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Struggle Struggle Struggle  作者: ジャンリンD
第3章 デストラクション
35/39

レッドライン

『もらったよ・・・・』



朱雀は身体をひねりながら 少女に向かって斬撃を放つ


刃は 確実に少女の首を捉えていた。


彼女の首に到達する瞬間



《きゃぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ》



少女は 悲鳴をあげ


頭を押さえながらしゃがみ込んだ。



『なにッ!!』


朱雀は すんでのところで攻撃を止める。



『どう言うつもりだい ラスボスさん・・・』


ラスボス少女は 身体を震わせ怯えている。





ドコォーーーーーン!!



先程 朱雀達が逃げて来た方角から


爆発音が聞こえて来た。





『どうやら 貴女の手癖の悪いペットも殺られたようね


貴女達の企みもこれでお終い』


少女は 朱雀の言葉も聞かずにただただ震えていた。




『往生際が悪いよ』


朱雀は 短刀を少女の頭上に向け振り上げる。





『そこまでだ!!


大人しく武器を捨て 両手をあげろ


さもないと撃つ!!』



声の主は宮原だった。



『怪物は倒したの・・?』


『プラスチック爆弾で ドカーンだ。


『なら あとはこのラスボスだけだ』


『ラスボス・・・?


そんなのがどこにいる?』


宮原は 辺りを探す。


『私や貴方じゃあないなら


この女に決まってるでしょう!!


この女を止めれば 世界は救われる・・』



朱雀は吐き捨て様に言う。



『この少女が・・・ラスボス?


ふっ・・・ この状況下でそれは通用しない


どう見ても君が悪人だ。


諦めて 武器を捨てろ!』


宮原の目は本気だった。


『なぜそうなる・・・宮原!!』


すると少女は すくっと立ち上がり


泣きながら宮原の方へ走り出した。



『おい・・ッ!!』


追い掛けようとする朱雀の足元に銃弾が撃ち込まれる。



『動くなと言ったはずだ。


次は 外さない


君を撃つ!!』


少女は 宮原の後ろに回り込みむと 顔だけを出し


舌を出して朱雀を挑発する。



『大丈夫かぃ・・・』



宮原は 手で 少女を庇いながら言う。



《えぇ・・・突然あの人が 襲い掛かって来て・・・》


少女は泣き真似をしながら 宮原に訴える。


『そう言う事だ。


君は重要参考人として 逮捕する


君はここで待っててくれ・・』



宮原は 朱雀を見たまま少女に言うと


銃口を 朱雀に向けたまま 彼女に近づいて行き


『君を撃ちたくない


大人しくその武器を地面に置いて


後ろにさがれ』



朱雀は あの時のように宮原を睨みつける。



一瞬だが 宮原は動揺するが


自分に言い聞かせるように職務を真っ当する。


朱雀は 仕方なく武器を地面に置くと


宮原に背を向け武器から離れる。


宮原は 銃口を向けたまま 武器の元に行くと


短刀を蹴り飛ばし朱雀から遠ざける。



彼女の元まで行くと手をうしろにまわし


手錠を取り出し 彼女の手に掛ける



ガチャっ!!



『この騒動に終止符を打つ千載一遇のチャンスを


お前は逃した。


宮原・・・・この意味がお前にわかるな・・・


五年もの間元凶を探したのに・・・・』



ガチャッ!!


