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episode1

2014/10/23:全角英数字を半角英数字に変更。

尚、DWOのみは全角のままです。

 場所は中央公園、時刻は既に正午を回っている。

 近場のコンビニで購入した缶コーヒーを口にして、胸元から取り出した煙草を咥える。

 ポケットから取り出したマッチで先端に火を点けて、紫煙を緩やかに吐き出した。

 ご覧の通り、───空は見事な曇り模様。

 薄らと降り注ぐ粉雪に季節を感じる今日この頃。

 待ち人は中々現れない。約束の時は既に一時間は回っている。

 だが。彼等が遅れると言うのなら、それは絶対に理由が存在するだろう。その程度の信頼は出来る仲だ。

 それから更に待ち続けて一五分。

 ようやく、待ち人達は駆けてきた。手には大きな箱を持ち、顔面蒼白で駆ける姿は危なっかしい。

 しょうがないと腰を上げて、封を開けたばかりのカイロを二つ手渡し、またコンビニへと赴いて缶コーヒーを人数分購入した。

 缶コーヒーを押し付けた後、荷物は取り敢えず受け取ったが、見た目の大きさと比べて、案外中身は軽いらしい。


「お、遅れてごめんなさい宗司さん」

「気にするな。この程度で参る程柔じゃない」


 女子に頭を下げられると言うのは何とも居心地が悪い。

 別段気にしていないので早々に謝罪を受け入れて、──問題である阿呆へと視線を移した。

 その阿呆は飄々として、気味の悪い笑みを浮かべて俺達のやり取りを見詰めている。謝る気はないのだろう。これはそう言う輩だ。


「いや、うん。青春だ、ッ───!?」


 馬鹿な事を言う前にヘッドバッドで黙らせておく。

 この阿呆──閃が口を開くと碌な目に合わない。黙らせておくのが一番だろう。


「ッ、……何するのさ?」

「ガキに謝らせて高みの見物してるんじゃねえよ」


 いつも通りの遣り取りだが、何度体験しても改める気はないらしい。

 根はいい奴だが、根以外は腐ってやがるから始末に負えない。まったく、……めんどくせぇ奴だ。

 煙草を灰皿へと押し付けて、先ずは説明を要求した。 

 週に一度の休日を使用して、その大半を寒空の下で過ごさせた理由は何だと問うと、ヘラヘラした笑みを浮かべてちらりと少女──薫子へと視線を向ける。

 端整な顔を耳まで赤くして、彼女は俺が持っている箱を指差して、


「その、日頃お世話になっているので、少し早いですが、───クリスマスプレゼントを」


 そう言えば、後数日もしない内にクリスマスだったか。

 頭を何度か掻きながら、今の表情を見られるのは何だか気恥ずかしいので視線を逸らす。その反応にクスクスと可愛らしく笑みを浮かべられて、何とも言えない気持ちが胸を満たしていた。……娘にネクタイをもらった父親の気持ちが今なら良く分かる。


「ありがとうな、薫子。大事に使わせてもらう。───ところで中身は此処で見てもいいのか?」

「ふふっ、ダメですよ。宗司さんの家についてから開けましょう」

「……それもそうだな」


 それじゃあと自宅へと二人を誘いつつ、大きな箱の中身が何かを予想して心躍らせていた。



 ◇◆◇  ◇◆◇



 俺は一人暮らしだ。

 住居は祖父から引き継いだ年代物にしてはそれなりに立派な一軒家に住んでいる。

 そんな一軒家は俺一人で住むには大きすぎる為、たまに言い様のない寂しさを感じる事がある。ソレを紛らわす為に購入したテレビとパソコンは部屋の隅で放置されていて、幅を利かせているのはむしろジュークボックスか。祖父が他界する直前に譲り受けた物品で、就寝か読書以外に何も必要としないこの部屋で、ある意味清涼剤的な役割をしていると言っても過言ではない。

 今日も一枚硬貨を入れればいつも通り馴染みの音楽を室内に流し始める。それが何の音楽かは知らないが、ゆったりとした落ち着きのある旋律を個人的に気に入っていた。

 


「───まあ、こんな所か」


 ある程度の掃除も終わり、居間で待機している二人を部屋へと招き入れた。

 普段入ることのない──祖父が気難しい人間で人を家に招く事が出来なかった──部屋に興味津々の二人に嫌な予感を感じながら、茶菓子と緑茶を人数分用意した。丁度近所の八賀さんから旅行の土産で饅頭を頂いたので、ソレを皆で分けるとしよう。

 自室に戻り、茶托を部屋の隅へと置いておく。残念ながらテーブルどころかちゃぶ台すらない俺の部屋では物を乗せる場所がない。普段机が必要な際は居間で行うので今回はしょうがないだろう。勿論、次までに買う予定だが。


