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縛心放天の鎧 4

「この鎧は別名を『心試しの鎧』といいましてね。年に一度、当主はこれを着用して嘘偽りのない領地や領民への考えを述べるというしきたりがあったのです」

「あった、ですか」

「ええ。いつ頃からか……少なくとも私の父が当主を継いだ時にはすでに魔法術式に異常をきたしていたようで。当時は少々性格が攻撃的になったりする程度だったそうですが、今では不満や鬱憤のみを吐き出すうえに理性を失い凶暴になるという副作用がでるようになってしまいました」


 縛られた心を天に解き放つという意味ではらしくなったのかもしれませんがね、と自嘲気味に笑う子爵。術式を見た時にそんなところだろうなと見当をつけていたので驚きはしないが、元は領主が着るものだったとは。僕はてっきり違う使い方をしているものだとばかり。


 それはさておき、ここで疑問が一つ浮かびあがる。これは図鑑の編纂をする者として聞かなければいけないことだ。聞く前に室長に確認をとろうと思って目配せをすると、頷いた室長はそのまま子爵に問いかけた。


「子爵、単刀直入にお聞かせ願いたいのですが」

「どうぞ」

「こちらの鎧、どのような注釈文を入れることをお望みで?」


 明らかな異常を持つ、いわば不良品もしくは故障品。それを僕たちに明かしたうえで図鑑に掲載したいとはどういうことなのか。見栄っ張りの貴族なら図鑑に乗せようとしている物が故障しているなんて、絶対に言わないか誤魔化すように圧をかけてくるかのどっちかだ。

 なのにこの子爵はそんな感じがまるでない。でもこちらとしては堂々と異常をきたしている不良品なんて書きにくいったらありゃしない。仮にも王命で作る図鑑だし、よほどの来歴があって名誉の故障とかならともかく『よくわからないけどいつの間にか壊れてました』では少し体裁が悪いんだよね。


「そう仰ると思っていましたよ、先に来ていた方たちも同じように言っていましたからね。当家としてもこの異常をどうにかならないか方々の魔法使いや術式刻印師に見てもらいましたが、確たる原因は分からず『術式刻印の経年劣化による異常ではないか』以外の結果は出ませんでした」


 やれやれですね、と笑う子爵だが笑ってる場合か。頼むよもー、そんなもん図鑑に載せようとするんじゃないよ。僕らの仕事をややこしくして楽しいのかよ、お貴族様はよぉー!


 しかし僕の愛想笑いを崩すにはまだ足りない。貴族社会に揉まれる平民出身の者として、面の皮の2、3枚が剝がれたところでノーダメージってなもんだ。どれだけ心で荒れ狂おうとも表情にはさざ波一つ立てない鉄面皮こそが我らの武器よ。


「それではいかがいたしましょう。異常が発生した時期に心当たり等があれば、こちらで原因を探ることもできますが」


 当然ながら原因を探るなんていうのはただの方便で、実際は適当に辻褄を合わせましょうか? ってこと。たいていの貴族は自分が図鑑に載せようとする武具に大した逸話が無い場合、こう言っておけばなんとかなるのだ。むしろいろいろ注文つけられるより、こっちでそれらしくでっち上げた方が楽なことも多い。


 適当に書くから早く帰らせろ、という僕の本心が六割くらい混じった申し出に、しかし子爵は首を横に振った。


「いえ、この鎧についてはありのままを書いてください。『昔は当主の清廉さを示す試しの鎧だったが、今ではポンコツの役立たずだ』とでも。どうしても故障の原因を書かなくてはならないのなら、それこそ術式の経年劣化で十分です」

