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異能者恋物語  作者: 蒼月憂
第3章 新たな日常
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第36話 アンジュとアレックス 前編


「はぁ~……」


 さらに数日が過ぎたある日の放課後、私は委員会の仕事で図書室にいる。仕事と言っても、本の貸し出しと返却の手続きや返却された本の収納、新しく入った本の分別とラベリングと収納をするくらいだ。しかも、今日は特に新しく入った本は無いので本当にのんびりとしている。しているんだけど……。


「ユリ。俺と一緒におしゃべりでもしようよ」

「……図書室ではお静かに」


 そうなの。相変わらずアレックス君が所構わずアプローチしていて、今日もわざわざ図書室まで来ていた。しかもずっとカウンターにへばりついている。あまりカウンターに人がいないとはいえ、彼のお誘いはダメだ。


「あのね、アレックス君。一応、私は仕事でここにいるの。しかも図書室は基本的に私語厳禁なの知っているでしょう?」

「そりゃあね。でも、こういう状況でもない限りゆっくり話せないじゃないか」


 まぁ、普段の休み時間とかはのらりくらりとかわして逃げているからねぇ……。分かってやっているのかと私は大きくため息を吐いた。


「――あの」


 アレックス君の後ろから声がして顔を上げると、1人の女の子が立っていた。


「あぁ、すみません。借りますか? 返却ですか?」

「借りたいです……」

「では、こちらに本をお願いします。……アレックス君、そこズレてあげて」

「OK」


 アレックス君が少し移動すると、その子は2冊の本を出してきた。

 貸し出し手続きは、本の裏表紙の内側にある貸し出しカードに名前とクラスと日付を書いてもらってから、こちらに本と一緒に渡してもらう。私はカードを見ながら貸し出しノートの今日の日付の所に貸し出す本と借りる人の名前、クラスを記入する。預かった貸し出しカードを本に戻してから借りる人に渡すんだ。それで、返ってきた時にこのノートとカードの記入した欄に「返却済み」のハンコを押して本と一緒に預かって、後でまとめて本棚に戻す。さらに、返却日の放課後までに返却していない人を書き出して、翌日にその日の担当の人が図書室前の掲示板に「返してください」のお知らせを出すまでが一連の作業になる。


「――返却日は2週間後になります。それまでに返却をお願いしますね」

「はい」


 いつもの決まり文句を言って女の子に本を差し出した。女の子は本を受け取ると、軽くペコッと頭を下げて図書室を出て行った。私は記入したばかりのノートをちらりと見る。


「(今の子、いつもの藤崎鈴音さんか)」


 今の藤崎さんは私が担当の日によく来る子で、結構頻繁に本を借りていく。黒くて長いストレートの髪が良く似合っていて、あまり表情豊かではないんだけれど、凄く可愛らしい子なんだよね。2年L組で茶色の制服だから「執事・侍女クラス」だと思うんだけど、アオと同じくらい小柄で華奢だから、体力的に大丈夫なのかなぁって密かに心配になっているんだよね。あのクラス、結構体力的にも身体的にもしっかりしていないと大変なクラスだからね……。

 そんな事を考えていたら、藤崎さんが借りて行ったのを皮切りに次々に借りたり返したりする人がドッとカウンターに集まってきた。


「(みんなアレックス君に遠慮して来られなかったんだ……! 本当にごめん……!)」


 心の中でみんなに謝り倒しながらせっせと貸し出し・返却の手続きを進めて行く。20分ほどすればその波も落ち着き、丁度図書室を閉める時間になっていた。閉めの作業を終えたら、後は職員室に図書室の鍵を返すだけだ。


「ねぇ、ユリ。この後何も予定がないなら、俺とデートに行こうよ」

「行かないです……」


 まさかの職員室にまでついて来た挙句、なんか言っている……。今日は帰ったら匡利と家の図書室で勉強する約束しているから早く帰りたいの! 最近授業に集中できなくて、家で勉強するしかないからね!


「つれない事言わないで、王都を案内して欲しいんだよね」

「それなら、誘えば喜んで案内してくれそうな子が他にいるじゃない」


 アレックス君、留学してきてから色んな女の子に人気で、すでに何人かから「一目惚れしました」って告白されているんだよね。断っているらしいけど。


「俺はユリと行きたいんだよ」

「……どっちにしても案内なんてそんなにできないよ……」


 できても学校か家周辺か、後はギルド街くらいかな。それ以外の場所はそもそも私はほとんど分からないし、迷子になるから1人で行くなって言われているし……主に匡利と慶人から。私だってアレックス君を巻き込んでの迷子は全力で避けたい。絶対帰れないじゃない……。


 ひとまず職員室に鍵を返し終えて、私は帰ろうと廊下を進む。もちろんアレックス君も後ろにいる。そもそもアレックス君は帰らなくて良いのかな……。

 何度目か分からないため息を吐いていると、廊下の角の向こうから人の声がする。しかも、あまりいい感じがしない。何だろう?


