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東京ピラミッド  作者: らっきー
4/32

店内

(エイリアン侵略から痴漢まで )

 「防犯防災の店トラビス」


過大広告の看板の店の中には いくつものショーケースがあり色々なものが売られていた


風邪のマスクから毒ガスマスクまで

Tシャツから防弾チョッキまで

ハサミから日本刀まで

様々なものが商品としておかれている


特徴のあるボーンライダースジャケットをきた店主は一番奥のデスクに座り

パソコンの空中に映し出されるディスプレイを見て頭を抱えていた


薄汚い革ジャケットを着た オールバックで右目が黒で 左目が青い瞳をした男が この店トラビスの店主で工藤十字という


「また返品かよ」


あちこちに山ほど借金のある店主の十字は


五十年ほど前から突然発生した緑色の猛毒の蟻

ヒソアリの殺虫剤を怪しいとは思いつつ某国から安く大量に仕入れてネット販売していた


しかし ヒソアリに効く殺虫剤は存在しない


案の定 抗議 苦情のメール 電話が雨あられのように降り 訴えるという者まで出てきている状況だった


そんな十字が人生を見つめ直してる時に


入り口のドアが勢いよく開き 凄い音を鳴らして閉まった


「どうしよ どうしよ どうしよ」


鳥口がカバンを抱えて呪文を唱えながら店内を歩き回る


十字は無視した


鳥口は大学職員で見た目も小奇麗なそこそこ美男子だか盗撮という困った性癖がある変態で 店の常連客でもある


鳥口は急にしゃがみ込むと動かなくなり今度は微かに聞こえる声でブツブツブツ唱え出す


見兼ねた十字はなだめるように鳥口の話を聞き始めた








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