表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

あなた

作者: 海之本

あなたの夢を見ました

優しい声で

眠る私を起こすその顔は

ぼんやりとして見えませんでした

久しぶりに大好きな笑顔を見たかったのにと

今思えば残念ですが

それでも会えて嬉しかったのです

いい歳になっても

あなたが恋しいなんて

誰にも言えやしませんが

それでも恋しいものは恋しいのです

めげそうな時にも嬉しい時にも

決まってあなたの顔が浮かびます

夢に見た今朝は

どうしようもない夜が

ふやけた顔に呆れて

情けをかけたのやもしれません

夢に誰かが現れるのは

その人が自分を想っているからだと

どこかで聞いたことがあります

本当に私のことを考えてくれる

あなた以上の人はいません

誰かが優しく気遣ってくれても

やはりあなた以上の人はいないのです

どうか私が強くあれるように

あなたは私を信じてくれているから

私は私に負けられない

ただ夢の中では

甘えた猫のように

弱い私でいさせてください

あなたは私の夢を見ますか

たぶんもしかすると

今夜あたり見るかもしれませんね

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] すごく切ない恋の詩なのかと思いきや家族を想っての詩だったというのはしてやられた。 そういう風に読むと確かにそういう風に感じられたので受け手の先入観の問題なのかもしれないが、上手いと思った。…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