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ゾルセントの終わり

作者: パンター
掲載日:2013/07/06

あくまで個人的見解ですから。物語で語れないエピソードがあってもいが設定で語られているからいいじゃんという姿勢はどうかと思う。大概設定厨の言い訳。

 テルラに終わりが近づいていた。ゾルがボアを始めテルラを飲み込もうとしていたのだ。

 テルラ最後の文明であるサピエン統合ガバンも瓦解し始めていた。生き残りたい人々がかつての民族主義に走りステラ脱出センを建造し始めたのだ。そのためにテルラにある僅かな資源をめぐってテルラの各所で闘いが始まっていた。サピエンの業がなせる最後のあがきであった。

「サピエンは終りを迎えるのか」統合ガバン大マジは統合ガバン議会塔の最上階にある大マジ室の窓から巨大化したゾルに焼かれる地上を眺めていた。

 地上の温度は日中セシウス80ドゥオに達していた。もはやライフン維持装置なしには屋外での活動はできなかった。建物内を冷却する空調装置は今までのものでは熱循環ができないため比熱が高い液体を室外機内で循環させていた。そのせいで室外機近くでは100ドゥオに達することもあり更に野外の温度は高まっていた。

 サピエンの危機は迫っていた。ゾル系外まで脱出できるコズモセンを建造する資源はほとんどなくおそらくあと数隻であろう。テルラに残ったサピエンはまだ20億も残っていた。宇宙開発はネプテューネ近くまで進出していたがコズモでも各国の利害の衝突が発生し極めて初期的なコズモイクサが勃発していた。そのせいでサピエンのコズモ移住計画が遅々として進まず外コズモへはなんとか10万人クラスの世代交代移住センを数隻送り出したのとどまった。これでもサピエンの種はコズモに広がり種族は生き残っていくだろうが大半のサピエンはこの太陽系で滅びる結果になってしまった。

 なんという暗愚な生き物だろうか。

 自暴自棄になった軍の一部は暴走し殺戮と略奪を繰り返していた。

 この一部隊がこの塔に迫っていた。大統領室の窓から見えるほどに接近していた。

 ズトラズギガンである。二足で歩行し体中に換装されている火器で周囲の建造物を破壊しつつ統合ガバン議会塔に迫っていた。自分たちでサピエンに終止符を打つためである。そんなことをしなくても人類は滅びるというのに。

「馬鹿馬鹿しい。愚かなケダモノめ」大マジは舌打ちをした。

 もはや統合ガバンに防衛のための軍は存在していなかった。最後の統合軍は脱出センの警備に就いていたのだ。現在空港で略奪集団となった軍隊と交戦中となっていた。

 大マジは覚悟を決めていた。自分こそ統合ガバンの大マジなのだ。もし世界を終わらせるならそれは自分しかありえないだろう。そう思っていた。

 ズトラズギガンが目の前まで迫ってきていた。

「くらえ。サピエンの罪深きメギドゥ」

 塔の地下に自爆用のアトゥムボンが用意されていた。その点火スイッチを大マジが手にしていたのだ。

 閃光が四方八方に広がった。ギガンはその光と熱に焼きつくされた。

 そしてテルラから飛び立つ最後のコズモセンがテルラの引力圏を離脱した。

 これによってテルラ上のサピエンは滅亡したのである。

 だがこの光景を見つめる1隻のガブトコズモセンがあった。

「ついに始まったか。ふっ。いよいよウィレメブントの時代が来る・・・」

 艦橋で隻眼の男がニヤリと笑った。



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 俺は本に挟まれていたチラシを見て思わず本を投げ捨てた。

 

物語のための設定なのか設定のための物語なのか。設定ありきの知ったか薀蓄満載の物語は往々にして内容が支離滅裂でいきなりはるか未来に飛んだりする。さらに本編よりも横道にそれた下ネタやキャラの脳内ブチ切れ性格で持たせている印象。実際の作品の批判はしてませんからね。多分。

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