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輪廻の力で最強目指す  作者: Bronze Empror
第二章 闘皇祭編
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飛行

「えぇい、黙らんか!」


「何故です師範!」


「まさか、あいつが何かしたのか!?」


「洗脳されてしまったのですね。今、解放します!」


 最後のやつやばくないか?剣向けてるし。あれかな、自分の力に自信があるのかな。正直あいつは負けフラグが立ってる気がする。


「なんじゃ、やる気か?ワシも舐められたものよ。こい、若造。その伸びきった鼻をへし折っちゃる」


 さて、おれはどうすればいいんだろう。





 ◇◇◇◇




「君、入門希望?」


 みるからに好青年そうな奴が話しかけてきた。ちょっとアレルギー出そう。離れて。


「あれ、いつものことなんだよ。だからあまり気にしないでいいよ」


 それって、目の前で行われている乱闘のことだろうか。これがいつものことだとしたら結構やばいな。

 オレの目の前では今Z戦士に匹敵するような動きで戦う二人─まあ、速度が落ちた時にかろうじて見えるだけだが─が写っていた。


「帰っていいかな・・・・・・」


「まだ何もしてないじゃないか!帰るなんてもったいないよ!」


「闘皇祭?ってのがあってですね」


「闘皇祭だって!?今の時期だと国内戦じゃないか!なるほど、万が一にも遅れてはいけない。早く行くんだ!ただ、君のように成長率が高そうな人が何もせず帰るのは師範も納得しないだろう。師範!この人に簡易指南書を渡してあげてください!」


 簡易指南書ぉ?


「持ってけ!」



 好青年はしばらくして一冊の本を持ってきた。


「簡単な足捌きなんかが書いてあるから、できれば読んでほしい。闘皇祭が終わったらまたきてくれるかい?」


「あー、まあ、いけたら行きます」


「ありがとう!」


 こっちじゃいけたら行くは一般的ではないらしい。あの好青年が知らないだけだろうか。と言うよりも陽のオーラに当てられて気分が悪い。そして時間がやばい。


「うおおおお加速ぅ!」


 魔法を駆使して何とか間に合った。


「あ、きた。早く行くぞ!」


 好青年が言っていたように、国内戦というものが今日から行われる。

 どうやら二時試験までに対人を軽く試し、ここからは魔物と戦うらしい。

 今から馬形の召喚獣とやらが引く馬車に乗って次の場所へ行くところだ。


「はい、ようやく全員揃いましたね。予定より少し遅いですが、出発します」


「ハイヤー!」


 言い方に棘がある。心が痛いからやめてくれ


「対魔物戦はまず弱めの魔物と戦うらしい。ただ、結構な数と同時に。殲滅力、持続力を試すんだと。で、次に強めのやつと戦う。そしたら世界でだ」


 炎渦でいけるだろうか。まぁ、無理なら風刃連発するだけだが。





 ◇◇◇◇




『さあ闘皇祭国内戦!ここでは魔物と戦ってもらいます!』


 説明はさっき聞いたのでカット。出場者はもう数百人しかいない。見知らぬ顔が多いのをみるにおそらく他のブロックからだろう。AとかBとか。


『では、まずはAブロックから!』


 一つの国に一人だと盛り上がりに欠けるので、何人か上がれる仕組みになっているらしい。戦闘不能になったり、審判が無理だと判断したら即座に回収されるらしい。どうやって、と思ったが始める前に渡される魔道具が磁石のように引っ張られるようだ。結構痛そう。



『ついにBブロックの大トリ!『剣姫』リリィと使い魔、マロンだー!』


 長い金髪に整った顔。そして豊満な体を最低限の面積の防具に包んだ、美しい女性。耳は尖っており、彼女がエルフだということがわかる。側には銀色の毛並みを持つ子猫がいる。かわいい。

 ちなみに、剣姫は剣王・・・・・ライの剣士版の一つ下だ。生身で戦うため、戦闘力としてはライと同程度だ。


 扉が開き、魔物が傾れ込んでくる。この短時間で見慣れた、緑色の肌のいわゆるゴブリンだ。

 女剣士にゴブリンってやばくない?と思ったが去勢されているらしい。その分戦闘意欲が高くなっているようだ。


 剣聖、リリィが剣を抜く。うっすら青く輝く片刃剣を、横薙ぎに一閃。

 周囲のゴブリンの首が一斉に飛ぶ。かなりスプラッタだが、見慣れてしまった。

 一方、子猫がその毛並みと同じ銀色の光を放つと、ゴブリンが消滅する。かわいい。



『終了!』



 子猫に見惚れていると、いつの間にか終わっていたらしい。

 いよいよCブロックだ。



『続いてCブロック!最初の選手は、『雷帝』サンダーボルテックスだー!』


 これ、ライが登録した選手名ね。どうやらやつは、末期の厨二病疾患を患っていたらしい。合唱。



「『王雷』!」


 広範囲の攻撃スキルで速攻フィニッシュ。次はワイやで〜





 ◇◇◇◇




 さぁ、ちょいちょい読んで学んだ剣術を試してみようか!


「ぐぎゃ!」


 うぇ、肉を斬る感触が気持ち悪い。グロいし。近くで見るとダメだ。

 けど、驚くほどスムーズに体が動く。この剣軽い。まるで体の一部のようだ。



「ごぎゅ」


 一通り剣技を試して満足したので、次は魔纏鎧装の風ver.を試してみる。


「魔纏鎧装!」


 動きやすそうなデザインの鎧が出現した。これ、動きを自動で補正してくれる。

 浮こう、と思えば受けるし、上昇に下降、旋回や停止まで自由自在。

 ネオはゴツさに一部洗練されたデザインが追加された。飛び回りながら剣を振うと、一切血がつかない上刀身よりリーチが長いことに気づく。あと切る感触がなくなっている。

 テンプレで言うところの風を纏っている、ってやつだ。

 にしても、空飛ぶのたのしー!

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