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異世界行ってもチーム・グリフォン!  作者: 財油 雷矢
MISSION:千客万来を迎えよう

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知らない二人組を迎えよう

「そこまでだ。」


 空間が揺らぎ、その中から二人の男が現れる。まず、ファンタジーっぽいイメージを頭に入れてほしい。それこそゲームっぽいのがいいかもしれない。

 一人は豪快な感じの戦士。軽装の鎧に背中に剣を背負っている。もう一人はおそらく魔法使い。全身を覆うローブを着てるがフードは脱いでいるので顔は分かる。それにゴツゴツとした杖を持っている。

 二人ともワイルド系のイケメンだ。戦士の方はともかく、魔法使い風の方もローブの上から分かるくらいの凄い筋肉だ。カイルのようなとにかくデカい筋肉ではなく、ヒューイのように引き締まった身体だ。


 多分、職業選択を誤ったかと思われる。


 戦士風の方はおっさんの方を見て、不敵な笑みを浮かべている。魔法使い風の方は周囲を見渡し、ジェルの上で視線が止まる。


(お前か。)

(何のことやら。)


 アイコンタクトで小さな火花が散る。魔法使い風が疲れたように肩を竦めながらも、ジェルの方に歩いていく。対するジェルは、ポケットから何か取り出して、真上に放り投げる。それは空中でパタパタ広がっていくと、小型のドローンに姿を変える。

 魔法使い風がそれにちらりと見上げると、あたしのところまで下がってきたジェルの前に立つ。


「今も?」

「もちろん。」


 くいくい、とジェルが上を指さす。


「あれは?」

「邪魔ですな。」

「目立つ気は?」

「できれば。」

「分かった。合わせろ。」

「了解。」


 なんか通じるものがあったのか、えらく短い会話でやり取りしている。


「バカ王子、雑魚は片付ける。」

「おうよ、任せた。」


 おっさんから目を離さずに戦士風が……って、王子?! 今この人何て言った?


 ええと、気を取り直して。

 魔法使い風がジェルをチラ見すると、ジェルがわずかに視線を下げる。それを見て小さく頷くと、手にしていた杖を水平に構えて、ブツブツと小声で呟く。


「大地よ!」


 目をカッと見開き、杖をまっすぐに持ち直して地面に突き刺す。と、ジェルがいつもの奴をやってるのが見えた。


「クローバーです。ブレイク。」


 後ろのアイラとリーナちゃんは安全距離だと思う。ジェルがそこまで強く言ってないから、あたしも大丈夫かな?

 念のため身構えると、次の瞬間地面からズンと響く振動が感じられた。相変わらず、いつの間に仕込んでいたのか不明だが、取り巻きの男たちの足元で音波衝撃弾ソニックバスターが一斉に炸裂する。低周波のシャワーが男たちの意識を一瞬で刈り取る。

 二十人くらいいた取り巻きがあっという間に全滅すると、貴族風のおっさんの顔色が一気に悪くなる。

 ちなみに魔法使い風の人は想定以上の光景だったのか、驚いた顔で振り返るが、ジェルはどこ吹く風だ。


「さて、これでゆっくり話ができるな。

 お前は貴族であるからと、平民から物や女を奪い去っているそうだな。」


 バカ王子、と呼ばれた戦士風が貴族のおっさんを睨みつける。


「な、なんじゃ無礼者が。余はゲルニオ=フォン=スコロバスト。王に爵位を認められた貴族だぞ! お前のような若造が口をきいていい相手ではないぞ!」


 それでもまだしぶとくおっさんは粘っている。周囲を見回して、バモンさんを見かけると、指さしていきり立つ。


「お、おい! そこの衛兵! 余の私兵に危害を加える者がいるから捕縛せよ!」


 とばっちりを喰らったバモンさんだが、やれやれと言わんばかりに首を振る。


「すみませんねぇ。お貴族様の仰ることも分かりますが、俺はもう仕事上がりで、そこで旨い酒飲みたいところなんですよ。」


 おどけた様に言う姿に、周囲から笑いが漏れる。貴族のおっさんの顔がまた赤の方へ移動する。忙しい人だ。


「へぇ、旨いのか?」

「酒は旨いし、喰いもんもすげぇ。今は穴場なんで教えたくないんですがね。」


 戦士風にそう聞かれてバモンさんが返す。


「そうか、そりゃ楽しみだ。となると、さっさとくだらねぇ仕事は片付けないとな。」

「く、くだらないだとっ!

 だいたい、お前は誰だ! 横からいきなり出てきおって! 何様のつもりだ!」

「俺の顔を見忘れたか?」


 一瞬で戦士風の雰囲気が変わった。


「お前のような若造の顔など…… いや、まさかこんなの所に……?」


 戦士風は無言で背中から剣を抜くと、垂直に立てて柄にある紋章を見せる。おそらくはドラゴンをかたどった物だろう。一般的に考えると、ドラゴンなんて紋章を使えるのは王族くらいだろう。その国の一番の権力者なわけだから。

 で、そういう世界では王族を詐称しただけで死刑になるなんてちっとも珍しくない。

 となると……


「コンラッド王が第一子。

 ゴルディウス=レイエル=コンラッド。俺を知らぬとは言わせないぞ。」


 キリッと名乗り出た戦士風――王子だが、次の瞬間に心からの自慢気な顔になって、いろんな意味で台無しであった。






(…………)

 と、さっきから一言も発してないんだけど、ルビィが動揺しているのか、頭の中がザワザワしているのがちょっと気になった。

お読みいただきありがとうございます


「笑い」を入れるには。


 って、笑いは基本的にも応用的にも難しいのですよね。

「笑われる」のは簡単だが「笑わせる」のは難しい、という言葉もあるように狙って笑わせるのは困難です。

 とりあえず、どんどん盛り込むのがいいでしょう。気づかなくても小ネタをどんどん挟みましょう。

 気づいて笑ってくれたら儲けものですw


 当然ですが、空気を読みましょう。

 シリアスな画面で小粋なジョークを挟んでいいのはコブラくらいです(何)


 笑いにも色んな種類があります。自分の得意な笑いを探しましょう。

 まずはお笑いというものが難しい、ということを理解しましょう。

 まずは自分の物語をしっかり書きましょう。笑いだけでは話が進みません。

 知識が必要な笑いと、必要ない笑いもあります。

 黄金パターンとマンネリ、って言葉があります。どちらか見極めましょう。


 ……そして今まで言ったことをひっくり返すような方法もあります。

 ホンマ難しいのですよ、はい。

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