第19話 【追憶】秘密基地
「ここがカムラちゃんの基地?」
「そうよ。どう? 凄いでしょ~?」
「う……うん。
でもここ。ガラクタばっかり置いてない?」
「ああ、基地の家具はみんな、
司祭達のゴミ捨て場から拾って来たからね」
「へぇ~。そうなんだ~。
この壊れた雑貨とか家具とかは
みんな、カムラちゃんが一人で修理したの?」
「そうよ」
この娘はあたしが修理したガラクタ家具に目を輝かせている。
この娘の名前はアミュリタ。
わたしは奴隷階級だけど、
アミュリタは階級が一番上の司祭階級の家の生まれで1人娘なの。
通常は住む世界が違うって理由で、一緒に遊ぶこどころか、会うことすら叶わないはずなんだけど、
わたしはある日偶然この娘に出会ったの……。
その日、わたし達はお友達になろうねって約束した。
アミュリタがパパに連れられ
再びこの村に祭礼の儀式で訪れたとき、
また一緒に会って遊ぼうねって言って。
もちろん、アミュリタのパパはそのことは知らない。
わたし達は内緒で会っているんだから。
まずは、わたしとアミュリタが出会った日のお話。
【掲載に関するお知らせ】
いつもお読みいただきありがとうございます。
今後の運用方針に伴い、当サイトで公開中のエピソードは、予告なく非公開とする場合がございます。
公開されている今のうちに、ぜひお楽しみいただけますと幸いです。
尚、当内容については、憮然野郎のnote 掲示板にて詳しく告知しています。
https://note.com/buzenguy/n/n9517e6b198fc




