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異世界行ってもチーム・グリフォン!  作者: 財油 雷矢
プロローグ

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10/620

プロローグ3(1/2)

視点:???

 また今日も朝が来た。

 朝なんか来なければいいのに。


 仕方ないから起きる。

 建物内は静かだ。そりゃそうだ。あたししかいない。

 昨日の余り物で朝食を済まし、たきぎを拾いに近くの森に行き、市場で食材を仕入れる。


 昼は昼でご近所さんがちらほらやってくる。ご近所さんはちゃんとお金を払ってくれるけど、そんなに頻繁に来てくれない。

 午後は誰もいない部屋を掃除。いつ誰が泊まりに来てもいいように、なんだけど報われたことはない。


 そして夕方になったら「奴ら」が来る。

 散々飲み食いして、小銭を投げつけ、足りない分は請求しろ、と。貴族の私兵で誰も逆らえないからってやりたい放題だ。

 一度店を開けないことがあったが、その時は扉を壊されて、店内をメチャクチャにされた。

 逃げようと思ったこともあるが、あたしには両親が残してくれたこの店しかない。冒険者にもなれない小娘がどうやって生きていけばいいんだろ?

 散々暴れられた店内を片付けている内に夜も更けてくる。


 誰も助けてくれない。でも明日はまたやってくる。

 朝なんか来なきゃいいのに。

「彼女」の登場は結構早いです

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