「……なるほど、承知いたしました。ではそのようにいたします」

「ありがとうございます。王都からここまで来られてお疲れでしょう、部屋を用意してありますので今日はゆっくりしていってください」


 子爵の言葉を合図にしてひとまず話し合いは解散。アイスハックさんの案内で僕らはそれぞれに用意された客室へと通された。



 そして当然の様にというかなんというか、室長の部屋に集合。ようやく目が覚めたチグサも含め、ようやく四人でまともに話せるな。


「まずは緊急連絡を数日放っていたことについて謝る。すまなかった、俺の落ち度だ」


 いちおう広めの部屋を用意されたとはいえ、筋骨隆々の室長に種族として体格がいい鬼人のチグサがいることで狭く感じる部屋の中、ベッドの上で胡坐をかいた室長が頭を下げた。

 なんだかんだ言いながら、室長はちゃんと謝るんだよな。これが僕らならうやむやにしてなかったことにする可能性の方が高いというのに。


「チグサも無事であったことだし、行方不明になっていた彼女を見つけたのも師父と兄者なのだろう。であれば水に流してしまえばよい。私はそう思うが、チグサはどうかね?」


 尊大な話し方はマーポル個人のものではなくエルフという種族全体の方言みたいなもの。わかってはいるんだけどやっぱ腹立つんだよなぁ、コイツが喋ってるの聞いてると。


「正直、ウチとしては気づいたら縛られて寝かされてたって感じなんでぇ……。ずっと寝てたのに寝足りないって気分ですよぅ、しんどいっていうか怠いっていうかぁ」

「確かにいつもより声が小さいね。それでも十分大きいからもう少ししんどくなって貰えると助かる」

「しんどいって言ったら『もっとしんどくなれ』って返されたの、人生で初めてですよぅ……。センパイ、もうちょっと優しくしないとモテませんよぅ」


 ひとまとめにした長く黒い髪を弄りつつ、デカい欠伸をしながら心底眠たそうにしているチグサ。大きな身体を器用に折り曲げ、前後を逆にした椅子の背もたれにしなだれかかっている姿は本当に怠そうだ。

 そもそも体力自慢の鬼人かつ特殊個体であるチグサだからこそ四日間も暴走していて眠い怠いですんでいるが、これが仮にマーポルの方だったら寝るというより昏睡しているだろう。


 なんにせよ二人とも不満はないそうなのでこの件はこれで終わり。僕としてはマーポルが何もなく許す時点で何かあったんだろうと確信しているが、まあここは終わらせた方がいい。どうせチグサもいない、もう一人もいないで自由になった数日間、子爵と飲み明かしてたとかそんなところだろうしね。


 っと、それで思い出した。そうだよ、一人足りないんだよ。


「そういえばフゥラ(マヌケ)はどこ? 全然見ないけど」

「ふむ、彼奴なら師父たちに我らの現状を伝えようと一昨日ここを出たのだが、ここまでの道中で見なかったかね?」

「あー、僕ら飛竜便で飛んできたから……」

「すれ違っちまったか。まあフゥラならここから王都までくらい一人で全然構わねぇだろ。なんせアイツは馬より速ぇし、並みの冒険者より断然強ぇからな」


 ここにいない編纂室最後の一人、フゥラは狼人の娘だ。狼人の中でも特殊個体らしく、その存在の希少性だけで学術研究所に入所したという来歴だけあって色々と常人離れしている。普段は真っ白だけど魔力を放出すると銀色に光る体毛という、そんなかっこいい生き物がいていいのかとツッコミたくなるような体質の持ち主だ。


 実はチグサも同じように半ば実験動物扱いで入所しているのだけど、僕からすればそんな二人より室長の方が断然珍獣だよ。この人これで真人間だって言うんだよ? 絶対に古の大魔王とかの血が混じってるでしょ。


「いないやつの話は置いといて、まずは目の前の仕事を片付けるぞ。サイクス、子爵の要望は分かってるな?」

「はい。つまり子爵は鎧が使い物にならないと喧伝して欲しい、と。そういうことですよね」


 あそこまでハッキリ言われたらバカでもアホでもクズでもわかる。その時寝ていたウチのアホは首を傾げているけど、説明するだけ面倒だから無視だ無視。


「私見ですが、あの鎧は大抵の貴族が喉から手が出るほど欲しいものだと思います。もちろん使い方は自分の身の清廉さを証明するとかではなく、怪しい部下なんかに着用させて裏切りを自白させるなどでしょうが」


