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魔法学園  作者: 眼鏡 純
17/88

17話 閃風VS炎神(6)

眼「ここで緊急な変更があります。絶対ここは読んでください。バージェスの魔法を『神炎魔法』から『炎神(えんじん)魔法』に変更となります。本当にすいません。」


ス「じゃあ気を取り直してヒューズのプロフィールにいきましょう!」

ヒ「少ししか書いていません。」


名前:ヒューズ・クオーツ

年齢:16歳

誕生日:4月2日

魔法:武器魔法(ウェプンマジック)

戦闘タイプ:弓矢

好きなタイプ:素直で落ち着いた人


ス「マジで少な!!」

エ「もうちょっと書きなさいよ。」

サ「それより、次から前書き何書くわけ?」

眼「考え中です。」

エ「まだ決まってないのね…」

眼「決まりました。」

ス「はやっ!」

眼「『〜魔法学園〜Q&A』をします。」

ヒ「何ですかそれは?」

眼「読者の人、もしくは私が考えた質問に6人が答えてもらうというものです。」

エ「へーなんか面白そう!」

サ「ま、基本は眼鏡純の質問だろうけどね。」

ス「例えば?」

眼「今回後書きで言うことがないので後書きで例をします。」

エ「その前に本編をどうぞ!」

 「さー2人がフィルムバリアを装着した3秒後に試合開始だー!」

シャインとバージェスがフィルムバリアを装着した。『3、2、1、ファイト』とモニターに出て、決勝戦が開始した。開始した直後バージェスが剣を抜きながらシャインに向かう。シャインも刀を抜いて構える。

[紅蓮剣(ぐれんけん)]!!」

炎の剣がシャインにふりかかる。シャインはそれをギリギリで回避した。

「[疾風斬]!!」

そのまま攻撃に入ったが、簡単にバージェスが回避する。2人は間合いをとって、そのままルーク戦のようなハイスピード攻防が始まった。

「まずい!あまり長い時間しないで!」

レビィが通信機で指示する。

(さすがに前の試合で学んだぜ。)

シャインが間合いをとろうとするが、バージェスがなかなか間合いを開けさせてくれない。

(くそ…全然開かねぇ…)

