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笑いびと。

作者: 七瀬
掲載日:2026/04/14





“笑いびと。“




私の彼氏は、“今までの彼の人生の中で誰かに怒った事が一度もない!“

そもそも怒り方が分からないのだ!

そんな彼だから、怒れない分ヘラヘラと何時も面白くもないのに笑っている。

彼は職場の人達から、“笑いびと“とあだ名まで付けられそう呼ばれていた。

ただ彼の職場は凄くイイ人達が多いのか?

彼をイジメる人は誰一人いないし、彼を心から笑いびととして認めている

人達が多いのだ!

特に会社の社長が彼を物凄く気に入っていて、何時も笑っている彼を可愛が

ってくれている。

決して何をしても怒らない彼を職場の人達に見習ってほしいと朝礼で必ず

言うぐらい職場の人達からも彼はイイ見本になっているのだ!




『”今日も佐野くんを見習い、いつも笑顔で怒らず焦らず慎重に

対処しましょう。“』

【はい!】

『じゃあ、佐野くんからみんなに一言お願いします!』

『”今日も笑顔でいきましょう。“』

【はい!】

『じゃあー今日も一日頑張るぞー!』

【YES】




・・・朝の朝礼はいつもこんな感じからはじまる!

そして私と彼は“この職場で出会った。“

私が先にこの職場に居て、彼はそれから半年後に入って来た。

その当初から彼は、“笑いびとだったのか?“

いつもニコニコして、感情のコントロールができているのか?

決して怒らず丁寧にどこが悪かったのかを説明して聞かせるタイプの人。

だから職場の人達も彼が逆に何をしても怒らない事を心配しているわ。




『”少しは佐野くん怒った方がいいんじゃない?“』

『なんだか心配!』

『ウチの職場の人達はみんな、笑いびとの佐野くんの事を理解してる

けど、一歩外に出たら? やっぱり悪い人たちもいるからねぇ~!』

『そうそう、笑いびとの性格の良さはみんな知ってるけど? 他の人は

知らないから心配で仕方がないの!』

『佐野くんが何か外で悪い事に巻き込まれないか心配で心配で。』

『笑いびとは、本当に性格良すぎだからさ~』

『・・・ぼ、僕は大丈夫ですよ。』

『佐野くんはそう言うけど? みんな心配してのよ!』

『心配してくれている事は本当に有難い事ですけど、やっぱり僕は僕で

もう大人だし、自分の事は自分で守っていくつもりなので大丈夫です!』

『まあ~案外! 笑いびと、しっかりしてるから大丈夫か。』

『でもなんかあったら直ぐにみんなに言いなさいよ。』

『はい。』

『”佐野くんはうちの職場みんなで守るからさ!“』

『ありがとうございます!』

『笑いびと、いい人過ぎなんだよ~』

『あはは~それは褒め言葉かな?』

『そうだよ、みんな笑いびとが大好きなんだからね!』

『うん。』

『”なにがなんでも佐野くんはみんなで守ってあげる!“』

『そんな風に想ってもらえてる事が何より僕は嬉しいです。』

『そういう笑びとが好き!』

『そう言われると照れますな~』

『本当に佐野くんはいい人よねぇ~!』




正直、こんなに職場の人達から愛されてる人って私は初めて見たわ!

だから私は、“笑いびとである彼と付き合いたいと想うようになったの。“

彼の優しさが、“ウチの職場の人達みんな知っている事!“

こんなステキな職場、他にはないでしょ!



だから私は思い切って彼に【告白】して付き合ってもらったの。

彼は屈託のない顔で“私と付き合いたい“と言ってくれたわ。

この時だけは、“彼は笑顔じゃなかった。“

またそれも彼を信用できたのかもしれない!

もし? ヘラヘラ何時ものように“私と付き合いたい“と言っていたら?

今彼と付き合っていなかったかもしれないし......。



ただ彼と付き合い出して分かった事があるわ。

彼と二人で居ても、“彼は何時もと変わらず、笑いびとだと言う事。“

私は何時もと何も変わらない彼が好きなんだと思う!

飾らずありのままの彼をいつも私に見せてくれる彼とこれからも一緒に

居たいと想っているのよ。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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