「宗司さん、取り付け終わりました」

「ああ、ありがとうな。粗茶しかないが、まあ飲んでくれ」

「宗司さんや、僕の湯呑が見当たらないんですが?」

「元々食器は俺と祖父様のしかなかったからな。お前と俺は共有だ」

「ほほう、僕との間接キスをお求めですかごめんなさい冗談です拳下ろしてください」

「次くだらねえ事言いやがったら川に投げ捨てるからな」

「相変わらず僕に容赦ないよね……!」


 和気藹々と騒ぐ中、俺は視線だけパソコンに取り付けられた器具へと視線を向ける。何本ものコードの先には、愛用しているベッドと、その上に軍用ゴーグルモドキがポツンと使用される時を待っている。

 あまりその手の情報は詳しくないのだが、このゴーグルの名前は「VR接続専用ゴーグル」と言う其の物ズバリな名称だ。これは電子上に存在する仮想世界──「ディザイアー・ワールド・オンライン」。通称DWOに接続する為の機器らしい。

 ディザイア・ワールド・オンライン──日本発祥のゲーム企業【DRAGON HEART】が販売、経営している世界で最初のVRMMO。

 専用の機材が必要だが、仮想現実に憧れ老若男女関係なく人気が高いと評判のゲームだ。俺も最初は興味があり購入しようかと迷っていたのだが、発売当時に祖父が他界した事もあり、買うことを断念していたと言う過去もある。───そんな物をこの二人は先程購入してきてくれた。

 自分達は持っているので一緒にプレイがしたかったと二人は笑顔で言ってくれたが一台五万六八〇〇円。思い立ったらで買える様な額ではない。


「ちなみにお前達はどんな事をやってるんだ?」

「僕は【錬金術師】と【鍛冶師】だよ。現在休業中だから依頼はなしでお願いします」

「私は【盗賊】と【追跡者】です。ベータ版では【魔物使役者】になってモフモフ天国を作った事もありますよ!」

「モフモフ、か」


 俺は動物が好きだ。

 昔から動物には懐かれやすく、その影響もあって俺も自然と動物を好いていた。だがこの周辺には犬猫一匹すら飼われていない。精々たまにベランダに降りてくるカラスくらいしか愛でる動物がいない事に何れ程嘆いた事か。

 ゲームでなら触れるかもしれないと思うと俄然と期待が高まったのは仕方ない事だろう。


「さて、それじゃあ早速アバターを作ろうか」

「……作る? このゲームは自分の容姿そのままなんじゃねえのか?」

「確かにそれも間違いではないけど、種族とかあるから厳密には違うよ。肌の色を変えるのも自由だし、顔のパーツを弄る事も出来るよ。尤も、違和感が酷いからオススメはしないけど」

「精々髪や瞳を変える程度にした方がいいと思いますよ。……私も一度それで絶望しましたし」


 胸のあたりを触りながら俯く姿に何があったのかを察した。長い付き合いだし分かり易い反応だ。わざわざ抉る必要はないだろう。


「あー、アレは酷かったね。胸を大きくしようとしたら凸ブロックみたいになってたもんね」

「────ぐすっ」


 ……言いやがった。

 このままでは拙い──いや今も十分拙いが──と話題を戻す事にした。尤も、その前にヘッドバッドを食らわせといたが。


「それで薫子、このアバターってのはどうやって作るんだ?」

「……その、今画面を開きますので少し待ってください」


 未だに落ち込んでいる薫子だが、俺とは比べられない速度でパソコンを操作していく。ブラインドタッチも怪しい俺としてはこの手の操作が出来る事を羨ましく思う反面、別に習得できなくてもいいかと思っていたりもする。……いや、まあ。出来た方が社会で生きやすいとは分かってはいるが、正直仕事柄必要がなさすぎる。


「準備できましたよ」


 そう言われて画面を此方に向けられると、そこには小さな俺が映っていた。周囲には【NAME】【RACE】【JOB】【SUB─JOB】【SKILL】と記されていて、その隣は空欄が空いている。ここに情報を書き込む事でおそらくはアバターが完成するんだろう。

 確認するとその通りで、例外として【SKILL】だけは他の情報を選択する事で自動で書き込まれていくらしい。

 先ずは【NAME】の欄を埋めるとしよう。

 此処は早々に埋める事が出来る。昔からゲームの際はこの名前しか使用していないのだから。


「ジョージ、と」

「それでいいの?」

「呼ばれ慣れているからな」


 南条宗司でジョージ。とある漫画の主人公風に呼びたかった当時の悪ガキ達が何とか試行錯誤したあだ名だった。呼ばれ慣れている事もあり、考えるのも面倒だったのでこの名前に決定した。

