12話 開幕!!(1)
眼「今回からプロフィール書いていきます。最初はレビィでーす。」
レ「なんで私から…」
名前:レビィ・サファイア
年齢:16歳
誕生日:9月9日
魔法:夜叉魔法
戦闘タイプ:刀(夜桜)
髪:紺色でストレートのロングヘアー
瞳の色:青
好きな食べ物:ママが作ったオムライス
嫌いな食べ物:キュウリ
平均睡眠時間:6時間
好きな漫画のジャンル:恋愛/ファンタジー
好きなゲーム:ポケモン
好きな季節:春
平均ケータイいじり時間:約8時間
好きなキャラクター:チョッパー/ピカチュウ
バストカップ:……………………………B
好きなタイプ:言えないみたいです
眼「こんな感じで勘弁してください。」
レ「十分暴露されてるわよ…」
エ「落ち込まない、落ち込まない。で、次は誰なの?」
眼「さすがにシャインで。」
シ「俺かよ…」
眼「プロフィールの中身は多少変わる可能性があるかもしれませんが、楽しみにしてください。」
シ「今回から『大会偏』スタート。では、見てください。」
1週間が経ち、大会当日を迎えた。レビィは制服を着て、学校に向かった。
「おはようエアル。」
教室に入ったレビィは席に座っていたエアルに挨拶する。
「おはようレビィ、いよいよだね。」
エアルが挨拶する。
「うん。」
レビィが頷く。
教室はどこか緊張している感じである。
「別に俺らが緊張しても意味ないぞ。」
いつもと変わらない感じでPSPをしているスノウが言う。
「そうですよ。緊張するのは出場する人達ですよ。」
ヒューズもいつもと変わらない。
「そうだ。なんで出場俺よりも緊張してるんだよ。」
そこに今回の大会に出場するシャインが入ってきた。
「シャイン!……何その格好?」
レビィの言う通り、シャインは制服ではなく、黒い布でできていて、胸元がけっこう開いている服を着ている。(テイルズオブヴェスペリアのユーリの服を想像してください。形は少し違います。)
「これか?これは俺の戦闘服だ。動きやすいし、鎧とかより頑丈なんだ。」
シャインが説明する。
「へぇ~」
レビィが納得する。
「お前、後ろすごいな!」
スノウがシャインを後ろから見て驚く。それもそのはず、シャインの背中にはすごい迫力のドラゴンの絵が描かれていた。
「あーこれなー、別に意味はない。」
シャインが答える。
「ふ~ん…てか、なんで俺らは学校に集められたんだ?」
スノウが話を変える。
「さあ?」
その場にいる全員がハモる。
「あんたたち、調べるとかしないの?」
サナが呆れながら、話に加わる。
「しない。」
また全員がハモる。またサナが呆れる。
「あんたたち、大会の会場どこにあると思っている?」
サナが全員に尋ねる。
「えっ、それは…ここから電車とかで行けるとこ…だと思うけど?」
レビィが代表して答える。それにあと4人が頷く。
「違うわよ。」
サナがズバッと言う。
「じゃあどこなんだよ?」
シャインが尋ねる。
「はぁ、あんた出場者なんだから知っときなさいよ…いい?この世界は魔法が使えるのよ。魔法があれば別に『この次元』に建てる必要なんてないのよ。」
「ま、まさか…」
「そう、『異次元』に建てたのよ。会場を。」
それを聴いたシャイン達が驚く。
「じゃあその会場にはどうやって行くんだ?」
スノウが尋ねる。
「魔法科がある12校にはそこに行くための転送装置があるから、私達は学校に集められたの。」
サナが説明を終える。
「へぇ~」
シャイン達が納得していると、
「はーい、みんな席についてー。」
ナナリー先生が教室に入ってきて生徒を座らせる。
「さて、いよいよ大会が始まります。今回の大会にはなんと、1―1からシャイン君が龍空高校代表で出場します。みんな精一杯応援をしましょう。そしてシャイン君、頑張って下さい。」
