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魔法学園  作者: 眼鏡 純
15/88

15話 VS蛇帝高校(4)

眼「今回はスノウのプロフィールです。特にないのでちゃちゃっと行きましょう。」

ス「適当すぎない?」


名前:スノウ・シルバー

年齢:16歳

誕生日10月10日

魔法:格闘魔法(スカフルマジック)

戦闘タイプ:ナックル

髪:肩まで伸びた銀髪の無造作ヘアー

瞳:黒色

好きな食べ物:肉全般

嫌いな食べ物:特になし

好きなゲーム:ストリートファイター

休日の過ごし方:友達と遊ぶ/鍛練

好きな四字熟語:一拳入魂(いっけんにゅうこん)※そんな四字熟語ありません

自慢できること:27時間テレビを全部見た

AKB推しメン:まゆゆ

好きなタイプ:元気な奴


眼「こんな感じで。」

シ「なんか少なくないか?」

サ「そんなことより、何よ一拳入魂って、バカ丸出しじゃない。」

ス「う、うるせぇな…」

シ「次は誰だ?」

眼「じゃあ…サナで。」

サ「私!?」


レ「では本編をどうぞ。」

 数時間経ち、予定会場がなくなり、2つの会場がメイン会場の隣に現れ、その2つの会場の中では2位トーナメントと3位トーナメントが行われている。そして中心のメイン会場では龍空高校、馬原高校、蛇帝高校、虎神高校の1位トーナメントが行われようとしていた。第一回戦は龍空高校VS蛇帝高校である。