 強制的に心の内を自白させる効果を持つ鎧。実際にどの程度まで暴露させることができるのかは知らないが、仮に訓練された密偵ですら効果の範疇に捉えられるならその価値は計り知れない。貴族どころか国王ですら何としてでも手に入れたいと思うだろう。


 これは推測でしかないが、あの鎧は過去に何度も魔の手にかかったことがあると僕は踏んでいる。能力的にも薄暗い使い方が向いているのだ、大手を振って譲ってもらうより闇に紛れて奪った方が扱いやすい。


「要するに、子爵はあの鎧が使い物にならないと大々的に公表することで、そういう困ったちゃんの手を引かせたいんでしょう。しかも武具図鑑に載れば宮廷絵師が緻密なスケッチを描いてくれますからね、強奪したとしてもアシはつきやすくなりますよ」

「わかったような、わからないようなぁ……。どっちにしてもウチは寝させてもらっていいですかぁ? 暴走疲れ? で眠くて仕方ないんですよぅ」


 それは本当に暴走疲れなのか、はたまた室長にぶん投げられたことによるダメージなのか。おそらくは両方だと思う。


 ま、それはさておき、だ。


「ん」

「兄者よ、その差し出された手のひらは何を意味するのだね? まさか、私と一曲踊りたいのか?」


 うっせぇよ腐れエルフ。何が悲しくて野郎と、それも脳と下半身が直結してるような奴と踊らにゃならないんだ。僕はな、差し出された手の意味が分からず少し戸惑った後、意味を理解して顔を赤らめながらおずおずと手をとってくるような、そんな女の子が好きなんだよ。


「仕事の進捗だよ。移動に3日、チグサが暴走してから今日で4日目だとしても合計で7日間だろ。お前らが王都を出てから今日で11日目なんだ、残りの4日間でやった分の仕事を見せろって言ってんの」


 さっさと帰らないと無人の部署にこれ幸いと他部署からの仕事を山積みにされる可能性だってないわけじゃない。室長が留守を頼んだらしい古代術式研究室の姐さんならそういうのも突っ返してくれると思うけど、早く帰るに越したことはないんだ。

 だから渋々ながら、嫌々ながらも僕が貴様ら役立たず三連星の尻を拭いてやろうってんだよ。分かったならとっとと出せ、わからなくてもとっとと出せ。


「「…………」」


 無言で『お前から出せよ』『嫌だよ、そっちから出してよ』みたいな、母ちゃんに見せたら怒られる物を後ろ手に隠す子どものような仕草をする二人に若干の苛立ちが募る。


「ちょっとしかできてなくても怒りゃしないよ。僕の気が変わらないうちに早くよこしな」

「ではこれを……」

「ウチからはこれを……」


 差し出されたのはそれぞれ一枚の粘土板。粘土板ということは、ある程度は形にできているということか。何だよ、だったらさっさとそう言えよな。

 ただ一つ、自然と顔がほころびかける僕を見る室長の眼がやけに冷たいのが気になる。あの顔はやらかした部下をどう料理してやろうか考えている眼だ。と、いうことは……。


「ふぅん……そーゆーことね……」


 渡された粘土板はヘラが刺された跡もないツルツルのもの。つまりコイツらは、一切何もしてないってことだ。できてなくても怒らないとは言ったものの、ゼロと1では天と地ほどの差があるんだよ?


