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Struggle Struggle Struggle  作者: ジャンリンD
第3章 デストラクション
31/39

絶望

宮原は 怒りに任せ 銃弾を乱射する


だが



異形の生物は 体格とは裏腹に


ネコ科動物の様に機敏に銃弾を避けきる。



宮原はその怪物に反応し 銃口を向けるが 怪物は嘲笑い


それを上回る反応で悠々と弾をかわし続けた。



それどころか



その巨大な爪で 隙あらば


宮原を攻撃してくるほどだった。



なめやがって・・!?



宮原も 怪物の攻撃をあえて後ろに退かず


相手の手のリーチを利用し


前に踏み込み間合いをつめる。



『もらった・・・・』


宮原は怪物の股下に滑り込みながら


怪物の攻撃をかわすと


ライフルの銃口を怪物の顎に向け構えた。



『うぉぉおぉぉぉぉ・・・・・・』



カチッカチッ・・・・・・・・・



『クッ・・・・ウソだろ・・


弾切れか・・』



宮原は怪物を見ると


大きく広げられた口からは 長い舌が伸び縮みを繰り返していた。



口からは大量の液体が街灯に


照らされ


反射していた。




怪物は動き出した。



長くて大きな手を振り上げ



倒れた ままの宮原に向け振り下ろした



死んで・・・たまるかよーーーッ!!



宮原の身体は 覚醒したように勝手に反応し


怪物の攻撃にも対応していた。


風を切る音に向け


宮原は ライフル銃を 素早く横に向け


両手で掴むと



そのまま怪物に向け突き出す。




ガキッツ!!


巨大爪の攻撃を ライフルで防ぐが



力の差は歴然


圧倒的な怪物の力の前に 押し切られそうになる…



くそっ・・・・!!



力を振り絞り必死に押し返そうとする



だが



怪物は 獲物を弄ぶ猫の様に 宮原を軽く弾いた。



ぐあぁあぁぁ・・・・



ライフルはへし折られ


宮原は数メートル先まで飛ばされ


地面で転がり


停車してある 車のタイヤにぶつかり


止まった。


『ぐはっ・・・・』



怪物は 直ぐに宮原を追いかけ 必殺の間合いに入ると


身体を大きくひねりながら



宮原に向け飛びかかり

  

  怪物の影が宮原を覆う


だが 宮原には焦りはなかった。


車を背に立ち上がり


『あと少し・・・』


既に宮原の手には何かが握られていた。



『今だ・・』



手に持つ物を怪物の前に軽く放り投げ



その手にはピンが握られていた。



宮原は直ぐに向きをかえ



目を閉じ 腕で目元を覆う。




次の瞬間



スタングレネードが怪物の目の前で破裂



ギギギギ・・・・・・・・ッ



音と光が 怪物の視界と聴覚を麻痺させ


怪物は乗り捨ててある車に激突した。



グギギギィ・・・・・・・・!!



尚も苦しむ 怪物は大きな 手を交互に


デタラメに振り回しながらのたうち回る。



宮原は 素早く立ち上がると


隊長の遺品のライフルに向かって走り



彼のライフルを掴み取ると



今度は逃がさん・・・よ・!!




宮原は 怪物に銃口を向け引き金を引いた。



ズダダダダダダ・・・



逃げる事ができず 怪物は銃弾を身体中に浴びる



『くたばれ・・ッ!!』



ギギ・・ッ・・



怒りのままに



ありったけの弾を浴びせ続け


怪物は踊る様に身体を揺らし


身体から緑の液体を垂れ流す。



カチカチカチカチ・・・



全弾撃ち込み


怪物は断末魔をあげながら


背中から後方に倒れて行った。



そして 二度と動き出すことはなかった。



『勝ちました・・・・隊長・・』


宮原は 腕を押さえながら


輪切りにされた隊長達の元に行き報告をする。



そして・・・


改めて惨劇の大きさに呆然と立ち尽くした。


スチャッ


スチャッ・・・・・



ギギギギギギギギ・・・・・・・ッ





嘘だろう・・・・・



宮原は悲観さえも許されず


背中で 新たな敵の到来を感じた。



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