「――いい気になってんじゃないわよ!」


 角を曲がろうとした所で、そんな声が聞こえてきた。アレックス君にも聞こえたみたいで、私たちは思わず立ち止まって顔を見合わせる。それから、そっと向こうを覗き込んだ。


「……あっ」


 どちらからともなく小さな声を上げた。そこにいたのは何人かの女子生徒に囲まれるアンジュがいた。しかも、彼女を囲んでいる子たちに私は見覚えがあった。


「な、何で宮岸さんのシンパがアンジュを……?」


 思わずそんなセリフを言うと、アレックス君が首を傾げる雰囲気を感じた。


「ユリ、知り合い?」

「……知り合いとも言いたくない関係の人たちかな」


 その言葉で何かを察したのかアレックス君はそれ以上何も言わなかった。それよりもアンジュの方だよ……。とりあえず止めに入ろうと動こうとしたら、横にいたアレックス君が首を横に振った。


「しばらく様子を見よう」

「でも……」

「アンジュなら大丈夫。……こういうのには慣れている」


 そう言って苦笑いするアレックス君。……あぁ、なんとなく分かったよ。留学前にもこういう事があったのね。ひとまず、アレックス君が言うようにしばらく様子を見ることにした。


「――普段から佐塚くんにベタベタとしているだけでも目障りなのに、挙句倶楽部にまでやって来るなんて……!」

「図々しいにもほどがあるのよ! おまけに梨香子様がお話しているのにそれを邪魔するだなんて!」

「迷惑がられているのが分からないの!?」


 ……わぁ、倶楽部にまで行ったんだ。アレックス君は委員会の仕事にまでついて来たし、本当に似た者兄妹。さすが双子。正直匡利が迷惑がっているのは事実なんだけど、かといってあの子たちが言う事でもない気もするしなぁ……。と言うか、アンジュに邪魔された時の宮岸さんを見てみたかったな、ちょっとだけ。


「いい? これからは佐塚くんに近づかないこと。それから気やすく話さないのよ。もちろんベタベタするなんて以ての外よ!」

「これ以上迷惑をかけない事ね」

「逆らったら、どうなるか分かっているんでしょうね……?」


 ……お、女の子なのに随分とドスの利いた声……しかも威圧感半端ない……。これはアンジュも逆らえないんじゃ……。

 そう思ってアンジュを見ると、なんと彼女はキョトンとして首を傾げていた。


「――どうしていけないの?」


 初めて開いた口から放たれたのはそんな一言だった。あまりにも予想外な言葉に私は開いた口が塞がらないし、シンパの子たちもたじろいだ。唯一、彼女をよく知るアレックス君だけが声を押し殺して笑っていた。


「ど、どうしてって……」

「そ、そんなの決まっているでしょう? 佐塚くんにはもっと相応しい人がいるの!」

「美しくて頭もよく、とてもお優しい梨香子様という方がね!」


 どうだ、と言わんばかりに胸を張っているけれど、多分アンジュには効果がないよ。というか、美人なのも頭が良いのも分かるけど、優しいかな? あの人……。もしかしてシンパの子たちには優しいのかな?

 案の定、アンジュはますます分からないと言いたげに眉を顰めている。


「リカコ? その人はアキトシの彼女(ガールフレンド)? それとも婚約者(フィアンセ)?」

「そ、それは……」

「ま、まだ(・・)違うだけよ! でも、いずれは……」


 まだって……いずれはって……。そこまでの事を考えているんだ……。

 ちょっとげんなりとした気持ちになっていると、アンジュはクスクスと笑い出した。


「それなら、私だってアキトシに相応しいわ。そうじゃなくて?」


 思いもよらない言葉にシンパの子たちはギョッとしてアンジュを見る。一方でアンジュは楽しいと言わんばかりに笑っていた。


「なっ、何を……! あんたが相応しい筈がないでしょう!?」

「え~? でも、アキトシに相応しいのは頭が良くて、優しくて、美しい子なんでしょう? それなら、私だって同じよ」

「……はぁ?」


 怪訝そうなシンパの子たちに対して、アンジュはニッコリと笑って胸を張った。


「私、頭はとっても良いのよ。だから交換留学でこの国に来られたわ。性格だって、私は優しい子だってアレックスがいつも言ってくれるもの。……そして、私はとても美しいの。祖国では『生きた宝石』と言われていたのよ」


