プロローグ
やあ!僕は獣族!よろしく!
みんな、調子はどうかな?
僕は最高さ!
ヒャッホーーー
急だが僕は変人ではない
テンションが高いのは仕方ない。
まあなぜこんなにもテンションが高いかと言うと…
とか言う独り言もいいが結構今の状況やばくね?
まあなぜこんなに情緒不安定なのかと言うと
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数日前?
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「嗚呼、神よ」
僕は神に祈っていた。
ベッドの上に跪いていた。
土下座のようだが手は組んでいるポーズだ。
「我を異世界に転生させてくれ」
僕は神に祈る。
顔面偏差値51
成績学年13位
何を取っても微妙だ。
しかし俺はやればできる側の人間だ。
ただやる気が出ないだけだ。
俺は転生すれば、
異世界にでもいけば、
平均以上のステータスになれる。
と言うわけで神に祈っている。
「おやすみなさいませ」
と言うわけでいつも通り寝ることにする。
布団の下に入って掛け布団の向きがわからなくなる。
しかし華麗なる30分の格闘の末、僕は眠りについた。
「•€&ηΣΞξζλ」
あれ、なんか聞こえるな
てかここどこだ?自分の部屋じゃない。まるで白い神殿のような場所だ。
少し歩いて下を見るとまるで空に浮いているような場所だった。
「…」
あれ?声が出ない
と思い口を触ろうとしたら
…手がない
足がない
体がない
え、俺魂になっちゃった?
と思いながらも奥に進んでみることにする
「αξδχξεθ」
うお、なんか綺麗なお姉さんの声が聞こえる
何言ってんのかわかんないけど
「ακσξξ…聞こえますか?」
うおしゃべった。
まあ聞こえるけど
「今から最期の審判をします」
え?なんで?まだ生きてるよ
「いいえ、あなたは死んだのです。」
急展開?え?どう言うこと?
「詳しくは言えません」
と言うか魂なら死んでて当然か。
地獄かな?天国かな?
「と言うわけで転生しますので少々お待ちください」
…え、転生なんかあるの?生まれ変わりってあったんだ!これは知らせたら一台スクープに!
…いや死んでるからもう無理か
とか思ってたら急に周りが眩しくなり始めた
うお、眩し、失明するんじゃないかこれ
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俺はついさっきまで夢を見ていたかのような感覚で目が覚めた。
やっぱり夢だったのか
と思い体を起こそうとした。
重い、
重すぎる。
体が重い、と言うより力が足りない
これは全身麻痺!?
てかここどこだ?
「起きてるかにゃ?」
うわ!なんか可愛い声聞こえた
てか目がめっちゃぼやけるな、全然見えねえ
「にゃ!」
言ってますねこれ完全に言ってます。
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と言うわけで今このテンション
あれから数日経って気づいたけどマジで転生してるらしい。
これはどうなんだろう。
にしても猫の獣族に転生してるのはすごいな
「にゃ〜うにゃ〜」
しか今の所喋れない。
あと自分の頭触って気づいたが耳がある。
生前も耳はあったがいまは猫耳がある。
しかも動かせる。そしていろいろな音が聞こえる。
よし、これも神に祈ったおかげだ。
この人生成功させて人生本気で楽しんでやる。
まあそうやって意気込んでみたはいいものの普通に生きてもぶっちゃけいい。
てか耳めっちゃもふもふで気持ちいい。
ずっと触ってられる。ただ気持ち良すぎて時々
「にゃ、ん、ん、んにゃ〜♡」
みたいな声が出る。これが性的快感!?
と言う冗談は置いておいて
語尾にニャンがつくのは仕方ないらしい。
無意識にやってしまうから本能なのだろう。転生者だけど
まあそれはいいとしていい人生過ごしていきますか。