 次は【RACE】、つまりは種族なのだが、コレは空欄をクリックすると説明付きで八種族が現れた。


【RACE】

「人間」尤も個体数の多い種族。全てにおいて平均的である事が強みであり、同時に弱みである。ランダムでスキルが現れる。一部他種族を亜人と蔑む者共が存在する。

「獣人族」獣と特徴を有した人類であり、獣の能力が反映されている。魔力が低いが、総じて身体能力が高く、種族として【直感】のパッシブスキルを有している。

「耳長族」自然と共に過ごす受肉した精霊達の子孫。魔力に関わる能力が高い反面、肉体面では他種族に劣る。種族として【精霊言語】を有している。

「髭長族」自然と共に過ごす受肉した精霊達の子孫。肉体の強靭さもさる事ながら器用さと繊細さをも持ち合わす。魔力が非常に少なく、敏捷性が引くことが欠点か。種族として【酒精耐性】を有している。

「小人族」人間の子供のような姿をした種族。能力は魔力、器用さ、敏捷性はトップクラスだが、それ以外は劣っていると言わざるを得ない。小人族専用スキル【ガラクタ収集】は稀にトンデモな物を集めてしまう事も……?

「巨人族」他種族と比べ非常に背が高く、その肉体の強靭さは髭長族すら上回り、魔力は耳長族にも匹敵する。その反面非常に不器用で、敏捷性は期待できない。巨人族専用スキル【限定無敵】は場合によっては戦場をひっくり返す程の優秀さ。

「翼人族」獣人族以外で翼を有する種族。敏捷性は非常に高いが、それに反比例するかのように肉体は非常に脆い。種族として【歌唱魔術】を有しており、集団戦での戦闘能力は極めて高い。

「鬼人族」魔物である鬼の特性を有した種族。全体的な能力が平均以上で、一見すると圧倒的な能力を有しているように思えるが、実際は尤も過酷な生活を強いられている存在である。スキルは【吸血(陽光脆弱化)】【酒呑狂化(常時「悪酔」状態)】【悪滅(カルマ値+1以上でステータス七割減)】のどれかを選ぶ事も、選ばない事も可能。

 ※一定条件達成で上位種族へと転生可能になります。


「……ちなみにお前達は何を選んだんだ?」

「僕は耳長族だよ。錬金術には魔力が欠かせないからね」

「私は獣人族です。獣耳に憧れていたので一択でした」

「宗司はどうするんだい? 僕みたいに目標を定めてから決める? それとも薫子ちゃんみたいに好きな種族を選ぶのかな?」


 そんな事を確認する意味もねえのは分かってるだろうに──直感で選ぶに決まってる。

 それ以上の答えは俺には先ず無いだろう。

 どれがいいかなどと迷わない。先に見た時最も面白そうだと思った物を選択すればいいだけだ。──矢印は自然と鬼人族を選択していた。続いてスキルの【吸血(陽光脆弱化)】を選ぶと、【RACE】の欄は吸血鬼と書き込まれていた。


「あー、……まあ頑張って」

「NPCには気をつけてください」

「……あ?」


 不吉な言葉を吐きながら、二人はにこやかに顔を背けた。

 取り敢えず仕切り直す為に煙草を咥える。

 閃にも一本渡すが、どうも銘柄(アメリカンスピリット)が気に入らないらしく自分の分を取り出して火を点け始めた。

 ──羨ましそうにみても薫子は未成年なので渡さない。飲酒喫煙は二十歳からだ。

 一服。

 思考を切り替えて【JOB】【SUB─JOB】を選択する。

 戦闘職10種、生産職10種。そして理解できないのが数種。


【戦闘職】

「戦士」あらゆる武器を使用できる職業。エキスパートでは無い為、動作の補助、アーツの習得は存在しないが専用スキル【換装】を有する。スキルの習得。

「剣士」刀剣類を武器として使用できる職業。刀剣類での動作に補助、スキル、アーツの習得。

「拳闘士」拳を武器として使用する職業。拳での動作に補助、スキル、アーツ習得。

「騎士」騎士剣、槍を武器として使用できる職業。騎士剣、槍での動作に補助、スキル、アーツ習得。

「盗賊」短剣、弓を武器として使用できる職業。短剣、弓での動作に補助、スキル、アーツの習得。

「狙撃手」弓、銃、砲を武器として使用できる職業。弓、銃、砲での動作に補助、スキル、アーツの習得。

「魔法使い」黒魔法を武器として使用できる職業。専用スキル【黒魔法】習得、スキル、アーツの習得。

「聖職者」白魔法を武器として使用できる職業。専用スキル【白魔法】使用可能、スキル、アーツの習得。

「精霊使い」契約した精霊を使役し戦闘を行う職業。専用スキル【精霊契約】習得、成長補助、スキル、アーツの習得。

「魔物使役者」魔物を使役し戦闘を行う職業。専用スキル【魔物使役】習得、成長補助、補助スキル、アーツの習得。


【生産職】

「鍛冶師」炉での武器、道具の作成が可能。一部アイテムは作成不可能。専用スキル【鍛冶】習得、補助スキル、補助アーツの習得。

「錬金術師」鍋での武器、道具の作成が可能。錬金の際に魔力を消費するが道具に特殊な能力を付加する事が可能。一度作成したアイテムは魔力と触媒のみで生成が可能。専用スキル【錬金術】習得、補助スキル、補助アーツの習得。