「被告人の二人、弁明があれば二人で合計50文字まで受け付けよう」

「この町に綺麗な女性と美味い酒が多いのがいけない、そうは思わないかね?」


 んー、このクズときたら。150年くらい生きてんのにまだ女の尻を追っかけ回すのか。生涯現役っつっても500年は生きるエルフがそれやったらただの年季が入りまくったスケベジジイだぞ。


「それはともかく、残り16文字。被告人チグサ、どうぞ」

「点とハテナも含みましたよぅ、この人!?」

「あー残念、2文字オーバーだね。読点と感嘆疑問符が無ければピッタリだったのにな。では処刑人、二人に百叩きの刑を」

「誰が処刑人だバカ、どっちかってぇと俺が裁判長だろうが」


 そんな筋肉の鎧で武装した裁判長がどこにいるんだよ、木槌がなくても素手で机ぶち割った音で法廷が静まり返るわ。そういうことを口に出したら僕の頭が割れるから言わないけど。


 そんな筋肉ダルマ裁判長はアホとクズを交互に見たあと、大きなため息をついて目を伏せた。そしておもむろにボキボキと拳を鳴らし、割と本気の目で問うた。


「いいか、これから先の質問に答えなかったり嘘をついたりした奴はぶん殴る。答えによっちゃ正直に答えても殴るかもしれんが、そん時はちゃんと手加減してやる」


 怒らないから正直に言いなさい、と母親にたしなめられた経験がある人は多かろうが、正直に答えてもぶん殴ると大々的に宣言された人がこの世に何人いるだろうか。あれかな、自白すれば楽に殺してやるってやつかな? 裁判官っていうより尋問官じゃん。


 逃げ場を完全に失った二人はその表情を崩した。チグサは鬼人に伝わるネンブツなるよくわからない呪文を唱え始め、片やマーポルはというと必死の形相でこっちに助けを求めているが当然無視。


「まずはマーポルだ。サイクスも言ったが、テメェはここに来てから何をしてた?」


 僕が怒られてるわけじゃないのに超怖ぇ。ヤバいよね、空気ってマジで震えるんだ。


 ビリビリと皮膚を刺激してくる張り詰めた空気の中、言い淀むマーポル。しかし室長がこれ見よがしに拳を握り締めたところで意を決したように言葉を絞りだした。


「……到着後、鎧の調査と子爵家の歴史を調べていた。これは誓って嘘ではない」

「じゃあどうして形になったもんがねぇんだ、あぁ?」


 正直に言ったら殺される。マーポルの顔にはそう書いてあった。だがしかし、言わなければより無残な一撃が来るのだ。いけ、我が後輩よ。義理として骨は拾ってやるよ、残っていればな。


「……調べた内容的に楽勝だと思ったので即座に遊びに出た。この屋敷から南に15分ほどのところにある酒場『巻尾の猫亭』の女の子が可愛かった! そしてここ数日はずっと子爵やその奥方たちと楽しく飲んでいた! もうすっかり仕事のことなど忘れていたぞ、フハハハハ!!」


 マーポル、お前やっぱクズだけど漢だぜ。覚悟を決めて堂々と言い切ったその姿、お世辞にも立派とは言えないが今のお前は輝いている。


「正直に吐いたことは褒めてやるが、歯ぁ食いしばれ」

「師父よ、前回そう言われて食いしばったら歯が折れたのだ! この通りゆえ顔だけはやめて欲しもげらっ⁉」


 ま、輝いてるっていっても蠟燭が消える寸前の最後の光みたいなもんだけどな。おうおう、頭下げたから後頭部思いっきり殴られて床に顔面から叩きつけられてんじゃん。絶対にこれ歯ぁ折れてんでしょ。


「次ぁテメェだチグサ。テメェ、なんで鎧を着てたんだ。着た理由を言え」

「あ、それ僕も気になってたやつ」


 いやねぇ、あんだけ鎧について隠す気ゼロの子爵なんだから説明くらいはしてくれるでしょ。だったらなんでわざわざ呪いの鎧を着るのかって話だよ、別に着なくたって調査くらいはできるじゃん。


