始まり
「‥‥‥はぁ?あんた何言ってんの?そんな依頼無理よ」
当然、ルーシャは断るが、シェリルはニヤリと口角を上げる。
「できると言ったら?」
シェリルは自信満々にルーシャに言う。
ルーシャは思わず笑ってしまい、シェリルをバカにしたように返す。
「無理よ、無理無理‥‥‥諦めなさい?」
すると、ルーシャの視界がぐにゃりと曲がり、ルーシャは意識を失った。
「私の目を見て呑気に話すものだから、催眠が楽だったわ」
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「ん?ここは‥‥‥?」
ルーシャは気がつくと、椅子の上に座っていた。ただし、両手両足を拘束されているが。
「な、何よ‥‥‥これ!」
ルーシャは目の前でニヤニヤとルーシャを見つめるシェリルに訊いた。
「今から、あなたを使って遊ぶの。依頼を受けてもらうためにちょっと強引だけど♪」
そう言って、シェリルはルーシャの首に下を這わせ、舐める。
「ひぅ‥‥‥な、何すんのよ‥‥‥」
ルーシャはほんのり頬を赤らめてシェリルに言った。
「可愛い声で鳴くのね♪」
そういうとシェリルはルーシャの上に股がり、ルーシャの唇を指でなぞる。
「な、何するの‥‥‥?」
さっきのこともあり、ルーシャは不安げにシェリルに訊く。
「貴女、キスしたことある?」
突然の質問に、ルーシャは驚いたが、すぐにシェリルから目を逸らし、黙る。
「あれぇ?ないのぉ?」
「あ、あるわよ!」
ルーシャは顔を真っ赤にして言った。
「じゃあ、いただきます♪」
そう言って、シェリルはルーシャの唇に自分の唇を重ねる。
「んぅ!?」
突然のキスに戸惑うルーシャだがお構いなしにシェリルの舌が口内に入り込む。
「んぅ‥‥‥ちゅ、んん‥‥‥」
頬を赤らめてされるがままのルーシャは精一杯の抵抗として睨むがシェリルにとってそれはそそられるだけだった。