「刀工」刀のみ作成可能。専用スキル【たたら製鉄】習得、たたら炉の使用可能、補助スキル、補助アーツの習得。

「調剤師」薬の作成が可能。専用スキル【調剤】習得、補助スキル、補助アーツの習得。

「裁縫師」衣服の作成が可能。紋章を縫い込む事で衣服に特殊な能力を付加する事が可能。専用スキル【裁縫】習得、補助スキル、補助アーツの習得。

「木工職人」木製の武具、道具の作成が可能。使用する木々の特性を殺さずに使用する事でアイテムに特殊な能力を付加する事が可能。専用スキル【木工技術】習得、補助スキル、補助アーツの習得。

「筆写師」書物の作成可能。専用スキル【筆写】習得、補助スキル、補助アーツの習得。

「調教師」魔物の調教が可能。調教により魔物の能力が変化する事がある。専用スキル【魔物調教】習得、補助スキル、補助アーツの習得。

「料理人」料理の作成が可能。高評価品は特殊な能力を有する。専用スキル【調理】習得、補助スキル、補助アーツの習得。

「農業者」農業が可能。動物、植物の生育には土地が必要。育て方により効果に変化が発生する。専用スキル【農業】習得、補助スキルの習得。


【その他】

「遊人」遊び歩く者。特に意味はない。

「従者」他者に従う者。特に意味はない。

「踊り子」踊る者。踊る事でお金が稼げる。ただし実力が必要。

「吟遊詩人」歌う者。歌う事でお金が稼げる。ただし実力が必要。

「追跡者」追い続ける者。稀に依頼を頼まれる。



 ──やはり今回も直感に委ねるとしよう。

 だが、良いと思ったの物が4つもあり、その内の二つしか選ぶ事が出来ない状況になって少しばかり真剣に考える事にした。

 候補となる職業は「戦士」「魔法使い」「精霊使い」「魔物使役者」。

 戦闘面で最も凡庸性の高いと思われる「戦士」は捨てがたく、だが「魔法使い」もファンタジー的に見逃せない。「精霊使い」なら精霊を見る事が出来るだろうし、魔物使役者のモフモフも正直魅力的だ。

 真剣に悩んだ結果、選んだのは「戦士」「精霊使い」だった。「魔法使い」と「精霊使い」の違いは詠唱速度の速さと魔法の習得方法の違いだが、速度の面で圧倒的に軍配の上がる「聖霊使い」を選択した。「魔物使役者」を選択しなかったのは精霊の中にもモフモフが存在すると教えられたからである事と、使役する為に調教行為を行わねばばらないと言われたからだ。

 

「宗司は何を目指しているんだろうね?」

「……どっちも地雷だと教えた方が良くないですか?」

「失敗か成功かは本人のみが知るべきだ。他人が口を挟むのは無粋だよ」


 背後で何事かを囁かれているが無視を決め込む。

 話の半分も理解できないだろうと思ったのも原因の一つだが、アバターの作成は自分だけでやった方が楽しいと判断したからだ。尤も、分からない箇所は聞くが。

 そして、髪の長さ、瞳の色だけ乃亜と薫子の意見に従い変更した結果、──こうなった。



==== ====


【NAME】ジョージ

【RACE】鬼人族(吸血鬼)

【JOB】戦士

【SUB─JOB】精霊使い

【SKILL】吸血(陽光脆弱化)、換装、精霊契約


==== ====


 見た目はほとんど弄っていない為、二人からはラスボスと言う評価を頂いた。

 尚、アバターの容姿を端的に説明すると──艶のない黒髪を背まで伸ばした極悪面で高身長の男となる。

 悲しいかな、髪と瞳の色以外は全て自前である。……それでも祖父さんと比べると迫力がないのが唯一の救いか。

 

「後は説明書を読んでください。めんどくさがってはダメですよ?」

「それじゃ、僕等は帰るから──今夜ゲームの中で会おう」

「ああ、それじゃあまた後で」


 玄関まで見送り終わると、部屋に戻って説明書を読み始まる。

 ページ数七ページ。最近の説明書はこんなに薄いのかと思いながら、晩飯までゆっくりと読み続けた。



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