 そう言うアンジュは確かに綺麗だ。その言葉には説得力がある。だからこそシンパの子たちは返す言葉がなく、その代わりに酷く逆上した。


「黙って聞いていれば……っ!」


 その言葉と同時にシンパの1人が手を振り上げた。


「(あっ、これはダメなのだ)」


 そう思ったら自然と体が動いて、アレックス君が止める間もなく私は彼女たちに駆け寄る。振り上げられたその手がアンジュに当たる前に私は手首を掴んで止めた。


「はい、ストップ。それは、やったらいけないんじゃない?」

「なっ!」


 急に止めに入った私に驚いたのか、シンパの子たちは目を見開いて私を見た。掴んでいた手を振り払われたから、ひとまずアンジュを背に隠すように立ってシンパの子たちを見た。


「汐崎優梨……! 何であんたが邪魔するのよ!?」

「いやだって、今アンジュの事叩こうとしたじゃない? それはさすがにダメだと思うんだけど」

「はぁ!? 何わけの分からない事言ってんのよ!」


 えー、普通に考えて暴力はダメだし、しかも相手は交換留学生だよ? アンジュに何かあったら藤永学園(うち)と相手の学校との間で大きく問題になるって、ちょっと考えれば分かると思うんだけど……。何で分からないかな。

 そんな気持ちが表れたのか、ついため息を吐いてしまった。それがますます相手を苛立たせたらしい。青筋を浮かべて私を睨んできた。


「あんた……私たちを馬鹿にしているの?」

「馬鹿にしているって言うか……呆れてはいるよ、悪いけど」


 何言っても逆撫でしそうで、この際開き直ってそう言った。すると、目の前の子が大きく手を振り上げて思い切り左頬を打ってきた。こうなる気がして足を踏ん張って立っていたから倒れなかったけど、思ったより強かったな。ちょっと痛い……。なんとなく背後でアンジュが息を呑んだような気がしたけど、あえて無視する。とりあえず今はアンジュが動かないように右手で抑え、シンパたちが気づいていないアレックス君には来ないように目配せした。


「(じゃないと、ただ騒ぎが大きくなるだけ……)」


 ズキズキと痛む頬を抑えてシンパの子たちを見据えた。見る限り、まだ怒りは収まってなさそうだ。


「私たちを舐めるのもいい加減にしなさいよ! この女を守って英雄気取り? 大体、あんただってこの女と同罪だって事、分かっているんでしょうね!」

「そもそも私たちが1番目障りなのはあんたなのよ、汐崎優梨!」

「梨香子様という方がいるのに、性懲りもなく佐塚くんに1番近いのは自分だと言わんばかりの態度をして……!」

「あんたこそ、サッサと佐塚くんの前から消えなさいよ!」


 普段シンパたちからの呼び出しとかには応じていないのもあってか、そう詰ってくる。


 消えろ、ね……。簡単に言ってくれるじゃない。そんな事できる筈がないでしょう。……やっと出逢えた仲間たちなの。やっと見つけた幸せなの。……初めて心から、好きになれた人なの……。絶対、絶対こんな事で諦めたりなんかしない……!


 そんな気持ちを込めてシンパたちを睨み返した。反撃されると思っていなかったのか、一瞬だけシンパの子たちが怯んだ。


「な、何よ……!」

「……言いたい事はそれだけ?」

「はぁ?」

「悪いけど、あなた達に『消えろ』と言われて『はい、分かりました』って従えるほど私はお人好しじゃないの」

「なっ……!?」

「あとね、匡利が誰と話すのか、誰と行動をするのか……誰を選ぶのか、それを決めるのはあなた達でもましてや宮岸さんでもない。……匡利本人だよ」


 もちろんそれは、私でもないんだけどね……。そんな私の心情は知らず、目の前の子たちはプルプルと体を震わせた。


「黙って言わせておけば……っ!」


 またさっきと同じ子が手を振り上げた。だからさ、2回も叩かれるほどお人好しじゃないってば……。


「また叩くなら、学校側に訴えるよ」

「っ…………」


 頬に当たる直前でそう言えば、怯んだようにサッと後退した。まぁ、それだけは避けたいだろうね。多分、暴力沙汰なんて停学か、最悪退学だもの。どちらにしても卒業後の進路には影響があるだろうね。


「――あと、分かってないみたいだから説明するけど、アンジュに手を出したら私以上に問題になるからね? アンジュは留学生だから、この学校は相手校から“預かっている”事になるの。アンジュに何かあったら、しかも校内で生徒による暴力沙汰なんて大問題だし、この学校の留学制度の根幹に関わる事になる。そうなったら、あなた達は弁解の余地もなしに退学だよ。……私が止めた事、感謝してね?」


 ちょっとだけ煽るように言ったけれど、シンパの子たちは青褪めて返す言葉もないみたいだ。勉強はできてもそういう事まで頭が回らなくて大丈夫なのかな、この先……。それとも、宮岸さんを妄信し過ぎて周りが見えなくなっているのかな?


