十一体目 刀
キィーーーーーーーーーーーーーーーッ!!
「のわーーーあああ・・・・ッ!!」
通路にいたもの達がよろけ田。
「何やってんだよ
貴様ーーーーー!!
死にてーーーーのか!!」
長尾が顔を真っ赤に変え 鬼の形相で山下の方に向かい
彼の頭に銃口を向ける。
山下は 震えながら・・指先を前に向け震えていた。
「あんだよ!!!!!
はッ!!
宇佐美・・・・・前方に大群だ・・」
宇佐美は齋藤を押しのけ前を見る。
「おい・・何をボーッとしてる逃げるんだよ!!
マジで死ぬぞ!!!」
長尾は山下の肩を強くゆらしながら言う。
ヒィーーーーッ!!
山下は ガタガタ震える手で ギアをチェンジして
アクセルを強く踏み込み
バスを急発進させる
不安定な状態で 蛇行しながら後ろに下がって行く
「おい貴様!!
何やってだよ!!」
「手が手が・・固まって動かない・・」
山下はパニックを起こしていた。
ドーン!!
バスは 山側の壁に跳ね返り 大きく揺れ
宇佐美達はバランスを崩す。
反動で崖の落下防止のガードレールに跳ね返り
再びバスの中は大きく揺れる。
『山下さん落ち着いてください・・・山下・・・』
ドーン!!
マネージャー齋藤の声も虚しく
また山側の壁に跳ね返り大きくバスが揺れる
グラッッ
ノアーーーッ
山下は ハンドルで頭を強打し そのまま前に倒れ込んだ。
悪い事に 山下が前のめりになった事で
アクセルは更に踏み込まれ
バスは更に加速した。
「おい・・・長尾・・・なんとかしろ・・・・」
宇佐美が叫ぶ
「くっ・・・・・このクソ野郎ーーーーが・・・」
長尾は 山下の身体を起こそうとするが
蛇行したバスではどうにもならなかった。
「クソッタレが・・・・・・・」
ブオオオウオオオオ・・・ンーーーー
ドーーーーーン!!
バスは 勢いよくガードレールを突き破り
崖下に落下して行った・・・・・・・
カタカタカタカタカタ・・・・・・・・
カイリの近くに転がっていた刀が揺れ動く・・・
周りの人達は 必死に何かに捕まっていた。
カイリは 床に転がる刀に手を伸ばし刀を掴む。
《えっ・・・・なに・・・ッ!!
外に出たいの・・・・
そう ・・・わかったわ・・・》
カイリは そう言うと 刀を鞘から抜いた。
次の瞬間
ドゥーーーーーーーーーーーーーーーム!!
光の輪が バスを包み込み
その後 光は弾け
バスは
光にのみ込まれ 消えた。