「ああ。」
シャインが返事をする。その目はいつにもまして真剣な目だった。
「では、時間になったので転送装置に移動します。」
生徒とナナリー先生は転送装置のある場所に向かう。
「意外だな~」
移動中にレビィがシャインに話し掛ける。
「何がだ?」
「シャインがこういうイベントを真剣にしようとしてるなんて。」
「この高校に入学した身だ。自分の高校を誇りに思って、高校のために闘うさ。」
意外とまともな返事が返ってきて、レビィは返す言葉が見つからない。
「あともう1つ…」
「もう1つ?」
「さすがに真剣にやらなきゃ…俺は奴に潰される。」
「奴ってバージェスの事?」
シャインが頷く。
「あいつは昔から力が全てだと思ってやがる。たぶんあいつの周りにはあいつに匹敵する奴なんていない。だからあいつは唯一自分が本気で闘える俺を潰しにくるだろう。」
「大丈夫なの?」
レビィが心配した顔で見る。シャインはポンとレビィの頭を叩くと、
「大丈夫だ。」
そう言って、少し微笑んだ。2人が話していると、転送装置のある建物についた。
「改めて思うけど…この高校やっぱりでかいな…」
スノウの言う通り、自分達の教室から、転送装置のある建物まで、徒歩20分はあった。
「あれ?1年生ってこんだけだっけ?」
エアルが周りを見ながら言う。
「魔法科は1〜5組。普通科の人が来る意味はないからね。」
サナが答える。
「1組です。」
ナナリー先生が扉の前で言うと、ウィンという音を出しながら扉が開いた。その中に入ると、数人の白衣をきた先生達がいた。
「転送はもうできますので、台の上に上がってください。」
言われた通りに、1組のみんなとナナリー先生が乗れるくらいの部屋の中心にある台に乗る。
「では、転送開始。」
白衣の先生がボタンを押すと、キュイイインという音がして、1組とナナリー先生は転送された。
転送された先は、精神と時の部屋のような、何もない白い空間だった。
「な、なんだここはー!」
スノウが叫ぶ。
「さすがの私もこの空間には入った事はないわ。」
さすがのサナも驚いている。
そして1組一同の目の前には、東京ドームみたいな形をしていて、大きさは東京ドームの2倍ぐらいの建物があった。
建物に入ると、中はかなりキレイで、いろんなとこにロボットがいる。
「オハヨウゴサイマス。ドコノコウコウデスカ?」
受け付けにいるロボットが尋ねる。
「龍空高校です。」
ナナリー先生が答える。
「コノカナニシュツジョウスルヒトハイマスカ?」
「あ、それ俺だ。」
列の後ろらへんにいたシャインが前に出る。
「『サポーター』ハダレデスカ?」
「サポーター?」
「客席からのアドバイスは禁止だから、出場者にアドバイスできるのはサポーターだけなの。」
ナナリー先生が説明する。
「ふ~ん…別に誰でもいいけど。」
「サポーターの選択は出場者が決めるの。」
「ふ~ん…」
「普通は先生や魔法とかに詳しい人が入るけど…」
「ふ~ん…じゃあ、レビィで頼むわ。」
シャインがロボットに言うと、
「ちょっ、なんで私なの!?」
レビィがとんで出てきた。
「別に誰でもいいんだろ。」
「コノヒトデイイデスカ?」
「ああ。」
「………トウロクカンリョウ。デハ、シュツジョウシャトサポーターノヒトハコチラヘドウゾ。」
ロボットに連れられ、シャインとレビィは控え室と向かった。
「デハ、オウエンノヒトタチハコチラヘ。」
別のロボットが現れ、1組のみんなは付いていった。
「ねぇ、ホントに私でよかったの?」
控え室に向かっている途中、レビィがシャインに尋ねる。
「別に誰でもよかったからな。」
「ふ~ん…」
レビィが(なんだ、本当にそんだけか)と思いながら返事をする。
「コチラデス。」
ロボットに言われた扉を開けると、そこは普通の部屋みたいな控え室だった。