『何とでも言え・・・


だが


君には聞きたいことが山ほどある・・』



『あたしには もう話すことはない・・・


お前が・・・チャンスを逃した』



朱雀は唇を噛み締め 口を閉ざした。



ジーーーーッ


「こちらスクタ・・


スクタから フェニックスどうぞ・・」



『無線・・・』


宮原は 朱雀の身体を調べ 無線機を取り出す。



『こいつは誰だ・・・』



『あんたには関係ない・・・』



『なら・・こいつに直接聞くまでだ』



宮原は無線機を見ながら言う。



「スクタからフェニックスへ応答せよ!!」



『こちらフェニックス・・どうぞ・・・』


しばらく合間があって




「君はいったい誰だ・・・・


この無線機の持ち主はどうした・・・?」



明らかに相手は動揺し 言葉選んで喋ってきた。




『私は SAT・・の宮原・・だ。


怪物と交戦中に負傷して戦えない・


隊も全滅した・・




いま・・・彼女はゾンビじゃあない…


異形の怪物と交戦中・だ・』



「異形の怪物・・・・どう言うことだ・・・


彼女は無事なのか・・・!?」


相手の反応はかなり焦っていた。



『今のところは・・・だが このままいけば


危ないだろうな・・・


それで 君は彼女の仲間か?』



「そうだ・・・・俺たちの大切な仲間だ・・・・」



《そうなんだ・・・仲間がいたんだね♪

ふーーーん♪》

少女は微笑を浮かべ宮原と朱雀を見る。



『くっ・・・貴様のせいで・・


仲間まで危険な目に・・・』



すると


少女の後ろに黒い影が立ちのぼる。



『うそだ・・・ろ・・・


あぶない・・はやくこっちに来るんだ・・・』



宮原は銃口を少女の後ろにいる物に向けながら


少女に向かって叫ぶ。


少女は後ろの変異に気がついていないのか


動こうとはしない。



『ちっ・・・』



宮原は 少女の元に向かって走る。



影の主は 大きな口を開け 手を振り上げ


今にも少女に振り下ろす仕草を取る。



『さぁこっちに来るんだ。』



宮原は少女に手を差し述べる




パーーーン!!



少女は宮原の手を弾いた。



『何をする・・・』



戸惑う宮原に少女は悪意の笑みを向ける。




《いいから 貴方が持っている物を


あたしに渡しなさい♪》


少女は手を差し出す。




『君は 何者だ・・・』



《さっきからあの女が言ってるじゃない


あたしがラスボスって♪


手間を取らせないで 》



少女は 真顔になり宮原から無線機を取り上げる。



《貴女達二人は 後で遊んで上げる》



その言葉を最後に 宮原は怪物の裏拳を


モロに顔面に喰らい その場に崩れ落ちた。



少女は 無線機でスクタと交信を始める。



『何をするの・・・』


朱雀が叫ぶ



《貴女は少し黙ってていただける?


でないと お連れ様が 大変な事になるよ♪》



怪物が倒れる宮原の頭を踏みつけていた。



《どうやって あたしの計画を知ったのか知らないけど・


知りすぎた奴等を生かしては置けない。》




「こちらスクタ・・・・SATの宮原さんいるか?


宮原さん・・応答を願います・・・」




《・・・・お姉ちゃんと 警察の人が・・


怪物に殺られた・・


・・・助けて・・


怪物に追われてる・・・》



少女は迫真の演技をする。




『貴様・・・なんのつもりだ・・・』


朱雀は少女を睨む。



《見た・・私の演技


アカデミー主演女優賞も夢じゃないでしょ?》


少女は 道の真ん中でクルクルまわりながら言う。




『踊っているところ悪いけど


そうね 貴女が狙えるのは


ゴールデンラズベリー賞かもね!』



《そう 頂けるならなんでもいただくわ♪》



少女は笑いを浮かべる。



『それは良かった 貴女にピッタリな不名誉な賞よ』



《ほんとだ あたしにピッタリじゃん♪


それで・・・・・》


朱雀は 後ろで手錠を掛けられた状態から


少女に向け二段蹴りを仕掛けて行くが少女は難なくかわす。



《あんた分かってる こっちには人質がいるのを・・》


朱雀の回し蹴りが 少女を強襲する。



『だから?


貴女を倒せば 被害は最小限ですむ・・・・』



《本気なの!?》


少女は朱雀の目を見て本気である事を悟る。




ジーーッ・・・




「それで・・・君は・・・今どこにいる・・・」



少女の手に持つ無線機から聞こえて来た。


少女はニヤリと微笑んだ。



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