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一 劫《こう》年の 蓮姫《カムラ》【1】~40億年いのちのスゴロク  作者: 憮然野郎
②古生代~カリス帝国と伝説のティルク
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第28話 カリス帝国のおてんば少女


透き通る青い空の下、どこまでも広がる青く透明な水。水面には、太陽の光がキラキラと輝き、まるで宝石を散りばめたように美しい。

空から光が降り注ぐ、この美しく透き通った水の世界には、不思議な形をした動物や植物がたくさん暮らしている。

そんな世界で暮らす、元気いっぱいの少女。

彼女は、天から差し込む光の先にあるとされる伝説の地、"tirkてぃるく"に憧れていた。


「眩しいな……。私は夢を見ていたのか」

蓮姫は、ゆっくりと瞼を開けた。


眩しい光が目に飛び込んでくる。どこまでも続く透き通る海。


ここは、現実なのか、それとも夢なのか。


「……アレアレ? 眠いの? タヒぬの? まだ駄目かぁ~。 ここをつまんだら目を覚ますカナ? 試してみるっし、エイ!!」 


蓮姫がその声に驚いて振り返ると、そこにはいたずらっ子の少女がいた。


彼女は、蓮姫の鼻を摘んでいた。

「……? フン、ウグゥゥ、()(ぐる)しいー!」


「あ! 動いたっし! キャ!!」

いたずらっ子の少女は、蓮姫が反応したことに驚き、慌てて手を離した。


「はっ! ゴラァ~!! 貴様~! 私の鼻を摘まんで殺す気かー!」

蓮姫は、怒って少女を追いかけた。

「わー!! 怖~い! めんくり~!」

少女は、楽しそうに笑いながら逃げる。

しかし、蓮姫はすぐに少女を捕まえ、そして怒鳴りつけた。

「てめえ、コラ!! 逃げんなー!

まずは私に言うことあるよな?」

蓮姫は、少女を睨みつけた。

すると少女は、ばつの悪そうに下を向き、指をいじって言った。

「は、はい……。 め、めんくり……」


「貴様ー! 《《めんくり》》って何や!? てめぇは真面目に謝る気あんのか!」


「《《めんくり》》はね、 《《アハハ、ごめ~ん、 可愛いあたしのこの純真で無垢な笑顔に免じて笑ってゆるして……くり☆ ね、いいよね~? てへぇ、ぺろりんこ!》 》って意味だし♪」

少女に得意げにそう言われ、

蓮姫は、思わずため息をついた。


「はぁ…………、 フゥゥゥゥ~、 まずは一発」


コツン!!


痛っ!!


蓮姫は、少女の頭を軽く叩いた。



「お姉さん酷~い!!」


「何が

《笑ってゆるして……くり☆

てへぇ、ぺろりんこ!》

じゃコラァ~!!」


「しゅん……」


「ったく~!

まあ今回は一発で勘弁してやらぁ。

でも今度やったら10倍返しだかんな」


「は~い。 ところで……、 お姉さん不思議な格好しているけど、 外界の人? あ! もしかして……、tirkてぃるくの人? お姉さんtirk人!?」

少女は、キラキラした目で蓮姫を見上げた。tirkてぃるくは、この世界で最も美しいと言われている伝説の地。少女は、蓮姫がその地から来たのではないかと期待している様子だった。


「はいはい、鬱陶しいからそんな質問攻めにするな」

蓮姫は、面倒臭そうにそう答えたが、内心ではこの時代にも話し相手がいたことが少し嬉しかった。


【掲載に関するお知らせ】

いつもお読みいただきありがとうございます。

今後の運用方針に伴い、当サイトで公開中のエピソードは、予告なく非公開とする場合がございます。

公開されている今のうちに、ぜひお楽しみいただけますと幸いです。

尚、当内容については、憮然野郎のnote 掲示板にて詳しく告知しています。

https://note.com/buzenguy/n/n9517e6b198fc


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