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Struggle Struggle Struggle  作者: ジャンリンD
第2章 終末へのプロローグ
23/39

七体目 血路

「とりあえず 俺が運転する・・」


長尾はそう言うと武器を助手席に置き


運転席に座るとエンジンをかける。



「ちっ・・・


フゥーッ


おい・・・宇佐美・・・・


奴等のお出ましだ。」



長尾の声に 宇佐美も前を見る。



「見た感じそんなに数はいないな・・・・」



「はぐれかもしれない・・・」



《はぐれとは・・・・》



「大群から 漏れたはぐれた者達だ。



集団でいない分 倒しやすい。


とはいえ


まとまられたら厄介だ。


今から奴らを倒しに行きます。


どうか 私の援護をして貰えませんか?


宇佐美が言った。



《私達が・・


ですが・・我々には戦闘経験はありません


足でまといになるかも知れません・・》


慶次は丁重にお断りする。



「大丈夫ですから・・・


戦えとは言いません。


ただ気を引いて貰うだけでいいのです。



《つまり・・・私達に囮になれと・・・》



「奴らは あの通り動きは早くありません


万が一何かあっても


走ることさえ出来れば簡単に逃げ切れます。



それに この先 生きて行くなら


奴等との戦闘は避けられません・・


この人数だからこそ 経験するのです。


宇佐美はそう言って大き目のサバイバルナイフを


黒川と慶次に手渡した。



「これは・・・」


「万が一です。


奴等を倒すには 頭部を破壊する


この通り」


宇佐美は 誰もいない空間に


エアナイフで攻撃をして見せた。




作戦は次の通りだった。


バスをスムーズに走らせる為に 慶次と黒川が囮になり


バスから奴等を引き離し


宇佐美さんが素早く頭部を破壊していく戦法



宇佐美が 扉を静かに開け降りると


宇佐美は慶次達に手招きをする。



二人は 宇佐美の指示通り扉を出て



そのまま真っ直ぐに進み



大回りしてから大声で騒ぐ


すると


それに気がついた 奴等が向きを変え


慶次と黒川に向かって歩き出した。



スピード的には 宇佐美の言う通り


そこまで早くない・・



これなら かわしきれる・・・



そう考えていた・・



だが・・・



宇佐美からの援護はなかった・・・・



《宇佐美さんは何をしている・・》



慶次は宇佐美の方を見る


だが あろう事か彼は


バスに乗り込み扉を閉めるところだった。



《黒川さん・・・》


慶次は絶叫に近い叫びでバスを指差す。


「えっ…これは なんの冗談なの…」



そして・・・バスは無常にも動き出した



《おい 待てよ・・・・おい・・》


慶次は必死に叫ぶ


「くそっ・・・・」


慶次と黒川が走ってバスを追い掛けるも


バスは 遠ざかって行き


慶次と黒川は置き去りにされた。



残された二人の後ろから


奴らの生々しい声が聞こえて来た。



《くそっ・・・・


奴等 ・・・


我々を本当に囮にしやがった。




「確か連中は ブルーフォレストに向かうって・・・


言ってたわね・・・・・



黒川は 迫り来るゾンビを見ながら言う。



慶次は怒りに任せ


振り向き座間


ゾンビの側頭部に向け ナイフを突き立てる。



ドスッ!!



ゾンビは 電池の切れた玩具のように崩れ落ちた。



「流石は慶さんね・・・・


でも 今度は 私に任せて・・」



黒川は ゾンビに向かって突進


大きなサバイバルナイフを頭部に向け突き出すと



刃はゾンビの顔面を貫き



ゾンビの動きが止まると


黒川は重みが伝わる前にナイフを抜き


ゾンビがその場に崩れ落ちた。



「あぁぁああッ


あの迷彩柄の男達に


生き抜いて絶対に復讐よ・・・」



黒川は ナイフを使いこなし


覚醒した彼の無双が始まった。



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