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東方兄妹記  作者: 面無し
13/138

紅の城主の間違い

誤字脱字感想あれば書いて下さい。

~紅い城門前~


零SIDE


紅い城か・・・目に悪いことこの上ないな。

そして『隠者必視』で見てたからいいけど・・・

視覚術式が掛けられた罠が多いな、このまま入れば八つ裂きだ。


「まぁ俺と姫ちゃんは問題ないだろうが」


「どうかしたんですか兄さん?」


俺の隣の姫ちゃんがきょとんとして聞いてくる。


「ん?罠だよ」


罠の詳細を全員に話す。

対処法は別として一応言っておいた方がいいと思ったからね。


「で?どうやって入るのよ?」


「決まってんだろ紫、正面から入るよ」


「正面からって・・・それは危ないってあなたが言ったんじゃないの?」


幽香が反論してくる。

問題はない、つまるところは罠さえ回避できればいいんだろ?


「じゃあ全部吹き飛ばせばいい」


手を前に構える、これはおなじみのあの極太レーザー。

レンジ調節しないと放出速度の関係で大気圏を突き抜けるチートレーザーだ。


「『流星の尾』」


赤いレーザーが門前を突き抜けていく、

罠なんて脆いものは簡単に吹き飛ばして。

・・・綺麗に門まで罠が無くなったところの感想は、


「うん、すっきりした」


「さて、皆さん行きましょう」


「このすっきりし過ぎた状況を見ておかしいと思う私は異常?」


「大丈夫よ紫、私も同じことを思ってるわ」


紅い城に突入ー!


―――――――――――――――――――――――――――――――――


中に入った、紅いな、どこもかしこも紅い。

松明の明かりに照らされて紅の床に敷かれた黒いレッドカーペットが照らされている。

この城は石造りの城だったんだな、外壁は紅いセメントのようなものが

塗られていたけど、中は紅いレンガつくりだ、と言うかこんなレンガどこにあったんだ?

家用として印象的なオレンジ色のレンガとは程遠いぞ。


「珍しいね、ていうより当たり物件じゃないか?」


「ですよね、紅いレンガなんて初めて見ました」


「のんきなこと言ってるけど城主が起こってないか心配だわ」


「怒ってるでしょうね、こんな荒っぽいお客に激怒してるかも」


さてさて探検しようか!

うふふ、小学生みたいな感覚だ!


