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高校入学2日目から、転生魔王がうざい  作者: 林海
第二章 冒険の始まり

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第36話 作戦


 ケイディは、武闘家の指摘ににやりと笑ってみせた。

「夜間戦闘に使え、タフでメンテの間隔が開いても使える。これを連射せず単発で使うならば、相当に弾は長持ちさせられるだろう。また、コイツは口径が大きく威力があるから、複数発撃ち込まなくても済む。しかも、銃剣も付くから、弾がなくなればそれで戦える。

 第三国経由の購入正規品を元に、弾の集弾率はカスタム銃身(バレル)で対処できるし、敵国のものでも使用目的に沿って良いものは良いのだ」

 ふーん。

 そういうもんなんだ。


 ケイディの覚悟と考えを聞けば、私たちが同行を拒む理由はない。

 むしろ、装備について詳しいんだから、歓迎ですらある。まぁ、ちょっと怖いけどね。

 なにがって、私たちが無事に魔界から戻ったら、そのまま私たちはケイディに殺されるかもしれない。私たちは、ケイディの国の軍事上の脅威だからだ。でも、一緒に旅をしたら、心強い仲間として認めてもらえるかもしれない。

 ケイディの考えが変わるチャンスなら、これは大切にしたいよ。



 で……。

 翌朝、私たちは装備と武器を持ち、基地のエレベータ前に集合していた。

 強力な磁界の中、私は聖剣タップファーカイトを振るって空間を斬る。で、基地内では一歩間違えると、基地自体が斬れてしまって使用不可能になるかもしれない。だから、ちょっとだけ基地施設から離れるし、斬る範囲もできるだけ少なくする。

 磁場の発生装置はもう運ばれているし、準備は万端だ。


 魔界での目的地は、魔王城。転移先は魔王城の山の麓。

 魔王城に魔王が帰還すれば、深奥の魔界との戦いの態勢が整う……、はず。実際どうなるかわからないけど、それを私たちは期待している。


 私たちの後ろには、犬みたいなロボットが2匹いて、その背には荷物を積み上げられている。脇腹が膨らんでいるのは増バッテリーだ。だけど、どれだけバッテリーを積んでも自然放電しちゃうから、この犬が荷物を運んでくれるのは1週間だけだ。

 でも、本当の犬みたいで動きが可愛いから許してあげよう。1週間たって動かなくなったら淋しいだろうな。


 で、このロボットが同行してくれるのにも理由がある。

 最初、ケイディは、装甲兵員輸送車ごと魔界に持ち込もうと考えていたんだって。それなら歩かなくていいし、風雨も避けられて旅自体がずいぶんと楽になる。バッテリーの充電もできるし、持ち込める装備も桁違いに増やせる。だけど、賢者と魔王が口を揃えて、魔王城周辺の地形の急峻さを語った、と。

 どうやっても車が走れるような地形ではないそうだ。崖のような山肌に刻まれた細く狭い道を、転落しないようにえんえん歩くしかないらしい。

 こうなると、どんな車でも無理。


 ベース基地に使う手もありはするけど、無人の装甲兵員輸送車を放りだしておいたらなにをされるかわからない。

 魔族を舐めちゃだめなんだ。鉄の塊を殴って壊すことはできなくても、魔法なら簡単だからね。


 もちろん、ケイディの国の軍の作戦立案のプロが、ダイレクトに魔王城の中に空間をつなげることも検討したけど、これは没になった。

 いきなり包囲されて退路がない、そんな状況がありそうだということ。で、そこから私たちが緊急帰還すると、魔族を一緒にこの世界に引っ張り込んでしまう危険があると。

 それを避けるためにも、魔王城に入る前に最低限の偵察は必要だということになって、で、前世での私たちの戦いのやり方を踏襲することになったんだ。

理解できることは説明できる勇者ちゃんw

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