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高校入学2日目から、転生魔王がうざい  作者: 林海
第二章 冒険の始まり

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第25話 聖剣タップファーカイトの謎 4


 まぁ、いいわ。

 考えてみれば、冒険の旅で雷系の魔法を持つ魔物って定番よね。記憶はないけれど、前世の私、雷系の魔法もけっこう受けていたはずだし、で、それでしょっちゅう死んでいたら魔王なんか倒せなかったはず。

 だから、きっと大丈夫。


 私、ふたたび聖剣タップファーカイト伸ばして、コイルの上を薙ぎ払う。

 って、聖剣タップファーカイトが見えた。

 今まで私にも見えていなかったのに、見えた。

 切っ先の鋭い、両刃の剣。たしかに、形としてはツヴァイヘンダーだ。でも、リカッソの部分は、緑と赤の2つの帯が光っている。


「今の、見えたか?」

 ケイディの声が響く。

「もちろん、見えている!」

 私もそう叫び返す。


 威力があるのはわかっていても、見えないものの実態を想像するのは張り合いがない。だけど、見えたというのはものすごい実感があるな。私は、これを振り回しているんだ。

 聖剣タップファーカイトが見えているなら、竹の物差しを許してやってもいいなぁ。


「悪いが、また出したり引っ込めたりしてみてくれ。それから、物差しより長く伸ばしてみてくれ」

「はーい」

 私が素直に返事したのは、当然のことだけど、自分が一番聖剣タップファーカイトを見たかったからだ。

 特等席は私のもん。


 で……。

 聖剣タップファーカイトの刃物部分はいいとして、このリカッソの部分の光っている緑と赤の2つの帯。

 これが、なんらかの能力付与に関わる仕組みってことは予想がつく。

 これを変えられたら、きっと私の人格も変わる。


 だってさ、前世で魔王と戦って、そのままってことだよね。つまり、戦闘特化型になっているってことで、「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」が付いていたりしたら、それはもう、ねぇ……。

 だって、本当の私は、内気消極的人見知り、純情可憐で、退くわ媚びるわ省みるわって人のはずだもん。


 で、この能力付与機能、あるかもなーって思っていたけど、見えなかったからどうしようもなかった。でも今は見えるから、外したり付け替えたりできるかもしれない。問題は、「どうやって」ってのがまったくわからないんだけど。


 私、リカッソの部分は刃がないらしいから、まずは赤い帯の部分を握ってみた。ほら、「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」を色で表したら、緑ってこたないよね。やっぱり赤だと思うんだ。

 だから、その赤が外せるかどうかと思って握ってみたんだ。


 したら……。

 触覚上は、竹の物差しなんだけど、握ると光っている赤い帯が動くんだよ。緑の部分と同時に。これ、握り込んでずらすように動かすと、いろいろな色の光の帯がでてきて、合わせていろいろな能力付与がされるんじゃないかなあ?


「ちょっと待て、勇者!」

 いきなりスピーカーからでかい声出さないで欲しいわ、ケイディ。

 私、驚いて、びくってしちゃったじゃない。


「今の勇者の動き、こちらでも見えている。だが、その光の帯を動かすと、聖剣タップファーカイト自体がどう変わるか想像もつかない。とりあえずは、現状維持しておいた方が良いのではないか?

 でないと、旅にすら出でられなくなるおそれがある」

 あ、なるほど。

 そういう考え方もあるか……。こういうアイテムは、ときどきヤバいくらい微妙だもんね。

つまり、マテリア「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」ww

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