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ただ彼女さえいてくれたら良かった気がする‼︎

『つーかさ、さっき言えなかった設定話してたけどいいのw?』クレアの焦る顔を伺いながらリュートは言った。

『なっ、何のことよ⁉︎』焦ったようにクレアが答えた。


アーサー邸だったっけリュートはスマホで調べ始めた。

『ちょ、ちょっと!何してるの⁉︎禁止!』この変なものは回収します!

パシッ!

クレアはリュートのスマホを取り上げた。

何すんだよ⁉︎返せよ!リュートは必死に取り返そうとしたが

クレアが手を上に伸ばすと届かなくなってしまった。


『ふふふ!リュートって身長小さいのねwかわいいじゃん』クレアはリュートの頭をポンポンした。

そう言うの面白くないからさ…返せよ。リュートは低い声で言った。

『もう!わかったわよ!』クレアはスマホを返しながらそう言った。


『悪りぃ俺もう寝る。明日早いから。』そんな言葉を言い放ちリュートは奥のベットに横になった。


何となくウザかった。ただ久々に女子と話せた事などが少し嬉しかった。


それから彼女が不満げに何かを言ってたのは覚えてる…ただ…それだけ…



朝になってた。布団くらい用意したらよかった、俺って最悪だ。

そこには彼女はいなかった。


クレアに謝らなきゃ…まずその気持ちが真っ先に脳裏に到着した。

ベットから這い上がり、漫画の積み上がったリビングを抜け玄関についた。

靴を確認してやはり彼女の靴がないことに気づいた。


どうして俺は!あんなこと言っちまったんだ。

彼女は…クレアは…俺が身長をコンプレックスにしてることなんて

これっぽっちも知らなかった。


あんな人が良さそうな子を何で俺は… 最低だ。

チャリに乗り昨夜クレアを拾ったバイト先の裏口に向かった。


点滅してる信号を見て立ち漕ぎしながら横断歩道に差し掛かった時…

キキー‼︎ガッシャン‼︎……


一瞬で無気力になった。遠い遠い視線の先に白く青白い光が交差しているのが見えた。






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