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魔法学園  作者: 眼鏡 純
16/88

16話 解放した力(5)

眼「今回はサナのプロフィールです。」

サ「許可してないわよ。」

眼「強制です。ではどうぞ。」


名前:サナ・クリスタル

年齢:16歳

誕生日:不明

魔法:攻撃魔法(アタックマジック)

戦闘タイプ:詠唱

髪:金髪のショートヘアー(赤色のヘアピンをしている)

瞳:金色

好きな食べ物:メロンパン

嫌いな食べ物:トマト

最近読んでいる本:絶滅魔法についての本

好きな動物:ホワイト家族のお父さん

好きなタイプ:興味ゼロ


シ「おい、少なすぎないか?」

眼「サナが全然提供してくれまなかったんです。ヒューズは全く提供してくれませんでした。」

シ「おいヒューズちゃんと提供しろよ。」

ヒ「分かりましたよ。少しは書いたんで次回に。」

レ「では本編をどうぞ。」




エ「予想だけど、確実に眼鏡さんプロフィール書くのに疲れたよね?」

ス「なるほど。」

眼「図星なんでやめてください。」

 「主!!!」

ナイトが叫ぶ。

「終わったな…シャイン。」

バージェスが冷静に言う。

(もう…ここまでか…)

シャインも半ば諦めていた。その時、

「シャイン!!」

誰かが自分の名前を呼ぶ。

(レビィ…)

その正体は通信機から聞こえるレビィだった。

「シャイン…勝って!」

レビィはそれだけ伝え、通信機を切った。それを聞いたシャインは、目付きが変わり、体が黄緑色に光り魔力が上がった。その瞬間、氷縛にヒビが入った。

「あの氷縛にヒビが!?だが…遅い!!」」

次の瞬間、シャインが入っていた氷縛に氷の槍が直撃した。あたった威力により、砂ぼこりが立ち、シャインが見えなくなった。

「決まったーーー!」

会場全体がルークの勝利を確信した。だが、不自然な光景に会場がざわめく。その光景とは…

「HPが…減っていない…」

ルークの言った通り、ルークの技を喰らったシャインのHPは普通は減らなければならない。しかし、モニターのHP表示は全く減っていなかった。

「どういうことだ?」

ルークがシャインの方を見る。会場も注目していると、砂ぼこりの中から、

「お前…第3ラウンドだって言ってたよな…」

という声が聞こえた。砂ぼこりが消え、起きた光景を見た会場やルークは驚いた。なんと、シャインが両手で槍を掴んで止めていた。

「なんだと!?」

ルークがまさかのことに驚く。

「シャンすごい!」

さすがのミリアも驚く。

「よかった…」

レビィがホッとする。

「これが…最終ラウンドだ!!」

すると突然シャインの姿が消え、氷の槍がゴトンと落ちる。

「こっちだ!」

シャインはルークの背後をとった。

(速い…)

ルークが反応した時にはシャインの拳が目の前にあった。

「[閃風拳]!!」

シャインの拳がルークをとらえ、吹き飛ばした。その時、会場全体がシャインの異変に気が付いた。

「シャインの髪が黄緑一色になってる…」

レビィの言う通り、シャインの髪は黒と黄緑が7:3の割合だったが、今のシャインは黄緑一色に変わっていた。そして体からはレビィのオーラのように黄緑色のオーラ(超サイヤ人を想像してください)が放たれていた。

「こ、これは…」

応援席でクラウドが立ち上がる。

「ついに能力が『解放』されたか。」

バージェスがニヤリと笑う。

「すげぇ、力が溢れ出てくる。」

シャインが感動する。

「まさか戦いの中で成長するとは…俺も全力でやろう!!」

ルークが人狼になり、魔力を高める。

「行くぞシャイン!!」

「来いルーク!!」

シャインとルークが両方走り出す。そして、ルークの氷の爪とシャインの閃風の刀がぶつかり合った音が響き、背中を向けたまま2人とも動かなくなった。数秒間シンとした空気が流れた後、シャインが刀を鞘に納めた瞬間、ルークがバタリとうつ伏せに倒れ、モニターのHP表示が0になり、決着がついた。

