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始まりの祝砲

作者: 点P
掲載日:2026/10/16

今日という特別な日に、僕からふたりへ贈りたい言葉があります。

なぜふたりが出会ったのか、そしてこれからどう歩んでいくか。少しだけ壮大で、だけど一番大切なことを「祝砲」としてここに認めました。

――出会えた奇跡の祝砲を今ここに

みんなは考えた事があるだろうか。君たちの両親によってこの世に産み落とし、今こうして誰かと笑い合って生きるこの奇跡を。

この世には数え切れないほどのストーリーがあり、そして数え切れないほどの分岐点がある。あの時に帰り道を変えていたら違う未来になっていたのかもしれない。

ほんの数秒、家を出るのが遅れていたら。あの交差点を曲がった時にふと横を気にしていなかったら。僕たちが選んだ何気ないその選択が今の自分を構成している。

もし、僕が君に出会った時に「愛」と言うものを意識せずにいたら、多分君は今ここにいない。それは友人にも恋人にも当てはまるだろう。話しかける時間が少しでもズレていたらどうなっていたか。それはまだ誰にも知る由はない。はたまた、僕や君の両親や祖父母、もしくはもっと昔の先祖でもいいだろう。その方たちが今日まで築き上げてきたものであり、僕の人生であると共に、先祖たちの「歴史」でもある。

幾千、幾万という世代を超えて繋がれてきた命と、膨大な選択の果てに、僕たちは今、同じ時代、同じ場所で出会っている。

そう考えると、目の前にいる人と手をつなぎ、同じ景色を見て笑い合えることが、どれほど愛おしく、代わりのきかない奇跡なのかがよく分かる。

だけど、本当に大切なのは「出会えた奇跡」のその先だ。

出会えたこと自体は、歴史と偶然がくれた素晴らしい贈り物かもしれない。

けれど、ここからその手を握り続け、二人で新しい物語を紡いでいくのは、他の誰でもない僕たち自身の「意志」だ。

付き合い始めるということは、二人だけの新しい歴史の1ページ目をひらくということ。

これから始まる日々には、まばゆいほどの喜びやときめきが待っている。

でも同時に、元は別の人間だからこそのすれ違いや、戸惑うような「雨の日」もきっとやってくる。

だからこそ、この門出の日に、これから歩む二人へのお守りとして「祝砲」を打ち上げたい。

第一に、お互いに我慢をしない。人間関係では多少の我慢は必要かもしれない。もちろんそれは生きる上での条理のようなものなのかもしれない。でも、自分が絶対に譲れないものをお互いに1つ決め、それに関しては我慢をしない。そういう生き方ができたら人間関係に亀裂が入ることは少ないだろうね。

第二は、意見の衝突があったら我慢はしないこと。もちろん親密な関係だと、どちらかが我慢すれば終わる。なんて考えもできるが、この先良好に関係を築き上げたいのなら、お勧めはしない。どっちが合っているのか競う必要も無いけど、また同じ理由で争いを起こさないように話し合う事は大事だと思う。

最後、第三はお互いに縛り上げすぎないこと。基本的に、他人の人間関係を縛り上げる事は精神的にもストレスがかかるし、なによりお互いに不信になる事もあるから、極力避けたほうがいいだろう。お互いに自由に息ができる、その中で適度に2人の世界を作り上げることがいいのではないかと、僕は思う。


もちろん、これは僕の意見だし、一度きりの人生で色々な恋愛を経験することは大事だ。とにかく、僕が言いたい事は、お互い、そして社会に縛られすぎずに笑って生きてほしい。生きていると苦しいこと、辛いことは必ずやってくる。でも、それを乗り越えられるものを君が手に入れることを願っているよ。

なにがあっても、この言葉を忘れずに生きてほしいです。

ここに書いた「3つの極意」は、ふたりが迷ったときの小さなお守りにしてくれたら幸いです。

いつか、あなたにも運命が訪れますように。

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