僕も知らない内に○○が出来ていた。
大体の大筋は決めているものの、コメディタッチの魔の手が!
唐突だけど目が覚めるというか、
意識が戻ると僕の目の前には知らない女性がおり、
目一杯ハグされていた。
しかし、どうにもこの女性の事は知っているというか、
大好きと無条件に思えるというか。
なんだか曖昧だが、現在の自分の状態も一切把握が出来ない状況だから仕方ない。
辺りをハグされながら観察してみると、
内装は木造で大体6畳程度の広さの部屋の中に僕がいるのが分かる。
そして、肝心のこの女性のことをうっすらとだが理解した。
ママだ。
そう、ママなのだ。
え!なんでそう思うのと不思議に思うだろうが、
ハグされているだけなのに安心感や充足感が半端ないのだ!
先程、両親と悲痛な別離をしたばかりなのに、
意識が戻ると全く知らない内にママが出来ていた。
しかし、ここは外国かな?
目の前の女性は金髪碧眼のナイスバディで、
明らかに日本人じゃないよね。
というと、どこの国だろうかと考えを巡らそうとしていたら、
「○○○○○○○○○○○○」
女性がなんか言った。
自慢じゃないが英語のリスニングは結構得意だったから、
英語じゃなさそうだ。
「○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○」
女性がまたなんか言った。
でも今度はその後の行動が伴っていた。
自分の服を捲り上げ始めた。
そして、見えたるはご本尊様。
そして、これでもかと近づけてきたのだ。
待って下さい、まだ僕はその御山に登るには早いというか、
そもそも経験が乏しいというか皆無です!
だから、近づけないで欲しい。嬉しいから。シャイボーイは簡単に昇天するよ。
とりあえず嫌々と抵抗するフリをしてビックリ!
手短!足短!
薄々、このママに全身抱かれている段階から感じていた。
この女性が男性の全身を包む込める程の並外れた包容力を有する方でなければ、
その逆を考えざるを得ない。
僕、縮んでない?
とりあえず「やめてー!でもやめないでもええよ!」と言葉にだそうとしたが、
「だうだ!だうだうでええよ」としか言えない。(なぜか『ええよ』は言えた。)
こうなったらもう受け入れるしかない。
抗う術がない、抵抗の意思も萎えた。
最高のゲス顔浮かべ、気合を入れてご本尊様を見ていたら急に意識が遠のく―。
いつのまにかママが
『△△!△△△△△△△△△!』
と叫んでいる。
あ、鼻から血が・・・止まら・・な・い。




