一目惚れ3
『おい麗奈美ー!!そういえば麗奈美の好きな人・・・小田だっけ?!』
と、そう言ったのは悠里だった。
『うん。』
『その人男バスだよ部活。悠里女バスで体育館で練習した時見たぜっ。』
『まぢー?!いいなーっ!!何でもっと早く教えてくれないの?!』
『あーわりーわりーっ!!そういえば名前が龍飛だよ。その人っ!!』
『龍飛?!・・・?!小田龍飛・・・超かっこいいっ!!』
『悠里っありがとう教えてくれてっ!!』
『おうっ!!』
そしてその日もいつもと同じように好きな人が見れたいい日だった。
今日から夏休みになった。
夏休みは休みなくあたしはバイトを入れた。悠里達にはあまり会わなかった。
ルルル・・・ルルル・・・
ケータイが鳴った。
あたしは慌てて電話に出た。
『もしもし』
『あっ!もしもし麗奈美?!悠里だけど・・・』
『悠里?!何か用っ?!』
『今ね、小田先輩と彼女歩いているとこ見たよっ』
『えっ・・・・・?!』
あたしは、その話を聞いてすごくビックリして、手から
ケータイが床に落ちた。
ショックだった・・・。
『ちょっと・・・麗奈美ーっ?!』
あたしはあわててケータイを拾った。
『あっ ごめんっ!!ってかーあんなカッコ良い人に彼女いないわけないもんねぇー』
『・・・。ごめん麗奈美っ。悠里言わない方が良かったね・・・。』
『そんなことないよっ!!それより悠里の好きな原田先輩は?!』
『あー原田先輩・・・彼女いないみたい・・・。かっこいいのに・・・』
『そーなんだーいいなー。ってか悠里ねらっちゃえっ!!』
『うーん・・・でも話したことないしなぁーっ・・・』
『がんばれ悠里っ!!』
『うんっ!!じゃー麗奈美ー小田先輩の彼女が誰か分かったらまた電話するー。』
『よろしくね。じゃーばいばい。』
そう言って電話をきった。
あたしはこの日から小田先輩の彼女が気になって学校に早く行きたくなった。
学校に行けば小田先輩を見れるし、
もしかしたら彼女と2人話している所を見れるかもしれない。
あたしはただライバルを見てみたかっただけかもしれない・・・。
1日1日が早く終わればいいのにと思っていると長い1日になって
1日が早く終わってほしくないと思えば1日が早く終わっていった。
そんなころ・・・
ルルル・・・ルルル・・・
ケータイが鳴った。
ケータイの画面には【実菜】と表示されていた。
どこかなつかしいような気がした。
夏休み入ってまだ1度も会っていなかったから。
『もしもし?!』
『あっ!もしもし麗奈美?!』
『うんっ!!』
『良かったぁー。やっと麗奈美電話に出てくれた』
『えっ?!』
『だって麗奈美いつも電話かけると出てくれないじゃんっ・・・。』
『あっ ごめん!!仕事中は出れないさー』