 ネンブツを唱えるのを止めたチグサはいまだ床を舐めている真っ最中のマーポルの方をチラチラ見て、ナムサンと気合を入れた。


「子爵との宴会の時にベロンベロンに酔った状態で一発芸感覚で着たんですよぅ。ちなみにその時、マーポル先輩とフゥラちゃんもノリノリでしたよぅ! ついでに子爵たちも!」

「一発芸感覚で調査対象の鎧を着るやつがどこにいんだ! ちったあ考えろアホ!」

「あっぎゃぁああ!?」


 容赦なく振り下ろされたゲンコツが脳天に直撃し、涙を流しながら床に蹲るチグサ。哀れ……とは思わないな、自業自得だわ。ついでにそのデカすぎる身長も縮めてもらえ。


「せ、先輩、ウチの頭大丈夫ですかぁ!? 角が折れたりパッカリ割れたりしてませんかぁ!?」

「角は大丈夫だし頭蓋骨も割れたりはしてないけど、頭が大丈夫かどうかと聞かれたら大丈夫じゃないと答えるしかないね」


 本人も呪いの鎧みたいなものと笑ってはいたが、酔った勢いで貴族の家宝を着るやつの頭が正常なわけないだろ。いっそ頭が割れてたらその中に何が入ってるのか確認できたのにな。


 しかしまぁ、どうして我ら編纂室にはこんなどうしようもないやつばかりが集まっているんだろうか。つまるところ、まともなのは僕しかいないんだよな。本当に仕方ないやつらだよ。


「おい、起きろクズ。そしてお前が調べたことを全部吐け、文章は僕がササッと作るから」

「おっふ……まことに有り難い申し出だ、兄者よ。だが手ひどい攻撃を受けて倒れている弟分を足蹴にするのはいかがなものかと……」

「やかましい。口答えしたかったらその分働け。ったく、お前たち3人で出張させた意味がないじゃないか」


 フゥラはそもそも読み書き計算を覚えたのが研究所に入ってからなので難しい仕事ができないのは仕方ない。チグサも知力ではなく存在そのものを見込まれての入所だから、これもまたある程度は仕方ないと言えなくもない。

 だがマーポルは違う。こいつはちゃんと筆記試験と実技試験をパスして入所した、れっきとした知力学力の持ち主だ。しかも編纂室に来る前は古代術式研究室で数年働いていた実績もある。要するに仕事はやろうと思えばできるんだ。


 だから他の二人は道中の護衛と現場での雑務手伝いくらいに考えて、マーポルがメインで仕事をする。僕か室長が一緒に行けないなら、編纂室の人材的にそうせざるを得ないのだ。


「結局僕らが来てたら出張の意味ないんだよ。マーポル、今後お前は僕か室長が同行しない出張禁止な。それでいいですよね、室長?」

「ああ、二度手間にしかならねぇからな。監視役がいねぇとダメっつーんなら、そうするしかないな」

「ぬわああああ! それでは実質出張禁止のようなものではないか⁉」


 資料まみれの編纂室で黙々と粘土板にヘラを刺し続けるのと比べたら、そりゃあ出張なんて楽しいものよ。ガミガミいう室長もいないし、期限さえ守れば仕事も自己裁量でできるから空いた時間にちょいと遊びに行ったりもできる。

 でもそれは仕事をきちんとこなすから許される楽しみであって、今回みたいに面倒な事件は起こすわ仕事はやってないわのていたらくで許容されるわけがないだろう。


「ほっ、ウチは許された……」

「アホ。誰が許すって言った。お前は出張先での飲酒禁止だよ」

「いやぁあああ! そんな、そんな味気ない出張嫌ですよぅ!」

「ハイハイもうこれは決定事項だから。じゃ、お前たちが調べたことを包み隠さず全部話して。お仕事の時間だよ」


 早く帰るためにもちゃっちゃか終わらせよう。まったく、しょうがない後輩どもだな。


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