次の瞬間、突然バージェスが間合いをとり、ハイスピード攻防が終了した。

「何の真似だ?」

シャインがバージェスを睨みながら尋ねる。

「やはり、俺らの闘いにこれはいらないな…」

するとバージェスがフィルムバリアに手をかけ、そのまま握り潰した。それによりモニターのHP表示が消えた。

「なっ…!?」

バージェスの行動にシャインは理解ができない。

「あーと、バージェス君フィルムバリアを潰してしまった。どうしたんでしょう?」

実況者が驚く。いや、実況者だけでなく会場の全員が驚いた。

「どういうことだ?」

「俺はお前と真っ向勝負がしてぇ。だからあんなバリアは必要ない。」

「つまり、この俺にもフィルムバリアを破壊しろと?」

「察しがいいな。だがお前は通信機もだ。」

「お前は通信機どうするんだ?」

「俺はもともと付けていない。」

バージェスが耳を見せる。確かに付いていない。

「完全なタイマンか…」

シャインがどうするか考えていると、

「シャインどうしたの?」

通信機からレビィの声が聞こえてきた。シャインはレビィの声を聞いてある決心をした。

「レビィ…」

「ん?」

「絶対勝つから…心配すんなよ。」

「えっ…?」

そう言い残してシャインは耳から通信機を、腰につけていたフィルムバリアを取って右手に持ち、握り潰した。

「ちょっとシャイン!?」

レビィが自分の通信機にシャインを呼ぶが返事が返ってくるはずもなかった。

「こんなことしたから教師や大会関係者がここに来るぞ。」

「それを今から阻止する。」

バージェスが右手を上げると、そこから波紋のように赤い円の魔法陣がフィールドの端まで広がっていく。

[炎神城壁(えんじんじょうへき)]!!」

次の瞬間、魔法陣から炎が立ち上ぼり、一瞬でフィールドを包み込んだ。応援席や大会関係者がいたとこ、控え室からはシャインとバージェスの姿は全く見えなくなった。

「な、何これ!?」

レビィが突然の炎の壁に戸惑っている。

「シャインは応答しないし、どうしよう…」

この状況が分かりそうな人物を頭の中で探す。そしたら1人の女子を見つけた。

「サナなら分かるかも!」

すぐに控え室を出てサナ達がいる応援席に向かった。


 「おいおい何だよこの状況!」

応援席でスノウが叫んでいる。

「試合はどうなっているんだろ?」

心配そうにエアルがマジックウォールから見える炎の壁を見ながら呟く。

「サナ!」

そこに控え室を飛び出したレビィが応援席に到着した。

「レビィ!?何であんたがここに?」

普通はこんなとこにいない人物なので当たり前のように驚く。

「サナ、この状況なんなの?」

「私が聞きたいぐらいよ。あんた通信機でシャインと話せるでしょ?それで中の様子を聞いてよ。」

サナが言うがレビィが首を振る。

「あのバカ通信機を壊したの。」

「何考えてるのあいつは!」

サナが舌打ち混じりに怒る。

「しかもモニターから見てシャインもフィルムバリアを破壊していますね。このままだとダメージがそのまま蓄積されますよ。」

冷静に座りながらヒューズが応援席に付いている少し小さいモニターを見る。

「何のつもりなの2人とも…」

サナが炎の壁を眺めながら4人に尋ねるが、誰も答える人はいなかった。


 炎の壁の中ではシャインとバージェスが死闘を繰り広げていた。

(くそ…!マジで強ぇ…)

刀と剣が踊る中でシャインはどうしたらバージェスに勝てるか考えている。

「クハハハハ!いいぞ!さすがは俺が認めた男!だが…まだ甘い!」

バージェスがシャインの風砕牙を上に高くはね飛ばした。シャインが刀に気をとられた瞬間、バージェスの強烈な蹴りが腹をとらえ、吹き飛ばされた。

「ぐっ……!!」

地面を滑り、炎の壁ギリギリで停止した。意識がもうろうしながらヨロヨロと立ち上がり、近付いてくるバージェスを今の限界の力で睨む。

「まだ自分で能力解放を制御できないみたいだな。」

バージェスがシャインの首を掴んで持ち上げる。シャインもバージェスの腕を両手で掴んで抵抗するが、さっきのダメージで力が入らない。

「では俺が解放さしてやろう!」

バージェスがシャインを炎の壁に押し付けた。

「ああぁぁぁぁ!!」

シャインに炎が襲う。

「どうした!さっさと能力を解放しないと死んでしまうぞ!」

次の瞬間、シャインの体が黄緑色に光り、目付きが変わった。バージェスの腕を両手でグッ!と握るとメキリと骨がきしむ音がした。その痛みでバージェスがシャインを離した。シャインは炎の壁から脱出した。

「なるほど、自分の命に危機が迫った時に解放されるか。」

バージェスが髪が黄緑一色になっているシャインを見ながらニヤリと笑う。

(解放状態にはなったが、まだ馴れていないからどれだけ続くか分からねぇ…だけどなったからには無駄にはしない!)

