裂いてるから受け流してる分があるのと、俺自身の強度」


「「「チートめ!」」」


「褒め言葉だ」


じゃあ反撃でもさせてもらうかな。

足に力を入れて駆け出す。

まずはまだ戦闘を初めて経験の薄い紫から。


「ふっ」


紫がスキマに入ったときだ、

その隙間が閉じる前に侵入させてもらう。

出口に移動しようとするところで・・・


「動くな!」


「!」


首元に槍の切先をつけさせてもらった。

まずは一人目だ。


「紫は退場な」


「・・・わかったわ」


はぁ、とため息をついて紫がスキマから出る。

ついでに俺も出させてもらった。

そして出た少しもしないうちに移動する。

次の時にはそこを白い槍が通って行った。


「おしい!」


エルンがそう言ってもう一度槍を投げてくる。

避けようとすると左右に幽香の弾幕後ろからは幽香本体。

上下は・・・そっちはエルンの弾幕か。


「六方封じ?いや、そんな言葉はないんだが」


「せえい!」


後ろからの幽香の攻撃を槍で受ける、そのまま槍の檻に入れさせてもらった。

このままだと弾幕と槍に当たるな、防ごうにも盾はエルンに無効化される。


「まぁ、防ぐんじゃなくて壊すからいいや」


俺の周り三百六十度から槍が無数に出現する。

こいつで全部壊してやる。


「あなたの周りの攻撃が壊されると言う未来の項目を潰す」


槍が消える。

本当に厄介だね、でも甘いよそれで消せるのは一回だけだ。

もう一回消すにはもう一回消すと言う手間をかけないといけない・・・なら


「もう一回出せばいいんだよ」


「くっ」


なんそうにもわたって槍を出現させる。

エルンは順次消していくが俺が槍を作る方が速い。

なんでかっていうと、そりゃあ未来干渉なんてたいそうなこと

そう何度も高速で出来たら怖いでしょ、それに特化してるならともかくね。


「さて、幽香」


「何よ、この檻、壊しても再生するんだけど?」


幽香が檻の中から睨んでくる、怖い怖い。

まぁ再生するって言っても再生成してるだけだけどな。

因みに、俺が槍を生成できるのは半径二メートルくらいの間だ、

このボールは後ろから新しい槍で押し出す形に作ってる。


「さてこの空間は俺ら二人だけ、エルンは外で足止めくらってる」


にやりと笑ってつづける。


「単身で肉弾戦でもしてみる?」


「・・・・・やめておくわ」


幽香がため息をつく。


「さっきから三人で攻撃してるのにまともにあたったのが一発だけなんだもの

今更一人でやって当たると思えないわ」


「うん、いい判断だ、じゃあ結香は退場ね」


そのまま紫の基へ転送してやる。

さて、この槍のボールの中から外の様子はわからない。


「エルンもこのボールが存在したままと言う未来を潰せばいいのに」


少し抜けているんだろうか。

まぁいいや、どっちにしろまだエルンが来ていないことは確かだ。


「さて、どうしようかn・・・」


「いいこと教えてくれたわね!」


周囲の槍が一気に消える。

どうやって聞いたお前、どんな聴力してやがる。


「魔術の心得があるのを忘れたかしら?聴力くらいいくらでも強化できるわ!」


「おーそりゃあどうも」


じゃあ一対一だな。


「まぁ早速だが、消えろ」


地面から槍が出現する。

それを両手に持って投げるように構える


「そんなもの消しつくしてあげるわ!」


槍を投げまくる。

おそらく常人の時なら槍の壁にみえるような槍の弾幕を。

そしてエルンはそれを消すと同時に撃墜する、

常人の時なら腕が消えて見えるだろう。


「だが・・・」


投げた槍を能力で止める。

何で止めたかって?勝負がついたから。


「・・・・」


エルンが青い顔をする。

その腹には長い長い槍の穂先が引っ付いていた。

半径二メートルには入っていない、どうやってそこにつけたかって?


「簡単なことだ」


長い槍を消して

ニヤニヤしながら

ゆっくりエルンに近づく。


「超高速で槍を投げる俺と、それを叩き落とすお前、

お前と俺は拮抗しているように見える」


目の前に来た時に槍を消しながらエルンの頭にポンと手を置く。


「なら、さっき幽香のレーザーを防いだように、腹からも槍を出したら?

しかも切先をお前に向けて、超特大の奴を伸びる形で生成すれば?

答えは簡単、伸びようとする力は切先がついているお前の方に伸びれるからお前の方に伸びる

あとは俺は踏ん張ってるだけでいい、お前に刺さるからな」


紫と幽香の基に自分とエルンを転送して笑う。


「さて、ガキンチョども、次は手加減なしでやったらどうなるか試してみないか?」


「「「遠慮するわ」」」


「うん、無理」


三人の断末魔が二秒ほど聞こえた


―――――――――――――――――――――――――――――――――――

~幽香の家~


「「「「ただいま~」」」」


俺と泥だらけの三人が家に入る。

テーブルにはクッキーとマカロンとスコーンが入った皿と、

おせんべいとおはぎとみたらし団子が入った皿。

最後に二つに挟まれるようにケーキが五つおいてあった。


「この大量のお菓子・・・だったっけ?どうやって用意したのかしら」


「それによく見てみなさい」


紫がケーキの方を指す。

そこには一つで大きいのが置いてある。


「あの一番大きいケーキの上のチョコレートプレート、

『兄さん(はあと)』って書いてあるわよ?」


三人の目が一気に俺に向く。

こっち見んなよ、照れるじゃねーか。


「あ、兄さん達だ、お帰りなさい」


台所から姫ちゃんが出てきた。

ニコニコ笑顔だ。


「まぁいいか、この兄妹なら何でもできる気がするわ・・・」


「そうよね、この兄妹に常識を求めちゃいけないのよ・・・」


「このお菓子もどうせ地熱コンロとかいろいろ作って

料理できるところを増やしたんでしょ・・・」


「流石姫ちゃん!今日も完璧なお菓子だよ!」


「もう兄さんったら、褒めても抱き着きくらいしかないですよ?」


「それがいいんじゃないか!」


「もう・・・」


「「『イチャイチャイチャ』」」


「「「・・・・何この空間・・・『甘い』・・・『甘い』わ!!!」」」


あ、その後は普通に皆で食べたよ?

誤字脱字感想あれば書いてください。

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