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高校入学2日目から、転生魔王がうざい  作者: 林海
第二章 冒険の始まり

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第3話 破滅の予兆


 うれしそうな顔したまっちょの白人に向かって、私は話し続ける。

「で、私たちが前世で隣接の魔界の魔王を倒しちゃったもんだから、隣接の魔界が弱体化しちゃって、深奥の魔界から攻め込まれている、と。で、勢いに任せて深奥の魔界は私たちの世界にまで攻め込んで来ようとしているらしいの。世界が違いすぎるから、私たちには深奥の魔界の魔物は見えもしない。だけど、着実に侵略は始まっていて、瘴気と魔の眷属が流れ込んでいて、それを認識できないままに私たちの世界は滅びに向かうらしいよ」

 ふう。

 一気に喋りすぎた。疲れた。


「なるほど。そうなると、その魔王とキミたちが共闘すれば、世界は救えるという話なのか?」

 すごいな、この人。私の話を理解したの?

 鼻で笑うと思っていたのに。

 まぁ、理解されたらされたで、なんか複雑な気持ちになるけどね。


「そういうことなんだけど、私たちは前世で魔王を殺しているでしょ?

 信頼の構築ができないのよ。共闘したとしても、深奥の魔界を封じた瞬間に私たちが魔王に殺されるのは嫌だし、魔王は魔王で私たちから再び殺されるかもって思っている。それで、どうしていいかわからなくなっちゃった。

 私たちの仲間の元賢者は、私と魔王がくっついて子供でも作れば信頼関係が生まれるっていうんだけど、私、まだ15歳よ。そんなの絶対にイヤ過ぎ。で、思いっきり嫌がっていたら、元戦士が自分を魔王への人身御供にするって言い出して、もうわけわかんない」

「なるほど。朝、話していたのはそういうことだったのか……」

「そ。

 そういうこと」

 もう、いまさら盗聴されていたことを責めてもしょうがないから、私はそのまま受け入れたわ。


「なるほど。で、その『深奥の魔界』と戦うとしたら、その隣接の魔界で戦えば、我々の世界は傷つかないのかな?」

「たぶん、ね。確証はないけど、たぶんそう」

 私の返事に、まっちょな白人は腕を組んだ。


「実はな、その『深奥の魔界』を裏付ける話があるんだ」

「なんですって?」

 そりゃ、驚いたわよ。

 私、自分がまともでないことを話している自覚があるし、「軍事」なんてものに関わっている人がその話に乗ってくるだなんて思いもしなかったし、さらには物証があるだなんてね。


「宇宙線がな、微量ではあるが増加しているんだよ」

 ん?

 なにそれ?

 私の疑問、そのまま顔に出ていたらしい。まっちょな白人は、至極簡単に説明してくれた。


「宇宙空間には、高エネルギーの放射線が飛び交っている。地表に届くそれはわずかだが、根本的に量が増えると被爆の危険性が増すことになる。宇宙に近づく航空産業従事者にとっては大問題だ。

 さらに増し続けたら、我々は焼き殺されることにもなりかねない。最終的には人類滅亡を超えて、宇宙の形すら変えかねない」

「ヤバいじゃん、それ」

 食い気味の私の返事に、まっちょな白人は頷いた。


「宇宙線の起源は突き止められていなかったのだが、今やそうも言っていられない。そして、具体的に多次元宇宙論でいう他の宇宙から攻撃されているという話があるのだとすれば、我々が話を聞きたいとなる理由もわかるだろう?」

 そう言われて、私、頷くことしかできなかった。

 うん、異世界って、多次元宇宙論でいう他の宇宙なんだな……。

互いに利用しあう関係です( ー`дー´)キリッ

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