 「いよいよ1位トーナメントだね。」

控え室で待機しているレビィがベッドで寝転んでいるシャインに話しかける。

「ああ。」

「一応サポーターの仕事をしたんだけど…」

レビィがポケットから1枚の紙を取り出した。

「なんだそれ?」

シャインがむくりと体を起こす。

「相手が使う魔法を調べたの。」

「さすが。」

「相手が使う魔法は2つあるの。」

「2つも?」

「うん。1つは『氷魔法(アイスマジック)』。これはサブ的なもの。メインで使うのは『動物魔法(アニマルマジック)』。」

「アニマル?なんか強そうには聞こえないな。」

動物魔法(アニマルマジック)はいろんな種類があって、その中の1つ、『モデル:(ウルフ)』が相手の魔法よ。」

「狼か…そう聞いたら強そうだな。」

シャインがニヤリと笑う。

「そろそろ試合が始まります。選手の人はフィールドにお願いします。」

アナウンスが聞こえ、シャインはベッドから下り、通信機をつけて控え室のドアを開け、フィールドに向かった。レビィはそれを見送った。


 「頑張ってください。ルーク先輩。」

シャイン達の反対側の控え室でミリアが先輩のルークを応援する。

「分かっているさ。」

シャインより背が少し高く、白色の髪に水色の瞳のルークが微笑む。

「あなたが推しているシャインという人は俺を楽しませてくれるんだよね?」

ルークがクールに尋ねる。

「はい。あいつは私が認めた男ですから。」

シャインと話している時と間反対の上品な口調で答える。

「あと、ひとつだけ聞いていいかな?」

「何でしょう?」

「俺との約束、忘れてないよね?」

「優勝したら付き合うですよね。覚えていますよ。」

「覚えているならそれでいい。では、応援よろしく頼むよ。」

「はい。」

ルークは控え室を出てフィールドに向かった。ミリアはルークが出ていったのを確認してから、

「ま、相手がシャンだからそう簡単にはいかないでしょうね。」

と、呟いた。


 「さー1位トーナメント第一回戦、龍空高校のシャイン・エメラルド君VS蛇帝高校のルーク・バリュウ君の試合がいよいよ開戦だー!」

実況者が会場を盛り上げる。それにより会場のテンションが上がる。その中を2人の選手が20メートルぐら間を開けてフィールドに立った。

「よろしくな。」

「楽しましてくれよ。」

シャインとルークが睨み合う。そして2人がフィルムバリアを起動した。『3、2、1、ファイト』とモニターに出て、試合が開始した。

「まずは俺の魔法を見せてやろう。」

ルークがグッと力を入れると、鋭い牙と爪、体から狼の毛が生え、獲物を狩る目に変わり、まるで人獣のような姿になった。

「これが『動物魔法(アニマルマジック)』…」

「知っていたのか。」

「うちのサポーターが調べたんでね。」

シャインが刀を抜いたら光る風が立ち上る。

「それが閃風魔法か。」

「あれ?お前も知ってんじゃん。」

シャインがわざとらしく驚く。

「うちのサポーターが調べたからな。」

「両方いいサポーター持ったな。」

シャインがニヤリと笑うと、ルークが笑い返した。

「行くぞ!」

ルークが構えると、シャインも構える。そして数秒間シンとした空気が流れ、2人が同時に地面を蹴った。

「[疾風斬]!!」

[狼爪斬(ろうそうざん)]!!」

2人の技がぶつかり合い、2人ともHPが減る。そして、普通の人には見えないスピードでシャインの刀とルークの鋭い爪がぶつかり合い、会場には刀と爪があたる音が響き渡るだけであった。そのスピードについていけているのはミリアとバージェスと大会関係者の数人だけである。


「すごい…全く追い付けない。」

控え室にいるレビィがキョロキョロとフィールドを見るが、なかなか見えない。

【私なら見ることができるがどうする?】

突然声がしてレビィがビクッとするが、すぐに声の主がわかった。

「ナイト!」

【私ならまだ追い付けるが、お前が見れるようになるわけじゃない。】

「でも見えるのね?」

【まあな。】

「じゃあお願い。それの方がいいアドバイスできそうだから。」

【承知した。】

そう言って髪が黒くなり、瞳が赤になった。


 その間もシャインとルークはハイスピードの攻防を繰り広げていた。

「このままではシャインはヤバいな。」

応援席でバージェスが呟く。

「何でですか?」

隣にいたクラウドが尋ねる。

「シャインとルークのスピードはほぼ互角。力はどちらかというとシャインの方が上だ。」

「だったらシャインの方が有利じゃないっすか。」

「だがシャインは力の使い方をわかっていない。シャインはかなり力を使っているが、ルークはまだ力に余裕がある。だからこのハイスピード攻防をしていると確実にシャインは負ける。」

バージェスの言う通り、少しだけルークが押し始めた。それにナイトも気が付き、

「我が主よ、このハイスピードの攻防を止めろ。このまま続ければ主の方が不利だ。」

的確な指示をする。シャインは素直に従い間合いあけ、ハイスピード攻防を止める。攻防が終わった瞬間、会場の盛り上がりがMAXになる。

「的確な指示がきたな。」

ルークが言う。

「よくわかったな。」

「今の俺は狼だ。聴覚はお前より上だ。」

「あっそ…」

そう言ってシャインは通信機に触れて、

「ありがとなナイト。」

通信先のナイトに礼を言う。

「気付いたのか。」

「俺のことシャインと呼ばす、我が主って呼んだからな。」

「そうか。」

「話は済んだか?さて、俺のサブ魔法も解放するか。」

すると、ルークからひんやりする風が流れてきた。

「サブ魔法は予選では使わなかったからな。お前が初めてだ。」

ルークが力を入れた瞬間、ルークの周りが凍った。そして、世にも珍しい氷の人狼に変化した。

「さあ、第2ラウンドだ。」

ルークがスッと鋭い爪を構える。

[氷狼連爪斬(ひょうろうれんそうざん)]!!」

次の瞬間、無数の氷の斬撃がシャインに向かって飛んできた。シャインは回避するためフィールド中を走る。だが、かなりの多さに時々足や肩にかする。

[閃風乱舞(せんふうらんぶ)]!!」

シャインも閃風の斬撃で対抗する。

「やるねぇ、だったらこれはどうかな?[氷撃狼波(ひょうげきろうは)]!!」

氷の狼の波動がシャインに向かってくる。

「[獅子閃風牙]!!」

シャインは閃風の獅子で対抗する。そして2つはぶつかり、獅子も狼も消えた。

「これは大変な盛り上がりです!まだ第一回戦とは思いません!」

実況者にも熱が入る。

「やるなシャイン君、ここまでとは思わなかったよ。」

ルークが褒める。

「そりゃどうも。」

シャインは横目でモニターを見る。

(あいつが780で俺が680…100の差がついたか…このままやってても負けるだけだ…さてどうする…)

