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輪廻の力で最強目指す  作者: Bronze Empror
第三章 進化編
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ブレス(を吐いた後の喉の)ケア

「はい、ではまず使える魔法を披露してもらいます」


 割と広めの庭に案内され、魔法を見せろと言われた。遠くの方に的とカカシのようなものがあるので、あれを狙って撃つ。


「では、どうぞ」


「風刃、炸裂火球!」


 炸裂火球は新しく考案した魔法で、火の玉の中に圧縮した風の魔力が入っていて、着弾と同時に火の玉に空気が補給されて爆発的に火力が上がるというものだ。

 火事現場で閉められた部屋の扉を開けると炎が一気に大きくなる現象、えーと、バックドラフト現象だったっけ?を参考としている。あんま関係ないか。


 目に魔力を込めてよく見ると、無事着当たったらしく、真っ二つになっている。哀れなカカシは消滅した。ご冥福をお祈りします。


「まぁ、もう習うことなんてないんじゃない?」


 いやいや、応用とかが学べるかもしれんでしょ。


「まぁ、そうね。じゃあ、この魔法書を読んでおいてね」


 といって本を渡された。最近本読んでばっかな気がするんだが。指南書といい魔法所といい。

 渡されたのは火と風の二冊で、軽く読んだがおとぎ話のような内容だ。

 邪悪なドラゴンをやっつけたとか、色々と。


「あら、ごめんなさいね。あなたくらいの年頃の子はあまり来ないから」


 うーむ、視線が痛い。学べることもなさそうだし、戻ろうか。確かに短時間で、っていうのは無理があるよな。学園編に期待しよう。






 ◇◇◇◇






 さて、収穫なしと判断された魔法教室だが、しばらくしてあることに気づいた。


「ドラゴンブレスって、再現できそうじゃね?」


 強いしカッコいいし、いいことしかない。

 幸いなことに声に魔力をのせる『咆哮』を習ったばかりだ。喉痛くなるけど、慣れれば痛く無くなるとは、師範の言葉だ。

 ここに属性を乗せれば、いけるはずだ、よし。


「おおおぉぉ、ガッ、ゴボッ」


 炎は出た。出たが、喉や口内が焼けた。

 鼻や喉から血が溢れ出てくる。声が出ない。っていうか気管が焦げているようで、息ができない。


「ヒュー、ヒュー」


 まだ、まだ死ねない。

 口に手を当て、無理矢理魔法で空気を送り込む。


「カハッ」


 激しくむせるが、かろうじて呼吸は確保できた。魔力が尽きたら終わるな、これ。

 脈動を発動し、代謝を上げて少しでも早く治るようにする。ついでに炎魔法の応用で体温を上げ、補助とした。

 あれ、これが回復魔法というやつなのでは?

 と、血液中の酸素を風魔法で増やしたところでふと思った。

 脳内麻薬で痛みとかがなくなってきた。今は素直にありがたいな。


「あ、この間の、、、クロノさんでしたっけ?どうしました?変な呼吸して」


 リリィが話しかけてきた。

 変な呼吸で?と思ったがまだ喉はヒューヒュー言っている。これのことだな。

 オレは事情を説明しようとした。しかし、声が出なかった。

 ので、身振り手振りで伝えようと試みる。


「?」


 ダメだった。ちくしょう、言葉ってこんなに偉大だったのか!

 なくなって初めてありがたみがわかった。


「話せないんですか?」


 こくこく。


「口止めでもされてるんですか?」


 ふるふる。


「声が出なくなった?」


 ぶんぶん。


「呪い?」


 ふるふる。


 俺は喉を指差し、手から炎を出した。


「ドラゴンにやられた?」


 口元に手をやり、炎を噴射した。


「辛いものを食べた!」


 ビシッと効果音がつきそうに指を刺してきたリリィ。けど、チッガウ!いちいち可愛いなオイ!惚れちまうぞ!


「あ、ドラゴンの真似をして喉を?」


 オレは頭がもげるんじゃないかってくらい大きく頷いた。ようやくわかったか。

 リリィは喜んでぴょんぴょんしてた。かわいい。

 あ、今気づいたけど意外とグラマー・・・・跳ねるたびに揺れている。これは素晴らしいね!






 ◇◇◇◇





 昨日は執事さんに喉をやったことだけ伝え、早めに寝たのだが、起きたら喉が治っていた。

 あと、呼吸もしやすいし体が軽い。回復魔法(仮)すごいな!

 よしゃー、どっからでもかかってこーい!





『さぁ始まりました対魔物戦闘パート2!今回は20体のベアウルフと戦ってもらいます!』


 ベアウルフとは、茶色の毛並みを持つ狼で3mの体躯と鋭い爪や牙を持つ魔物らしい。

 一番手を決めるのは、なんとおれ。ワーヤッターウレシイナー


『初め!』


 腰からネオを抜き放ち、風の魔纏鎧装を発動。空を飛びつつ切り付けようとして、やめた。

 せっかく剣を習ったなら試したいじゃん?やばそうなら即座に離脱するし。


「グルォォォォォ」


 一体のベアウルフが飛びかかってくるが、横に飛んで避け、すり抜けざまに首を切りつける。

 今気づいたけどネオがドラゴンっぽくなってる。なんちゃってブレスの影響か?


「ガルルゥ!」


 おっと、今は目の前のことに集中だ。三体がおれを取り囲んでいる。

 まずは正面のやつに向かって行き、脈動で強化した脚力に魔法を合わせて飛び上がり、背中に突き刺した。けど、浅い。この世界のやつはどうやって倒すんだよこんなでっかいの。

 ネオに魔力を流し、刀身を燃え上がらせてみた。

 結構効いている。


 次、右!噛みつこうとしてきたので炸裂火球をプレゼント。

 左のやつは風を纏わせて切っといた。

 強いよね、これ。考察は頼んだぜ試合後のオレ!







 ◇◇◇◇





「あー、つっかれたー」


 さて、考察を承ったぜ試合中のオレ!

 まずさっきのだが、仮に魔法付与としておく。

 武器に魔力を流し、属性を持たせるのだ。さっきはこれで大体殲滅した。

 おそらく魔力を流して武器を強化し、刀から漏れ出る魔力に属性を与えることで切れ味とかが増すのだと思う。

 かなり便利なので今後も使っていく予定だが、ネオの見た目がドラゴンっぽくなったことについてだ。

 喉も治っているし後でもう一度ブレスを試してみよう。



 ちなみにリリィは喉笛や心臓を切って一撃で倒していた。つおい

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