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Struggle Struggle Struggle  作者: ジャンリンD
第1章 ブルーフォレスト
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月夜の晩

ガサゴソ カサカサ・・・・・


カイリは 何かが動き回る気配を感じ目を覚ました。


幸い 月明かりが部屋を照らし


薄目で 音のする方を探る事ができた。


(誰かいる…

誰…)


人影は 時折 カイリの方を気にしては 何かをしていた。




ダーン・・・・・


月明かりに照らしだしたのは 紛れもなくダーンだった。


《ダーン何してるの・・・》



カイリは身体を起こす。



ダーンは 作業の手を緩め



カイリの方を見た。



『すまん・・・起こしてしまったか?』



《そんな戦闘服(かっこう)してどこ行くの?》



ダーンは しばらく考えた後


こう切り出した。


『弟との約束を果たしに・・・・』



《約束・・・・?》


『そう・・・これが約束の証だ・・』



《これは・・・・・》


ダーンの手には ジムから預かったネックレスが握られていた。



『こんな世界だから・・・


俺達も いつ奴らの仲間になるか


分からない・・・・


そこで 俺達は もしこの三人の中の誰かが死んだ時


その時は 必ず残り者が始末する


そう約束した。


それは 誓いのネックレスを受け取った者のと 決めている


ジムは 俺を選んだ・・・・・・


当然


奴なりのジュリアにたいする配慮さ・・・

だから 俺が行かなければならない・』


ダーンはネックレスを握りしめる。



《ダメ・・・貴方一人をゾンビの群れがいる


危険な場所に行かせる訳にはいかない・・・》


ゾンビの群れと戦った カイリだからこそ出た言葉だった。


『大丈夫・・・奴等と戦う訳ではない


俺は 俺の仕事を終わらしたら


必ずここに戻ってきて 君に対し行った行為の裁きを受ける。



それまで これを君が持っていてくれ


これは 俺と君の誓いのネックレスだ。



必ず戻って来る


ダーンは金色のネックレスをカイリに手渡す。



それと これはジュリアに・・・・


ジムのシルバーのネックレスだ。』



ダーンは カイリの手にもう一つの銀のネックレスをゆっくりとのせた。



そして・・・・・


隠してもっていた


スプレーを カイリに向け噴射する。



《なにをするの・・・・・・》



『大丈夫だ 明日の朝までぐっすり眠れる


さっきも言ったが・・・・


必ず戻って来て


罪を償う。』



ダーンは カイリに誓うと



荷物を持ち 医務室を出て行った。


ダーンは 車両に乗り込むと 青壁のゲートに向かった。


当然門兵に止められるた。



「こんな夜中にどこ行く」


『防衛拠点まで 増援要員として』


ダーンはしれっと嘘をつく


「増援部隊ならもうとっくに向かっている」


『俺は 訳あって医務室にいて


今から向かう所だ。』


ダーンは平静をよそう。


「ちょっと待て 確認するから


名前と所属の隊を言え」


『こっちは 急いでいるんだ……


「だからこそ 身分証を見せてください」


『 くつ・・・・どうする・・・


このままゲートをぶち破って行くか・・


ダーンは決断を迫られる。



「どうした・・・・


名前と所属隊を・・・・・」



門兵は 何も言わない ダーンを訝しがる。


(どうする………門兵が怪しみ出した…


まずい…まずい…何も浮かばない………)



門兵は 無線に手を伸ばす。



万事休す・・・・・



『おい ・・・何をしている・・・』


ダーンは声を聞いて目を見開く


知ってる声だからだ。



「あっジュリアさん・・・


この男が 防衛地点に向かうと


言ってるのですが・・


隊と名前を言わないのです。」



ジュリアは 車両の男を見る。



『ダーン・・・君か』




「ジュリアさん 知り合いですか?」



『まぁ 知り合いと言うか・・・


私が医務室送りにした・・・


張本人だからさ



「そうでしたか・・・・・


『この男が 防衛拠点に向かうのは本当だ


ダーンが遅れたのは私の責任


だから 私が彼を送って行く』



「しかし・・・・・」


門兵は渋る。


『送って 戻ってくるそれだけだ。


そんなに 時間は掛からない』



「わ・・わかりました・・・・


すぐに戻ってきてください・・・


でなければ私が責任を問われます。」


《わかってるさ…》



門兵は渋々 ゲートを開く



『すまない・・・・』


「えっ・・・・・」


ドスッ!!


ジュリアは門兵の腹部を殴った。


グハッ・・・・


呻き声を最後に 門兵は椅子にもたれ掛かる



ジュリアはゲートのボタンを押すと



素早く車両に飛び乗り


ダーンは アクセルを強く踏み込むと


車は急発進で走り出した。



『おい なぜ門兵を殴った。』


ダーンは ジュリアに向かって言う。



『帰って来なければ直ぐにバレる。』



ゲートが閉まる前に車両は外に飛び出して行った。



『そんなことしたら お前まで・・・』



『私の事は良い・・・・だけど・・


関係ない門兵を巻き込む事はできない・・


手助けしたと思われるより


襲われた方が 罪は軽いだろ?』



『ジュリア そんなことより なぜついて来た。


これは 俺とジムの二人の・・・



『いいえ・・・三人の問題よ・・・』』



ジュリアは 言葉をかぶせた。



『過酷だぞ・・・』



『わかっているわ・・・


だから


私の手でかたをつける。』



『強い女だ・・・・』



『そうでもないかも・・・』


しばらく 車内に沈黙が走る。




『ダーン・・・・・・』


『なんだ・・・・・』



『その・・・顎は・・・


もう・・大丈夫・なのか・?』



『あんな蹴り 俺じゃなきゃ死んでたぞ・・



『ごめん・・・あの時はあーするしか・・』



ダーンは頭を振る。



『・・・でも お前が止めてくれなかったら


俺は カイリを死なせるところだった・・・


ジュリア・・・


謝るのは俺の方だ・・・・』



ダーンは頭を下げた。



『ダーン・・・』


『 また強くなったな・


ジュリア・』



ジュリアは頭を振る。



『もし・・・・俺が怪物になったとしても


俺を止められるのはお前だけだ・・ 』



『ダーン・・貴方


何を言ってるの・・・・』



『まぁ聞け ジュリア・・


あの強いジムでさえ・・・


こんな結末を迎えた。


それは 俺や君も例外ではない・・



だから その時が来たらを


君に頼んでるのだ。


いいなジュリア 頼まれてくれるな・・・』



ダーンはジュリアに同意を求めるが・・


ジュリアは 何も答えなかった。



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