盗難
倉持コーポレーションの社長 倉持鋼太郎は悩みを抱えていた
倉持コーポレーションは日本随一の再生医療法人で大企業である
万能細胞による人体の再生医療はかなり発展して
人類の医療を変えた
人類のあらゆる組織を再生しこれまで不治の病と呼ばれたものにも恐れることは無くなった
しかし 完全な万能ではなかった
3000万人に一人の確率で万能細胞が定着しない細胞があり再生医療が出来ない人々が存在した
この人々はブロックと名付けられ 万能細胞が定着しない理由を世界中で研究されたが 未だに解明されていなかった
移植が必要なブロックな人々はこのためドナーを必要とし 過去よりもドナーを見つけることは困難になっていた
倉持コーポレーションは再生医療の他にも このドナーを手配し管理する業務も行っており これが莫大な金を生んだ
なぜなら 倉持コーポレーションは裕福だかブロックなため再生医療を受けられない人々にドナーを優先的に紹介する裏ビジネスをしていた
高額な紹介料を取るこの裏ビジネスは何年も順調に続いていた
ある日 イーホンズーという社員が大事件を起こす
ギャンブルで多額の借金のある この男が裏ビジネスの重要物を盗み逃亡した
警察などには行けない倉持鋼太郎は人を使い、イーホンズーを探したが見つからず
途方にくれた倉持鋼太郎はプロに重要物の探索を依頼する
そのプロが九龍と呼ばれる人物だった
九龍は人脈と金を使い集めた情報から一人の重要人物に辿りつく
赤毛の女だった 黒本ライと名乗るこの女を違法な顔認識システムにかけ 違法に操作した日本中の防犯カメラから探し出すと五人の男を雇い監禁計画をたてさせ実行させる
十字はこれに巻き込まれた可哀想な男だった




