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リンカネーション《輪廻転生》:始めよう…悔いの無いように… 〜あぁ、この異世界人生に幸福を〜  作者: プンプン丸
第三章 魔境大陸編 〜生と死は、いつも紙一重〜
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第七節 魔都バビロニアへ

さぁ、そんなこんなで魔都バビロニアへと続く大門へとやって来た。

セタンタは、この街に一応は入る事が出来るがそれまでに至る過程が大変だと言う事で策を練って来た。

まず、彼等ボルーグ族の特徴であり象徴でもある藍色の髪の毛を魔法で灰色に変えた。

次に、あの禍々しい姿形をした魔槍を可愛らしい花柄のデザインに変えて上げた。


これなら、余程の事が無い限りはバレる事はないだろう。

クロセルやヒッポリュテからは好評だったが、肝心の本人はとても不服そうな表情で俺を見ていた。

門へと近づくと、門番だと思われる魔族が三人ほどこちらに向かって歩いて来た。


一人は、猫の頭を持った兵士。

一人は、蜥蜴の様な顔を持ち、クネクネした槍を手にした兵士。

最後の一人は、気味悪い顔の魔族の兵士。


「おい、そこの四人!ここで止まれ!」


猫の顔を持った兵士が手に装備していた槍先を俺達の前に突き出して来た。

おぉ、異世界あるあるが再び見れるとは…嬉しいぜ。

だが、蜥蜴頭の野郎…クロセルとヒッポリュテのムチムチボディを舐め回すように見やがって、その特権は俺のモノだぞ!


おっと、少し取り乱してしまった。

ここからは、当初の予定通りに動こう。


「あー、えっと…僕達は、冒険者になりたくて…」

「ああ、あるにはあるが…所で、その男は何だ?可笑しな格好をしているが…」

「あはは、実は…道中で槍を盗まれてしまいまして…新しい槍を買う為に冒険者になりたいと思っていたんです。」


さ、流石に無謀すぎたか?


「なるほどな、そりゃ気の毒にな。冒険者になりたいなら、この門を潜って真っ直ぐ進めばギルドがある。」

「ギルドで冒険者になりゃ、金も稼げるし、宿だって無料になるから便利だぜ。」


ほう、それは良いことを聞いてしまった。

冒険者になれば、宿代が無料になるか…これはありがたい事だな。

だったら尚更。冒険者にはなった方が得だろう。


「んじゃ、入りな!」




ーー


と言うわけで、意外にすんなりと魔都の中へと入る事が出来た。

城砦都市ガレスと比べると少し劣っているが、それでも流石は魔境大陸の三大都市とも呼ばれている街だ。

家は、人間の街で見掛ける岩造りでは無くボロボロの木で出来た物が多く奥に行くほどがっしりとした造りになっている。


いやー、それにしても冒険者か。

前世の頃、何度も異世界のラノベで読んだ冒険者に自分がなれるとは思っても見なかった。

俺の知識からするに、冒険者という職業は普通の職業と違って多少は楽に稼げる。


「クロセルは、冒険者になりたい?」

「ええ!なりたい!」


よし、クロセルは思ったよりも乗り気なようだ。

まぁでも、彼女は元々…ヒッポリュテの冒険者時代の話を聞いて心を躍らせていたからおかしくはないか。


「セタンタさんは、冒険者になった事は?」

「ねぇな。」

「ヒッポリュテに聞けば良いじゃない!」

「冒険者になるなら、まずはギルドに向かうべきですね〜。そこで登録すればもしもの時の身分証明にもなるし〜」


確かに、それは助かる。

この先、旅を続ける途中で身分の証明を命じられる事があるかも知れない。

冒険者になって旅の金を稼ぐと同時に名声を稼ぎ、有名になって来たらセタンタの正体を露見される。

そうすれば、もしかしたらボルーグ族の名声が少しでも良くなるかも知れない。


その為には、信頼と実績を稼ぐ。

冒険者として依頼を受けて、助けた人達に彼はボルーグ族だと正体を明かす…のは、危険か?

賭けてみるのも悪くないだろう。


ま、まずは登録を済ませるとしよう。


「ねぇ、ダイン!冒険者になる前にこの街を見てまわりたい!」

「それも良いですね、2人はどうですか?」

「さんせい〜。」、「おうよ。」


俺としても、魔族の街がどんな物なのか気になっていたからな!

2人の了承を得られた事だし、少し街を観光しようと思う。


街中にある露店を見回って分かった事がある。

やはり、人間の街と違って店で売っているものが大きく異なっていて値段も異なっている。

まぁ、当然と言えば当然だが。


中には、正体不明の気味の悪い魔物の腕で作られたマフラーが売っていたり…可愛らしい魔物の皮で作られた外套が売っていたので、クロセルにプレゼントした。

魔神語をヒッポリュテやマーリン師匠から学んでいて良かった、一応セタンタとヒッポリュテは魔神語を話せるから困りはしないけど自分で喋る方が効率が良いからな。


クロセルは、俺がプレゼントした外套を物凄く気に入ってくれたようで渡した瞬間に羽織っていた。

似合っている。

そんなクロセルを羨ましそうにヒッポリュテが見ていたので、彼女にも何かよさそうな物を見繕うと思い露店を見て回る。


oh、この下着…彼女が着たら…ぐふ、ぐふふふ…おっと、取り乱してしまった。

冗談はさておき、ヒッポリュテにはよく分からない魔物の耳飾りをプレゼントした。


セタンタにも何かプレゼントしようとしたけど、「餓鬼が気を使うんじゃねぇよ。」と言って断られてしまった。


よし、数時間程露店を見て回ったのでいよいよ冒険者ギルドに向かうとこにした。

ギルドに向かう前に、セタンタとヒッポリュテには忠告をしておいた。


「2人とも、ギルドで無駄な騒ぎは立てないで下さいね?もし、絡まれても殺さないで下さいね?」

「わーてるよ。」、「うーす」


はぁ…心配だなぁ。

まぁ、大丈夫か?大丈夫だよな?

多少の心配はあるが、ギルドの前に辿り着いた。


おお、思っていたよりも大きい。

あの門兵が言うには、このバビロニアの冒険者ギルドは他の街にあるギルドよりも規模が大きく、冒険者になるなら此処から!と言う程に人気が高いらしい。

依頼数も多く、他のギルドと比べて報酬が美味しいらしい。


つまり、楽に稼げるという事だ!


さぁ、行こうか。

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