「……とりあえずさ、今だったら学校には言わないから。言っている意味、分かるでしょう?」

「……っ、行くよ」


 目の前の子が悔しそうに他の子に声をかける。そして、もう一度私とアンジュを睨んできた。


「覚えていなさいよ……!」


 そう捨て台詞を残してシンパの子たちはこの場を離れて行った。その背が見えなくなると、私は盛大にため息を吐いて、後ろのアンジュを見た。アンジュは珍しく困惑したように私を見た。


「……大丈夫?」

「……どうして、私を庇ったの?」


 私の質問には答えず、アンジュはそう聞いてきた。私は一瞬目を丸くした後、もう一度ため息を吐いた。


「さっき、あの子たちに言った通りだよ。アンジュに何かあったら、学校全体で困るからね。それに……あの人たちに理不尽に暴力を振るわれそうになっているのを見過ごす気になれなかったからかな? なんかムカッとしちゃって……」


 相手が私じゃなくても、あの人たちの好きにさせるのが何だか癪に障ったんだよね。

 そう言うと、アンジュはキョトンとして私を見た後、楽しそうにクスクスと笑った。……うん、やっぱり笑うと可愛いね。


「ユリって面白いのね」

「……褒められている気がしない」

「褒めているわよ。……それに、とても優しい人ね」


 アンジュは少し苦笑したような表情で私を見た。


「ねぇ、ユリ。さっきの人たちの話だと、ユリもアキトシが好き?」


 その質問に少し驚いたけど、分かる人には分かるか……。アンジュって確かに色々な意味で頭が良いかもね。


「……うん。アンジュには悪いけど、私は匡利が好きだよ。ずっと前からね」


 それを聞いて、アンジュは少しだけ頬を膨らませた。うーん、本当に可愛い子ってそういう表情も可愛いんだよね。ちょっと悔しいけど、やっぱりアンジュって本当に可愛い。


「えぇー、じゃあユリは私のライバルね! そうでしょう?」

「あ~、うん。そうなるのかな?」

「そうなの。私、負けないわよ!」


 おぉ、宮岸さんなんかと違って正々堂々とそう言ってくるのは好感が持てるかな。でも、やっぱりライバルになるのかぁ。

 そう考えていると、不意にアンジュが私の手を取ってギュッと握りしめた。


「でもね、ユリとは友達(フレンド)にもなりたい」

「……えっ?」


 意外な言葉に驚いていると、アンジュはニッコリと笑った。


「ユリ、あなたはとても優しい人。私、女の子から色々言われるのは慣れているの。叩かれた事だってあるのよ」

「……やっぱり」


 アレックス君の口ぶりからそうだろうなとは思っていたけどやっぱりね。というか、叩かれた事もあるんだ。どこも過激だね……。


「……でも、私を庇ってくれたのはユリが初めて」


 苦笑したアンジュの言葉に思わず息を呑んでしまった。


「もちろんアレックスは守ってくれたわ。でも、アレックス以外で私を守ったのはユリが初めて」

「…………」

「ユリは優しい人。それに頭も良いし、美しいわ。……あなたもアキトシに相応しい人ね」


 仲間以外でそんな風に言われる事なんてあまりないから、なんだかすごく照れ臭かった。それが分かるのかアンジュは楽しそうに笑う。


「もちろん、私の次によ?」

「……フフッ、何それ」


 あまりに自信満々のセリフに怒りを通り越して何だか面白くて、つい笑ってしまった。なんだか、こうして話すと本気で憎むなんてできない子だな。あまりにも天真爛漫すぎる。周りから愛される子ってこんな感じなんだろうね。


「ユリは私のライバル。でも、仲良くして欲しいわ。ねっ、いいでしょう?」


 コテンと首を傾げてニコニコと笑いながらそう言われる。そんな風に言われると断りづらい。こんな時ばかりは可愛い子が好きな自分の性分が恨めしい……。


「……しょうがないな。良いよ」

「やったぁ」


 私の返事に無邪気にキャッキャとアンジュは喜ぶ。その様子に私は苦笑してため息を吐く。


「でも、その代わり」

「ん?」

「……今後、匡利がどちらを選んでも恨みっこなしだよ。良いよね?」

「もちろん」


 おぉ、良い返事。そうハッキリと返事できるところはなんて言うか潔いというか、正しい意味かはともかく男前だよね。


「じゃあ、ユリ。私はそろそろ帰るわね」

「うん?」

「……アレックスの事、よろしくね?」


 最後に小さな声でそう言われて、私は驚きに目を見開いた。アレックス君が少し離れた所にいるのにアンジュが気付いているとは思わなかったよ。というか、いる事すっかり忘れてた……。

 私が何かを言う前にアンジュは笑ってその場を離れて行った。その後ろ姿を呆然と見送った私はため息を吐いて、アレックス君がいる方を見る。そこには苦笑してこちらを見るアレックス君がいた。


ここまで読んで下さりありがとうございました!




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