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Struggle Struggle Struggle  作者: ジャンリンD
第3章 デストラクション
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敵地

「朱雀隊長…この有様では 生存者はおろか奴らの痕跡を掴むのも難しいかもしれません…」


『確かに…ダラの言う通りだ…

奴等が派手に 散らかしたからな…』


奴等とは 東京を廃墟に変えた者達をいい 朱雀とダラは 空爆の中を生き抜き生還を果たしていた。


「我々が生き残った事事態奇跡に近いのに生存者なんて………」



ヴィー〜ーーーーーーーーーーンッ...///



懐かしく聞き覚えのあるエンジン音が聞こえ来た。



朱雀は音のする方を見ると



器用に障害物をかわしながら


こちらに向かって来る



スクーターが見えた。



朱雀は その様子を伺っていると



スクーターは当たり前の様に 朱雀に近づいてきて


手頃な場所にスクーターを停車させると


当たり前の様に 瓦礫を乗り越え物色を始める。


どうやら スクーターの主は 自衛隊の産物を


物色しているようだった。


その証拠に 腰には拳銃


肩には小銃のアサルトライフルが掛けられていた。



フルフェイスのヘルメットを被った者は


周りを気にする事なく物色を続ける。



『なぁ・・・・君はここで何をしている・・』


朱雀は 原付の者に声を掛けるが



相手は 反応無し


そこで 朱雀は声を掛けながら相手の肩を叩くと


相手は余程 驚いたのであろう


びっくりして大きく飛び跳ねると


腰から地面に着地


腰を強打し悶絶し



しばらく行動不能となった・・・



「くっ・・誰だ・・・・・!!」



復活したバイカーは 腰から


拳銃を取り出そうとしたが


目の前の銃口の数を数え始め


分が悪いのか



両手を上げ降伏した。



朱雀は フルフェイスメットのシールドを上げ



『ここでなにをしている?』



尋ねた。



「生きるための物資を探していた。」


『君一人でか・・・・?』



「あぁそうだよ・・悪いか!


私は 東京が死の街とかして直ぐから


 ずっと一人で生きてきた」



『でも ゾンビがいたろう・・・』


「奴らは 鈍いから 何とかなった・・・


でも・・あの怪物は違う・・


生きてる者から 死んでる者まで狩った・・」



バイカーは 頭を振った。


「だけど・・・・


奴らは3日前から忽然と姿を消した。


だから ・・こうやって外に出て


物資を探している。」


バイカーは 両手を広げ首を傾げる。



まぁ腐っても東京さ・・・・


しばらく 物資には困らない・・・


何でもある・・・


それに 煩わしい人間関係もここにはない・・・


何処でも好きな場所で寝れる。



タワマンだろうが ヒルズだろうが・・


好きなところでね


それで 君達は?


見た感じ



自衛隊でも 警察でもない・・・


なのに武装している・・・


何で?



『私達は フロンティアと言う コロニーの者


まぁ 早い話し怪物退治に来たわけ』



「怪物って・・・あのアルパカみたいな奴?」



『そうだ アルパカ見たいな顔をした


大きな爪を持つ怪物だ。』


二人は笑った。



『私は 朱雀・・・』



「あたしは リナ


このコンクリート東京の女王よ 」



彼女は フルフェイスのメットを取り


道路の真ん中で クルクル回り出す。



『リナ・・良かったら私達と来ない?』


リナは驚いた表情を浮かべたが 頭を振り


「やめとく・・・・・」



リナは 断った。



「私は群れの中では生きられない・・・


今・・・・この時が・・・幸せ・・


誰に気兼ねせず


好きな様に生きて行ける・・・


そして・・・


好きな様に死にたい・・・」



リナは両手を広げたまま天を仰ぐ



「朱雀・・・・


貴女はこんなあたしにも声を掛けてくれた


少し嬉しかったよ・・・・


あたしはコンクリート東京の女王として


貴女に命ずる。


この自衛隊の物資は あたしの物だ。


それ以外 の乗り物とかは


自由に持って行くがいい


君達が持っていた方が役に立つ・・」



「まぁ女王様が扱えないだけだろう?」


ダラが言うと 他の団員が笑い出す。


ゴツッ!!


「いてっ!!」


『女王陛下 つつしんで頂戴仕る』


朱雀は 女王に頭を下げる。



『 それで 陛下・・


・我々が陛下の物資をお運び致します


何なりとお申し付けください。』



「ありがとう・・・・朱雀・・・」


『どう致しまして・・・』



リナは フルフェイスのメットを被り


シールドをおろした。


リナは こんな世界になってから


初めて・・・人の温もりを感じ


泣いていた・・





その後 リナは コンクリート東京で



二年生き続け・・・



そして………


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