シャインは地面を蹴り、バージェスの顔を殴った。よろめいたバージェスにラッシュを喰らわす。そして上に蹴りあげ自分も飛び上がり、下に向かって蹴り飛ばした。バージェスは地面ギリギリで体勢を戻し、ダンッ!と音をたてて地面に着地した。

「そうだ、それでこそシャイン・エメラルドだ。」

着地するシャインを見ながら口から流れる血をグイッと拭き取る。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

シャインは試合が始まった時より息切れが激しくなっている。

(刀まで10メートルぐらいか…)

シャインが地面に刺さっている風砕牙の位置を確認する。

「刀を取れ。」

バージェスが思いがけない言葉を口にした。

「普通なら刀を持っていない今がチャンスだろ?」

シャインは理由を尋ねながら、従うように少しずつ刀に近付いていく。

「お前は体術より剣術の方が強いからな。」

「あくまでも全力で闘いたいか…」

「そういうことだ。」

シャインが地面から風砕牙を抜き取る。

「そろそろ本気で行くぞ!」

バージェスの目付きが変わり、魔力が高まった瞬間に体から炎が上がる。その炎が剣にも伝わり炎の剣とかす。シャインも魔力を高めた瞬間に黄緑色のオーラが強くなり、刀に伝わり閃風の刀とかした。

「行くぞシャイン!殺してやる!」

「勝つ!絶対!」

2人の全開バトルが始まった。ハイスピードの攻防の中で、

[炎神波(えんじんは)]!!」

「[閃風波]!!」

三日月型の黄緑色の衝撃波と火炎の衝撃波がぶつかり合った。その時の衝撃により砂が立ち、バージェスの姿が見えなくなった。

「どこにいる?」

シャインが砂ぼこりの中を目をこらして探す。次の瞬間砂の中から剣が現れた。シャインは反応したが肩をかすめた。

「よくかわしたな。」

「今のかわしてなかっから致命傷だ。マジで殺す気か?」

「今さら気が付いたか!」

刀と剣が攻防する中で話す。

「1つだけ聞きたい。なんでお前は俺を殺したい?」

「簡単なこと、俺にとってキサマが一番邪魔なだけだ!」

「邪魔?」

そこで攻防が一旦終了する。

「そうだ!俺が生まれた場所は昔から身分は低かった。分かりやすい言い方をすれば『部落差別』ってやつだ。それにより周りの人間は俺のこといつも見下してやがった。いいように使われまるで奴隷だ。抵抗すれば権力という見えない力でねじ伏せられる。俺はそんな生き方はまっぴらごめんだった。だが自分には権力がない。俺を見下してやがる奴らをどうやって見返すか…簡単なことだった。人間すべてが平等に持っているもの…『力』だ!力なら奴らを支配できる!なのに…何をしようにもキサマがすべて邪魔をする!キサマさえいなかったら俺は奴らを支配できるんだ!だからここで消えてもらうぞ!シャイン・エメラルド!」

バージェスが剣先をシャインを向ける。

「邪魔していたのはお前のやり方がやり過ぎだからだ!それと、俺はただお前に…」

ドシュッ!!

「キサマの話には興味はない。ただ…消えてくれればいいだけだ。」

シャインは数秒間何が起きたか分からなかった。すると口から血が流れ始め、脇腹ぐらいに違和感を感じた。見ると何かが刺さっていた。剣だった。バージェスの剣が刺さっていた。

「がっ………………!!」

バージェスが剣をシャインから抜いた。意識がもうろうとしてうつ伏せに倒れた。背中の龍が赤く染まっていった。

眼「では今から『〜魔法学園〜Q&A』の練習をします。」

ス「おし!」

エ「OK!」

レ「はい。」

シ「ああ。」

ヒ「了解。」

サ「……。」

眼「皆さん一緒の返事をして下さい。打つのが大変です。」

シ「早くやろうぜ。」

眼「では今回は練習なので1つだけです。」


Q:6人のテストの平均点はなんぼですか?


眼「では皆さん答えてください。」


A:サ…95

レ…90

ヒ…82

エ…50

ス…40

シ…39


サ「ヒューズから下が酷すぎない?」

ス「シャインと一緒にするな!」

シ「何だと!!お前と俺、そんなに差ないだろ!」

ス「欠点ギリギリと欠点は違う!」

シ「これはあくまで平均点だ!いいときは50くらいある!」

ヒ「これをどんぐりの背比べと言うのですね。」

サ「呆れた…」

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