「試合終了ーーー!勝者、龍空高校シャイン・エメラルド君!!!」

実況者が試合終了を告げた。それを聞いたシャインはルークと同じようにバタリとうつ伏せに倒れてしまった。その時に髪の色がもとに戻った。

「シャイン!!」

レビィが控え室からフィールドに出てきた。

「大丈夫シャイン?」

レビィが心配した顔で見る。

「馴れないことはするんじゃないな…」

そう言ってグッと体を起こし、座り込む。

「ルークは?」

「ルークさんはさっき医務室に運ばれた。」

「そうか。」

シャインがヨロッとしながら立ち上がる。

「シャインは医務室行かなくていいの?」

「俺は控え室で休めば大丈夫だ。」

そう言ってシャインは控え室に戻り、レビィも一緒に戻った。


 控え室に戻ったシャインはベッドで休憩しているとルークが入ってきた。

「もう大丈夫なのか?」

シャインがルークに尋ねながら起き上がる。

「おかげさまで。そっちは?」

「こっちもおかげさまだ。」

「シャン、さっきの力何なの?」

ルークの後ろからミリアが出てきて尋ねる。

「それが俺も分からないんだ。突然だったから。」

「そう…」

その時、ドアがコンコンとノックされた。

「どうぞ。」

レビィが言うと、ドアが開いて桜色の髪のクラウドが入ってきた。

「お前は確かバージェスの手下。」

「次からはクラウドと呼んでほしいね。」

「何の用だ?」

少し警戒しながら尋ねる。

「バージェスさんとレインは試合だから俺が代理人で…」

「だから何の用だ?」

シャインが少しイラッとしながら尋ねる。

「もうちょい聞こうよ…用は、お前の能力解放についてだ。」

「それについては俺はさっぱり分からねぇ。」

シャインが答える。

「だけど俺は知ってんだよ。」

「何だと!?」

シャインが驚く。

「! あなたまさか、『あの時』のこと、見てたわね。」

レビィが思い出す。

「あの時?」

シャイが首をかしげる。

「リウド君の家を探したことあるでしょ?」

「ああ。」

「あの時にあなたは1回能力を解放しているの。」

「だからあのタコを上げれたのか。」

シャインが頭で結び付いた。

「そう、その時俺も見てたんだ。まあ、前とさっきのもまだ完全な解放ではないがな。」

クラウドが控え室を出ようとした時、何かを思い出したように立ち止まる。

「あー、バージェスさんの伝言忘れてた。『俺に勝ちたかったら完全な解放をするんだな。』だってさ。」

「じゃあこう伝えろ。『俺は絶対お前に勝つ。』ってな。」

「了解。」

そう言ってクラウドは控え室を出ていった。

「2人とも仲良かったのにどうしちゃったの?」

ミリアが尋ねる。

「関係ないだろ。」

シャインが少し怒りながら言ったのでミリアはそれ以上聞かなかった。

「では、俺達はこれで失礼するよ。」

「またねシャン。」

ルークとミリアが控え室を出ていった。

「もしかして君はこうなるのを予想して俺の条件にのったな?」

通路を歩きながらルークがミリアに尋ねる。

「ええ、そうですよ。」

ミリアが素直に答える。

「悪い子だ。」

その時フィールドの方から、

「試合終了ーー!勝者、虎神高校バージェス・アルシオン君!」

実況者の声が聞こえた。

「終わったようだね。」

「そのようですね。」

その時ミリアがフィールドと通路をつなぐ扉の前で立ち止まった。

「すいません、さきに控え室に戻っててくれませんか?」

「どうした?」

「少し昔からの友人とお話しをしたくて。」

ミリアが扉を見る。そこから試合を終えたバージェスとレインが出てきた。察したルークは「わかった。」と言って先に控え室に戻っていった。

「レイン、先に行ってろ。」

「了解しました。」

バージェスも先にレインを戻らせ、バージェスとミリアの2人だけになった。

「久しぶりだね、バージェス。」

「そうだな、じゃじゃ馬ミリア。」

あまりよくない空気が漂う。

「じゃじゃ馬って言わないで。」

ミリアがムッと怒る。

「じゃじゃ馬はじゃじゃ馬だ。で、なんか用か?」

「聞きたいのは1つだけ。シャンと何があったの?」

真面目な顔で聞く。

「シャン?あーシャインの奴か。そんなことあいつに聞きな。」

バージェスが控え室に戻ろうとする。

「待てよバージェス。」

そこにシャインも参加した。レビィもいるがさすがに入りずらい状態である。

「シャン…」

「何かようかシャイン?」

バージェスとミリアがシャインを見る。

「お前のとこの桜髪に伝えろと言ったが今言っておく。俺は絶対お前に勝つ。」

シャインの真剣な顔を見てバージェスがはぁとため息をつく。

「寝言は寝て言え。30分後、俺とお前の力の差を思い知らせてやる。」

バージェスはシャインとミリアを睨んで控え室に戻っていった。

「バージェス…ホントに変わっちゃったね。」

「あいつは力が全てだと思ってやがる。だから俺はあいつに教えてやる。力が全てじゃないとな。」

シャインはミリアとレビィの前で宣言した。


 「じゃ、行ってくる。」

30分経ち、シャインが控え室を出ようとする。

「シャイン!」

レビィが不安を抱いている顔でシャインを見る。

「シャイン…大丈夫だよね?」

その言葉を聞いたシャインがレビィに近付き、

「大丈夫だ。心配すんな。」

ポンと優しく頭を叩いてレビィを安心させる。

「行ってくるな。」

シャインが控え室を後にした。外の通路に出るとミリアが柱にもたれて待っていた。

「シャン。」

「ミリア…」

「私はシャンの味方に付くね。今のバージェスはなんだか…嫌だから…」

「そうか、じゃあ応援頼むぞ。」

「うん。」

シャインはミリアを残してフィールドに入るための扉に向かう。そして扉の前に立ったシャインは、

(バージェスを止めれるのは俺だけだ。だから、負けるわけには…いかない!)

心の中で決意をして、扉を開けた。フィールドに立つと会場の歓声が耳に響く。シャインが反対側の扉を見るとバージェスが入ってきた。

「さーついに、ついに始まります!BOM決勝戦!この舞台に立ったは、龍空高校シャイン・エメラルド君と虎神高校バージェス・アルシオン君!2人とも1年でありながらも素晴らしい闘いを見せてくれました!この決勝戦ではどんな闘いを見せてくれるんでしょうか?」

実況者もここ一番の盛り上がりである。

「この時を待っていたぜ。シャイン。」

「ああ、俺もだ。」







次回、ついにシャインとバージェスが激突する。





つづく…

エ「ねぇ、私達全然出てこないんだけど。」

サ「今はいらないんでしょ。」

ヒ「また出れますよ。ですよね眼鏡さん?」

眼「笑顔で矢を向けるのを止めてください。」

ス「だったからもうちょっと出してくれないかな?」

眼「炎の拳を向けないでください。」

エ「次回ついにシャインとバージェスが激突するよ。」

サ「波乱が予想されるわね。」

エ「次回をお楽しみに!」

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