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高校入学2日目から、転生魔王がうざい  作者: 林海
第二章 冒険の始まり

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第24話 聖剣タップファーカイトの謎


「勇者、その聖剣タップファーカイトの長さは、物差しの長さに規定されるのか?

 いや、人工衛星に届いたのだからそれより長くなるのはわかっている。だが、もとの媒介物の長さの何倍とかという相関関係があるのかを知りたいのだ」

「ないよ」

 私、簡潔に答える。

 お願いだから、そんな小難しい言葉で質問しないで欲しいな。


「では、その物差しが1フィートしかなくても構わないのか?」

「うん」

 ざわざわ。

 ケイディの声の後ろで、英語での議論が始まった。なに言っているかわからないよ。ついでに、1フィートもよくわからない。


「聖剣タップファーカイト、最長ではどれくらい伸びるんだ?」

「やったことがないからわからない」

「まさか、地球も2つに斬れるのか?」

「わからないってば。まさかケイディ、やってみせろとは言わないでしょ?」

「うっ」

 ケイディったら、なに詰まっているのよ。


「月でも斬ってみる?」

「待て待て、ちょっと待て。実験対象はこちらで考えるから、今はそれはやめてくれ」

「焦んなくてもいいわよ。斬りゃしないわよ」

 私がそう言うと、スピーカーからケイディのため息が露骨に聞こえた。

 まったくもう、失礼なんだから。


「次は、これを斬れるか?」

 ケイディの声と同時に、今度はしずしずと床から巨大なグミが現れた。ここまで大っきいと、食欲わかないよね。食べ物に見えないもん。


「はーい」

 私はふたたび物差しを握ると、ごくごくゆっくりと巨大なグミに当てた。

 ゆっくりと竹の物差しを振り切ると、巨大なグミ、ぼよよんって音を立てて床に落ちてはずんだ。

 またまた、ケイディの声の後ろで、英語での議論が始まった。で、さっきから繰り返されてる、「にゅーとろん」とか、「ばりすてっくぜらちん」って、なに?


「次は、その物差しの大きさでいい。聖剣タップファーカイトを出したり引っ込めたりしてくれるか?」

「はーい。でも、ケイディたちに聖剣タップファーカイトは見えているの?」

 私の問いに、また議論が始まった。もー、めんどくさいな。せめてなにを言っているかわかればいいのに。


「じゃあ、出す、引っ込めるって声を出すから、あとはそっちで考えて」

「了解した」

 私、仕方ないから掛け声とともに聖剣タップファーカイトを操作した。だけどさ、なんて馬鹿らしいんだろ。

 本物の鉄砲構えて、「ばんばん」って口で叫びながら、ごっこ遊びしているみたいだ。


 10回ぐらい出したり引っ込めたりしたら、私、飽きてきた。

「もういいかな?」

「まだあるんだ。もう2つ、もう2つだけ斬ってくれ」

「わかったわよ。はやくして」

「すぐに出すから」

 その言葉に嘘はなく、今度はしずしずと床から巨大なコイルが現れた。

 なんか、ういんういん唸っているんですけど、大丈夫かな、これ?


「なにを斬らせるつもり?」

「強力な磁場で、聖剣タップファーカイトが曲がるかどうかを知りたい」

 あ、なんか中学の理科でそう言う実験したかも。


「そのコイルの上端を通り過ぎるように物差しを振ってくれ。竹は絶縁体で非磁性体だから、感電の心配はない」

「竹はともかく、聖剣タップファーカイトが電気を流したら、私はどうなるのよ?」

「今までの観測結果から、それはないはずだ。今までの電磁気関係の観測で、1度もセンサーが反応していない」

「信用できるんでしょうね?

 まっ黒焦げとか、イヤよ」

「大丈夫だ。信用しろ」

 ……だから、そのまったく検討しない返事が信用できないのよっ!!

鋼鉄を斬り、人体に相当するものを斬った。次はなにかな??

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