表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋姫天衝 ~対極の御遣い~  作者: 雀護
始まりの欠片
1/44

冒頭

++ひとつの終焉に、命は迷走する++





作られすぎた話


それはまるで愚者の一人語り


終焉を迎えた物語は


望んだただ一つの答えもなく絶命する


物語は己の世界の中で完結し


そして閉じられた言葉の行き先は枯れ


ひとえにそれは愚者の独りよがり


あぁ


愚者は世界の片隅で消えてゆく


血によって穿たれた穴の中に








++命迷い、果たせぬ約束に、愚者は落ちて++




  無謀

 

そんなことは知っている


  無意味


解りきっている


  自暴自棄

 

それでも


  愚か者


・・・・・・もう以前のようには返せないな。


八つ当たりでも何でも唯一残された感情だった・・・・・・復讐。

奴にこの感情の一端でもぶつけなければ収まらない。いや、収まったところで何が残るわかるわけでもなく何を得るわけでもないのは知っている。

この悲しみをこの憤りをこの殺意をただただ爆発させたい自分勝手な理由で俺は無くしてしまった・・・・・・最後の感情を・・・・・・あいつの残してくれたこの命も


誰か教えてくれ


誰か応えてくれ


誰かあの涙は何なのか


この涙は・・・・・・どうして流れるのか


・・・・・・俺は愚者だ・・・・・・何故なんだ・・・・・・


誰か・・・・・・誰か・・・・・・


望めるのなら・・・・・・叶うのなら・・・・・・もう一度・・・・・・


・・・・・・・・・・・・。













評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