「すごい。ベッドまである。」
レビィが驚く。
「カイカイシキマデシバラクオマチクダサイ。」
そう言ってロボットはどこかに行ってしまった。
「さて、開会式まで寝るか。」
そう言ってシャインはベッドに寝転んで、2秒で寝た。
「はや!」
レビィがツッコむ。だが、むなしくなり、控え室にあったソファーに座り、本を読みながら開会式を待った。
1組の一同はロボットに連れられ、応援席に案内された。
「ココデカイカイシキマデシバラクオマチクダサイ。」
そう言ってロボットはどこかに行ってしまった。
「うほーでけー!」
スノウが飛び回る。
「こらスノウ君。」
ナナリー先生に叱られ、スノウがしょげる。
「ガラス張りなのね。」
エアルがガラスを触りながら言う。そこからは大きな土のフィールドが見えた。
「『マジックウォール』ね。片方から見るとガラス張りだけど、違う方から見るとただの壁にしか見えない。その強度はかなりのもの。」
サナが淡々と説明する。
「でも、ここに全員入るのか?」
スノウの言う通り、応援席はデカイはデカイだが、どう見ても龍空高校しか入れるスペースしかない。
「大丈夫よ。ここはここで異次元の中なの。」
ナナリー先生が説明し始める。
「ここは龍空高校のための空間で、あとの高校は高校で空間があるの。」
「でも見える光景は一緒ですよね?」
エアルが質問する。
「そうよ。」
「ややこしいな~」
スノウが頭を抱える。
「つまり、一緒の場所にいるけど、応援席は別の空間にあって、けれど、そこから一緒の光景を見れるわけ。」
サナがまとめる。それを聴いたスノウが納得する。
「読者のみなさんの中で、もしも分かりにくいと思った人は感想で質問してください。答えますので。」
エアルが言う。
「何をしているのですかエアル?」
ヒューズが壁に向かって話しているエアルに聞く。
「ううん。何でもない。」
エアルが笑顔で答える。
「さて、開会式まで自由にしといてください。他の高校に迷惑をかけないように。」
1組一同は開会式まで自由時間になった。
他の高校も続々と入ってきて、全部の高校が集結した。
「これより、開会式を行いますので、選手の皆さん、及びサポーターの皆さんはフィールドに集まって下さい。」
アナウンスが響き渡り、選手とサポーターの人はフィールドの中央に集まり始めた。
「いた!シャインとレビィだ!」
エアルが指を指す方向に2人がいた。
「頑張れー!」
「負けんなよー!」
そんな言葉が飛び交う。だが、フィールドにいる2人からはマジックウォールにより、みんなの姿は見えず、声だけが聴こえる。
「すっごい不気味なんだけど…」
レビィが少し引く。
「あの壁の向こうだな。」
シャインが言う。
「マジックウォールか…」
レビィが気が付く。
そして、大きなフィールドに選手12人、サポーター12人、計24人が集まった。すると、目の前に学校の朝礼台みたいなものが現れ、そのサイドに数人ついた。そして、その中の1人の男が台の上に上がった。
「これより、『BOM』、『Battle・Of・Magic』を開幕する!!!」
その一言に会場が、
「ワァァァァァーーーー!!!!」
と言う歓声が響き渡った。
エ「ついに始まったよバトル・オブ・マジック!」
ヒ「battle・of・magicの頭文字をとって、『BOM』とも言いますよ。」
ス「この『大会偏』ってどれくらい続くんだ?」
シ「さあ?」
レ「筆者はとりやえず『遠足偏』よりは長くしたいんだって。」
シ「つまり、どこまで続くかは筆者も分かっていないんだな?」
レ「簡単に言うとね。」
ス「とにかく、次回からトーナメントが始まるんだな!」
サ「違うわよ。最初は予選からよ。まあ、ルール等は次回で説明されるわ。」
シ「では、次回を楽しみに。」