プロローグ
誤字脱字感想ありましたら遠慮なく書いてってください。
よろしくお願いします。
ある風が気持ちよく吹き抜けている広い草原、
いつもは違う生き物がいるであろうそこは珍しくなにもいなかった。
それは偶然ではなく必然、何故なら彼が起こしたことだから。
「よっと」
突如草原に出現した扉から一人の少年が出る。
この草原に今日一日他の生き物が近寄らなくした張本人。
「ほらおいで」
「はい」
彼が扉に向かって手を伸ばすとその手を握ってもう一人少女が出てくる。
現代人が見れば誰しも可愛いと言うであろう黒髪の少女だ。
「ここはどこですか兄さん?」
少女が周りをきょろきょろと見渡す。
「ここか?此処は・・・東方って言うゲームの世界みたいだな
しかも恐竜の時代」
彼ら転生者というもの。
今までいくつかの世界をわたってきた。
「そうなんですか、あ、そうだ住むところはどこですかね?」
「ん?なんか人の住んでるところが近くにあるみたいだけどね」
あっちだよと少年が指を刺した方向には森がある。
その向こうに少し煙が見えている。
「どんな感じですか?」
「時代が恐竜の時代なのに、人間がいるとはね、
しかも前の世界並みに進んでるとは・・・」
「行きましょうか」
「そうだね」
少年が少女と手を繋いで煙に向かって歩く。
「さて、今回はどんな奴らがいるのやら」
楽しみだ、と少年は少し笑って森へ入って行った・・・