シャインが考えていると、

「では、少しサブ魔法をメインにしてみようかな。」

ルークは氷魔法(アイスマジック)の魔法を高めた。

「[絶対零度]!!」

ルークが唱えると、フィールド全体が氷河期のようになり一気に気温が下がった。

「ものすごい魔力だー!会場の熱気が下がっていくー!」

実況者がガチガチしながら言う。

「おいおい、サブ魔法だろ?もうちょい弱くてもよくないか?」

シャインが言う。

「さあ、第3ラウンドだ。」

(マジでヤバいな…)

シャインが何かないかと服の中を探る。

(なんだこれ?)

内ポケットに入っていた物をルークに見えないように見る。

(これは…なるほど…よし!)

シャインはルークに向かって走り出した。

「[氷狼連爪斬]!!」

ルークは氷の斬撃で応戦する。

「[隼]!!」

シャインは足に風を纏って斬撃の中を走る。そしてルークの目の前にきた瞬間、ポケットにあった『あるもの』を取り出し、ルークに何かを吹きかけた。

「がっ…!!」

吹きかけられたルークは鼻を押さえよろける。

「何をした!?」

「これだよ。」

シャインが持っていたのは『香水』だった。

「香水だと…!?」

「お前今狼だからな、嗅覚は人以上だろ?」

そう言ってシャインはルークを蹴り飛ばした。

「[獅子閃風牙]!!」

吹き飛んだルークに閃風の獅子が追い打ちをかける。まともに喰らったルークのHPが大幅に減った。

「くっ…」

ルークがよろよろと立ち上がる。


 「あんなものいつの間に…」

控え室にいるナイトが驚く。

【もしかして香水使った?】

心の中のサファイアが尋ねる。

「お前か、主に香水を持たしたのは?」

【持たしたって言うより忍ばしといたの。だって相手は狼だから嗅覚がすごいでしょ?だから一応私が持っている中で一番強い香水を忍ばしといたの。】

「ほう…やるではないか。」

【サポーターだし。】

「さて、どうなるかな…」

ナイトとサファイアは静かに見守る。


 「そろそろ終わりにしようぜ。」

シャインが勝利をほぼ確信する。

「これだけは使いたくなかったが…」

ルークは人獣から戻り、何か唱え始めた。

(何する気だ?)

シャインが警戒する。

[氷縛(ひょうばく)]!!」

ルークが唱えた瞬間、シャインの足下から氷の竜巻が現れ、シャインを囲んだ。次の瞬間、シャインの足から氷始めた。

「しまっ…!!」

氷の竜巻が消え、会場がシャインの姿が見てた時、シャインは氷の中に閉じ込められていた。

「氷縛はそう簡単には壊せない。[大氷槍(だいひょうそう)]。」

ルークは右手に氷の槍を持ち、シャインに向ける。

「終わりなのは…君だ!!」

ルークがシャインに向かって槍を投げた。

(ヤベェ…!)




万事休すのシャイン。





つづく…

ス「おいおい続いちまったぞ。」

エ「そんなことよりシャインピンチじゃん!」

サ「さすがにヤバいわね…」

ヒ「どうするんでしょうか?」

ス「どうなるんだ眼鏡純!」

眼「え~っと…予定しているのは…」

エ「言っていいの!?」

眼「冗談です。次回で決着するのは言っておきます。」

エ「あ~〜〜次回が待てなーい!」

眼「待って下さい。」

ヒ「じゃあ次回をお楽…」

エ「待って!」

ヒ「何ですか?」

エ「その言葉みんなで言おうよ。」

ヒ「別にいいですけど…」

エ「じゃあ、せ~の…」

ス・エ・サ・ヒ・眼「次回をお楽しみ!!」




サ(意味………………あったの?)

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