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BATTLE SLUG -最強決戦兵器メモリア  作者: 昼間 ネル
第一章 地球の鼓動 編

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第2話 完全心臓(パーフェクトハート)

鋼鉄の体、そして少女の心。

失われた記憶の断片が、地下深くで眠る銀色の機体と共鳴する時、止まっていた運命の歯車が再び回り始めます。

孤独な少年カイと、機体に魂を宿した少女ユナ。二人が一つになる瞬間、絶望に染まった世界にどのような光が灯るのか。

魂が震える、鋼鉄の戦記をここにお届けします。

地下深く、そこには地上の喧騒とは無縁の、静謐な空間が広がっていた。


薄暗闇の中で、一点。心臓の鼓動のような、淡い光が脈打っている。

「……温かい?」

吸い寄せられるように歩み寄ったカイの前に、それは巨神が立っていた。


鈍く銀色に輝く装甲。機体であって機体ではない、まるで鋼鉄を纏った人間のようなシルエットを持つ人機――「メモリア」。


その胸部、クリスタル状の装甲の奥で「ライブ・コア」が拍動していた。

『カイ……?』


脳内に直接、鈴の音のような少女の声が響く。

「誰だ……? うぅ……?」


記憶の断片がフラッシュバックする。少女の笑顔。崩れる街の姿が蘇る。

「…っ痛、また。ユナ?……。」


メモリアの核には、少女、ユナの魂を宿した**「完璧心臓パーフェクトハート」**が組み込まれていた。


「記憶が曖昧で分からないけど…お前が……俺を呼んだのか?」


カイが機体に触れた瞬間、銀色の装甲が激しく光りだをめした。ライブ・コアが歓喜に震え、膨大なエネルギーがシステムを駆け巡る。


地下深くの格納庫が、「ヴォイト」の猛攻によって崩落を始めた。

迫りくる脅威。絶体絶命の瞬間、無意識に鉄梯子を登っていった、その時ハッチが開き、導かれるようにメモリアのコックピットへと飛び込んだ。


「すげぇ!何だこれ?動くのか?これが、レバーで

…動け……動いてくれ!」


カイが操縦桿を握ると、ライブ・コアから眩い光が溢れ出した。

モニター画面上にMemorialの表記が出た。


カイ「メモリア?名前メモリアって言うのか?」


すると心臓の鼓動がカイの心拍とシンクロし、光り輝いた。感覚が機体と一体化していく。


「すげぇ、身体が憶えてる。勝手に動く感覚だ。ライブ・コア、臨界突破! メモリア、起動!!」


すると、背装甲、脚のヴァーニアが噴射し、爆発を帯びた衝撃波で、上昇する人機は地下の岩盤を切り裂いて、銀色の影が地上へと飛び出した。


蠢く宇宙怪獣達が。こちらに気づいた。


「先ずは、こいつら、倒す!行くぞ!!」

こうして、「メモリア」の戦いの火蓋は切られた。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

今回、特にこだわったのは「機体とのシンクロ」の描写です。ただ操縦するのではなく、カイの心拍とユナの鼓動が重なっていく過程を大切に描きました。

地上へ飛び出した銀色の影――メモリアが、これからどのような戦いに身を投じていくのか。二人の旅はまだ始まったばかりです。

次回、加速する物語をどうぞお楽しみに

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