「さて行こう・・・ん?」


カチリと何かを踏む。

瞬間、全員の足もとに魔方陣と巨大な穴が出現した。

やばい、『隠者必視』外してたんだった。

穴が俺達を吸い込む、飛行で回避できないようにするんだろうなー、

え?俺は抜け出せるんじゃないかって?面倒だろ。


「スカートが~!」

「おおお!ナイス荒っぽい風!」

「「あなたたちは心配してえええええええええ」」


―――――――――――――――――――――――――――――――――


穴を落ちて行くと出口が見えてくる、

落ちている間にわかったことだがこの穴は空間を繋ぐ魔術のようだな。

出口から出ると床が下の方にある、つまりは天井から出てきたようだ。


「よっと」


地面に着地するついでに姫ちゃんを受け止める。

後に二人?自分で何とかするだろ。


「物騒な移動のさせ方ね~」


「きゃあああああああああああ」


幽香が飛行しながら出てくる。

紫はパニックでうまく飛べずに落ちてきた。

・・・・仕方ない


「ふっ」


「ひゃう!」


落ちてきた紫を受け止めてやる。

面倒なことさせやがって・・・


「怪我は?」


「ないわ・・・ありがとう」


「どういたしまして」


そっと紫を下す。


「さて・・・此処は?」


周りを確認する、紅い床に松明は変わっていない、そして黒のカーペットも。

ただ今回はカーペットの先に階段がありその上に大きな椅子があることが違っていた。


「ようこそ私の城へ、随分荒っぽい入城の仕方ね?」


椅子の方から声が聞こえる、

上から人を見ている口調で女の声だ。

全員の空気が少し変わる。


「よう?お前は?」


「あら?こういう時は自分から名乗るのが礼儀ではないかしら?」


「・・・神谷零だ」


「そう、そちらの方は?」


「神谷神姫です」


「八雲紫」


「風見幽香よ」


上から見下されているのが口調からすぐわかる。

プライドが高いんだろうなぁ、そして・・・おそらく俺が一番嫌いな人種だ。


「さぁ名乗れよ」


「良いでしょう、私はエルン・スカーレット、

この紅魔城の城主にして魔術師、紅の吸血鬼よ」


名乗ると同時に暗かった椅子の付近の松明に火がともる。

現れたのは金髪の美人、白のひらひらが付いた紅いドレスを着ている。

羽は悪魔の羽に色とりどりの結晶が引っ付いている感じだ。


「さて、今日は何の用かしら?」


「いや、特に用ってものはないさ、

強いて言うなら珍しいものを探してるってところか」


「へぇ、珍しいもの、それは見つかった?」


見つかったよ、紅も紅、真っ紅な城を見つけましたよ。


「ああ、見つけたよ、他人を下に見ているかわいそうな奴もおまけでついてきた」


その言葉にエルンは笑顔で返してきた。


「それはよかったじゃないの、下級種族の人間がよくやったものね」


「それはどうも、それにしてもほとんど一色だけの城なんて

趣味の悪いものを見つけたもんだと思わないか?」


「あら、それは残念だったわね、

まぁ野蛮なものにはこの素晴らしさはわからないでしょうね、

やはり存在と言うのは育ちで決まる物だからかしら」


「そうみたいだな、本当に素晴らしいと思えるものがわかるのは

やっぱりもっとオープンであるべきだよな、過剰な防衛手段は

バカの極みでしかない」


「「・・・・・・・・・・・」」


此処までお互いに笑顔しか顔を見せていない。

周りの皆はエルンを俺と一緒に見ている。


「一回死んでみるかしらこの虫けらが」


「あいにく死ねない性質でね、

その代わりと言っちゃあなんだがその根性でも叩き直そうか?」


「遠慮しておくわ、下等な者の根性なんて腐ってそうだもの」


「ほう」

「へぇ」


バチバチと視線の火花が飛ぶ。

そうしていると、姫ちゃんが口を開いた。


――――――――――――――――――――――――――――

幽香SIDE


「兄さん、此処には喧嘩しに来たんじゃないですよ?」


神姫が零に注意する。

零は仕方ない吐息をついた


「わかってるよ、向こうから来ない限りは攻撃しないさ、多分」


最後の部分が妙に不安ね。

まぁ個人的には私も彼女のあの性格は嫌いだわ。

全てを下に見る彼女はプライドが高いのかもしれないが

高すぎるプライドは醜いだけだ。


「エルンさん、私たちは喧嘩しに来たんじゃありませんよ、

すぐ帰りますし、そう怒らないでください」


神姫がエルンに向けてそういう

神姫の言葉はしっかりしていた。


「ふん、小娘が言うわね、

ほら、虫けら、そこの小娘がすぐ帰ると言っているわよ」


零に向けて言った虫けらという言葉を聞いた瞬間に

神姫の雰囲気が変わった。


「虫じゃないです、兄さんは神谷零です」


少し語気を強めて神姫が言う。

自分の兄が下に見られるのに我慢が聞かなくなったようだ。


「野蛮を野蛮と言って何が悪い?

性格が荒っぽい粗悪な者どもにピッタリではないか」


「・・・この際だから正直言います、

私はあなたのその性格が嫌いです、大嫌いです、

他を見下すことしかできないあなたが、

無知を知らずに自分を最上とするあなたが、

兄さんを虫扱いしたあなたが大大大大嫌いです」


「私が無知?無知と言ったか小娘?」


エルンの怒りが表に現れてくる。


「その通りです、あなたは何も知らないです」


神姫はしっかりと返す。

零は、少し目からエルンへの興味っが失われた、

感情のこもっていない目を向けている。


「貴様ごとき小娘が私を無知と言うのか!」


エルンが怒りを表にしながら言う。

もう少し言われれば何かが切れそうな顔だ。


「そうです、私ごときにあなたは無知と言われるのです」


「小娘が貴様ごとき地を這いまわる下種の分際でこの私を愚弄するな!」


エルンがキレることで空気が揺れる。

そして動いた瞬間零の目に一気に火がともった。


「黙れ」


その一言で動いた空気が凍りつく。

その眼は何も生き物は見ていない、潰す事が確定した物を見る目だった。


零「・・・・・・・」


作「あの、零君?」


零「・・・・・(ギロリ)」


作「あ、ごめん」


作「今回は自分一人でやりますね」

「今回出てきたエルンはワルキューレのエルルーンが名前の基です」

「作るのに手伝ってくださった方に感謝です」

「零君が今回怒りましたが理由は分かっているかと思います・・・多分」

「次回はおそらく戦闘パートです」


作「これからもよろしくお願いします!」

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