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魔族と不死人間
結論から言うと、ぼくらは知り合いだ。ゲーム内で。当時のぼくは、雷光招来ライランライという、変な2つなつきだった。当然カンスト1200レベルだ。小学校5年生で廃人だ。
空っ風がぼくたちをまいていた。
「おれ、お前のこと、もっと年上だと思ってた」
「同じく。しかも年下はあり得ないと思ってた」
意外にもかわいい顔だ。(イヤイヤ、ナニイッテル?)
「タグ増やすのめんどいから、変な展開やめて?」
イヤイヤ、ないから。変なことは起こらないから。
「とりあえず、お前、街にいると目立つ。」
「なんで?」
かわい…イヤイヤ、丸い目を上目遣いに、リーオは質問してきた。
「ふざけるなーー! 紙!!」
「紙じゃないよ、神である」
古い本を持ち出し、メタとはいい度胸だ。
「スルメはこれまでのことをリーオに話した。」
「ドラ○エ?」
「リーオ、きにすんな。そいつは」
「もー、連れないなぁ。またコロスよ?」
ヤムテクダサイ。